圭子の音楽室

圭子の音楽レッスン日記&出来事

和声の色を感じること

2009-07-08 13:13:12 | 圭子の音楽室
ピアノは自分で旋律にいろんな伴奏をつければどんな簡単な曲でも和声の流れを聴きとりやすいけれど・・

ヴァイオリンは旋律楽器なので無伴奏なんかは別として習い始めてまだ期間が短い子供なんかだと全体の和声の流れを感じながら弾くのはなかなか難しいと思う

音程の取りにくい部分が出てきた時は一音一音取るのではなく最初に和声進行がどう動いてるかを四声にして二分音符かなんかでピアノで弾いてみるとよくわかる

和声学の授業で密集位置とか開離位置とかやったな~

音高受験の時に楽典を教えて頂いた師匠が作曲専攻の先生だったので、すごく楽しく和声学の世界へ案内して下さりパズルを解くようなそんな感覚で入ることが出来今でも大好きで楽しいです

和声の色がわかった後に旋律を弾かせると音程には勿論気をつけるしとても音楽的に弾こうとします

旋律だけしか意識出来ないんじゃつまらないので特に旋律楽器を学ぶ子は小さい頃から和声の流れ全体を聴き感じることの出来る耳を育てないとって強く思います

そのためには私が先取りしてテーマ曲を見ておかないといきなりだとフツーのよく出てくる和音は問題ないけど・・中間部辺りでここ・・何の和音だよってすぐに出てこないような複雑なヤツも登場するので

とんかつの横はキャベツに決まりだろってとこにブロッコリーが添えられてるようなフツーにはあまりないようなことも起きるのです

油断は出来ないのです