携帯電話業界ブログ

── ケータイ業界関連の記事集.

ソフトバンク、アップルと契約締結 iPhoneを年内発売 

2008-06-07 |  ソフトバンク



 ソフトバンクモバイルは4日、米アップルの多機能携帯電話iPhoneを年内に日本で発売することで、アップルと契約を結んだと発表した。

 昨年6月に米国で発売されたiPhoneは電話やインターネット機能の他、同社のデジタル音楽プレーヤーiPod機能を搭載し、今年3月末までに北米と欧州で540万台を販売した超人気商品。

 iPhone販売を巡っては、NTTドコモもアップルと交渉に乗り出していた。今回、ソフトバンクが契約締結を発表してもなお「発売の可能性について前向きに検討していく」とコメント。

 イタリアでは、2つの携帯電話会社から発売が決まっているだけに、日本でもソフトバンクとドコモの両社から販売される可能性は残る。


●3G向け新型発表か

 アップルは今月9日に米国で技術者向け会議を開く予定で、関係者の間では、データ通信の速い第3世代携帯規格(3G)向けの新型iPhoneが発表されるとの見方が有力。

 今回のソフトバンクの発表は、アップルの動きに歩調を合わせたものといえそう。

 世界の携帯市場でiPhone旋風は勢いを増し、カナダ、欧州、アジア、南米の通信事業者が相次いで導入を発表。アップルは年内に累計1000万台を販売する目標。

 日本市場でも数年内に数百万台が売れれば、1億台市場のシェアを数%変動させる可能性がある。


●通信料一部 アップルに

 ただ、アップルはiPhoneを販売する携帯電話会社に、通信料金から一定の割合をアップルに支払うよう求めてきた。ソフトバンクがこの要求を受け入れたならば、iPhoneが売れても収益を十分に伸ばせない恐れがある。

 一方、iPhone獲得を早々に断念したKDDIは、独自の音楽携帯プレーヤー機能に注力。

 アップルと同様に、パソコンと携帯端末を結びつけるソフトウエアも投入し、携帯の音楽・映像機能をめぐる覇権争いに先手を打っている。

 またドコモは、タッチパネル式大画面を備え、対抗モデルといわれるPRADA携帯を今月発売。

 同様のタッチパネル式の操作性を誇る台湾製スマートフォンも導入予定で、iPhoneの独走を阻止するために、技術面での対抗策も懸命に講じている。





【記事引用】 「フジサンケイ ビジネスアイ/2008年6月5日(木)/1面


最新の画像もっと見る