馬のしっぽ

最初に馬のしっぽの毛で楽器を弾いてみようと思った人ってすごい

弓の毛替えに行った時・・・仕入れたばかりの馬のしっぽの束を見せてもらった

結構な長さですモンゴル産の物でした

アルゼンチンも馬肉を食べるらしくアルゼンチン産のしっぽもいいらしい

日本の中部地方のもいいらしく結構高いと

考えてみれば動物の中で馬のようなしっぽを持つ者っていない

走れば風にフワフワとなびくし美しい

ライオンのしっぽなんて使えてもパソコンのキーボードの掃除用刷毛位にしかならないだろう

ほとんど天国へ旅立つ馬さんのしっぽみたいだけど・・・切っても又生えてくるらしい

でも切られたらいい迷惑だよね馬ってしっぽを振ることで虫なんかをよけてるみたいだから

馬さんいなくなっちゃったらヴァイオリン弾けなくなるし馬さんに感謝です

でも・・そこいらの動物公園にいるどの馬さんのしっぽでも使えるというわけではないので弓の毛に使われるしっぽの持ち主はエリートってわけなのです

２８日の日記

今日はお教室も休みだし午後も時間を気にする必要がないと思うと落ち着いていろいろやりたくなります

ポカポカ暑い位のお天気の中・・弓を１時に受け取りに出かけ早速・・弾いてみていい感じ

お昼をさっさと食べてこないだ買ったグリーグやプロコフィエフ・ショスタコ―ヴィッチのピアノ作品集を弾いて遊んでると４時間授業で娘が帰宅

「何か・・・不思議な曲だね～それ」・・・と

教室の生徒の中でもよく弾くようになってきた子には、いろんなタイプの作品を経験させたいので、いろいろ弾いてみてどれがいいかな～と課題を選んでます

カバレフスキーやドビュッシーも子供のための作品がたくさんあります

結構・・私自身が楽しんでるかも

今日はホントにのんびりといつもは洗濯物取り込むの夜になるけど今日は夕方に取り込んで片づけ終わり充実

我が子達が赤ちゃんの時は家の事しかしていなかったのでゆっくりとした時間が流れてたのを思い出した

今はやることも多くて忙しないけど・・・自分のための事は以前より出来てて充実です

赤ちゃん時代の時に楽器弾くのに夢中になってると・・・気づけばキッチンの下の扉を開けて鍋や調味料とか全部出してて

最悪な時は干しシイタケばらまかれてたりして匂いがしばらく取れなかったこともあったりで

楽器弾いて幸せな気分になればその後疲れる作業が待ってるみたいな生活だったのです

週末はリハと本番だけど明日も午前中だけ２人レッスンでその後は予定ないし

月末のしばしの休息です

来月になればオケ仕事の譜面が続々と届くけど・・・もうしばらく来ないでって思ったりもするのです

頑張る手

左手に大けがをして１年半が過ぎたＭ君

神経も血管も上手く繋がり親指を失くさずにすんでホントに運のいい子です

冬場に術後の傷がチクチクするとは言っていたけど、もう普通にしてます

が・・・こないだ何気なく「先生～俺・・ここんとこつねっても全然痛くないんだよ」・・・と

試しに私も同じとこつねってみたけど親指と人差し指の間の水かきのとこって爪を立てたら痛いけど平たくつねる分にはあんまり痛くない

先生もそんなに痛くないからそこってケガしたからとか関係なく痛みには鈍感なとこなのかもよ・・と話した

それより４指（薬指）がイマイチ動き鈍いからちょっと感覚テストやってみるよ・・・と目を閉じ指先にペンシルの先のようなわずかに触れるもので一瞬タッチしどの指だったかを当てるもの

触れる面積が広ければ１００％当たるけど・・・わずかにしか触れないと「ん～」・・・と考えるのが薬指

子供達の様子を見ていると一番伝達が鈍くて独立して動きにくいように思います

でも・・鍛えるとヴァイオリンでは黄金の３指と言われるように柔らかくて艶やかな音色を作れる指なのです

人の手を観察してると面白いな～とつくづく思います親指は一つだけ特別なつき方をしてるし真ん中３本は大体同じ長さをしてる小指は全体を補佐するようなとこについてる

いろんなことが出来る手・・・人を幸せにも不幸にもする２つの手でたくさんの幸せを作りだしたいと思う今日この頃なのです

不思議な夢

チェンバロの師匠のとこへレッスンへ行く前日に不思議な夢を見て

「ピュアな完全五度と１秒間に１回うなりの入る完全五度では響きにどれ位の違いがあるのか実践せよ」・・・というお告げ

師匠のとこに着くとすぐにその話をし・・・友人に協力してもらいながら早速やってみた

ここでの調弦はチェンバロから１本ずつ取って合わせるのでいつもやってるピュアな完全五度の調弦ではなくうなりの入る完全五度なのですなので開放弦同士を弾いてもピュアな完全五度ではないので友人にＧ線の開放を出してもらいＧ線でＤの音を作ることに

開放弦で音を固定する側も弓圧で微妙にピッチも変わってしまうから極力均等に出してくれるよう注意して

そこへ私がＧ線で作ったＤをのせてみる微調整することでピュアな完全五度と１回うなりの入る完全五度の差を聴き取りながら・・・でも、自分の耳だけではとてもじゃないけど自信が持てず師匠と目で合図しながら実践・・・

ん～なるほどみたいな感じで夢のお告げが実践出来ちょっとスッキリ

完全五度について気にしたので転回させて出来る完全四度についても考えたどちらも物理的には協和音だけどずっしりとした安定感のある完全五度に比べ完全四度は心理的に不安定な感じがするこの２つは安定と不安定と言う対比の関係にあるということそんな中・・・チェンバロの調律のようにピュアな三度を作るために五度をピュアに出来ない調律もある

チェンバロはすでに音が準備されてるから奏でるたびに微調整は出来ないけどヴァイオリンはそれが可能なゆえ混乱もする

それぞれの音同士を完全にピュアにすることだってヴァイオリンは出来るけど・・・それは全体的な調性を考えた時におかしなことになる

以前・・・ヴァイオリンの師匠が物理的に正解な音が必ずしも旋律を美しく奏でる音にはならないと話されてたことを思い出した

ならば・・・物理的には不協和でも音楽的に必ずしも不協和ではないかも知れないってことに

ピュアな音ばかりじゃ音楽は成立しない

世の中イケてる奴ばかりしかいなかったらつまんないけど・・イケてないけど味のあるヤツがいてその両者が混ざり合うことで全体が豊かに素晴らしくなるってことと繋がるのかも

そう考えると音も人もすべて・・・個々のそれぞれの持ち味が全体を楽しく豊かに素晴らしくするための貴重な一部となるのです

ん～音楽は人生を学ばせてくれます

たんぽぽの綿毛

黄色い花と丸くフワフワの綿毛になったタンポポがあちこちに咲いてる

強風の日が多い中・・・すっかり飛んじゃって芯だけになった物が多いのに１本だけかたくなに綿毛を飛ばすまいと頑張ってるタンポポがあった

人間でさえも「皆そうしてるんだからいいんじゃねっ」的ノリの若者も多い中

このタンポポはまだ俺は飛ぶ時じゃないと思ってるのか周囲がどうであれ自分を貫いてる

凛々しい

飛ぶその時が来たら思い切り風に乗り遠くまで飛んで行くんだろうな

自然と直に向き合ってる者達のすごさを思い知るのでした

２７日の日記

今日は午前中のうちに弓の毛替えに行ったお気に入りだし仕事でいつも使ってるので出すタイミングが難しく今週末の本番でも使いたいので明日の午後には仕上げてもらうことに

娘のは毛替え＆調整を兼ね購入したお店へが持って行ってくれた

今日は午後から我が子達の三者面談が入っていたので空いた時間でコピー物を片づけスッキリ

息子は高校進学の事・娘は入学したてなので学校生活での様子

子供の事って自分の事より大変です

娘の担任は女性で国語の先生・・・源氏物語って感じで納得

息子の担任は男性で理科の先生・・・こちらもいかにもって感じで個人的には苦手なタイプ

教育は規律と枠組みの中で成功するもので、大人しくあまり自己主張しない子や弱いタイプの子が安心出来るクラス作りが第一目標だと宣言していた

やんちゃ坊主達にとっては天敵タイプ

物のいい方・笑い方まで四角い羊羹を寸法通りさらに四角に切ったようなタイプ

あ～苦手だよこういう人

明らかに私より年下なのに先生ということだからか上から目線

まだ青い

でもな～最終学年だしいいとこもあるんだろうからこのモードにしばし乗らないとって思うのでした

何か疲れたな～今日は

明日は教室休みだし羽伸ばそっ

消えたＴちゃん

レッスン時間過ぎても来ないＴちゃんママからメールが

公園へお迎え行ったら見当たらなくて見つけ次第連れて行きます・・・と

しばらくすると「せんせ～遅れてごめんなさい」・・・とやってきた

「ママからメールもらったよＴちゃん・・公園で消えたんだって」・・・と

「お友達が途中で帰っちゃったから違う公園に他のお友達探しに行ってたの」・・・と

「そっか・・・ケガや事故じゃなくてよかったよかった」

しばらくしてママがカリカリした様子で登場

Ｔちゃんはすかさず「お母さんはあっち行って」・・・と追い出した

公園へ遊びに行って習い事の時間もあるのに消えるのは２年生位まで続くかな～

悪気はなくただただ・・・遊ぶことに夢中になってるだけなのです

レッスンはとても真面目で素直です機転もきくしとても賢い子なのです

男の子だし外遊びに夢中で一瞬消えてママをハラハラドキドキイライラさせる位がちょうどいいのかも

消費期限

もうすぐ９歳になるＹちゃん

使用してるテキストの表紙に（５歳～８歳）と書いてあるのを見て

「先生～どうしよ～もうすぐ消費期限が切れる～」・・・と

「大丈夫期限過ぎてもお腹こわさないししっかり出来るようにして先へ進むことの方が大事だよ」・・・と

「よかった～」

結構・・・気にしてるんだと

おさらい会で弾く曲はよく練習してるけどそれ以外は徹低してやりません

レッスンで進めてる感じです

お姉ちゃんの方は正反対でおさらい会で弾くものと日々練習で進めていくものは別に考えていて課題が増えることを逆に楽しんでいる様子

白魚のような細く長い指でかなり弾けるようになりました

妹のＹちゃんも少しは真似してくれるといいんだけど・・・

でも２人共・・・「今日はアタシが先にやる」・・・と先を争い走りこんできて可愛いんです

２５・２６日の日記

２日連続でヴァイオリンとチェンバロの師匠のレッスンでした

ヴァイオリンの師匠のレッスンでは娘の今後の練習方法について作戦を

母として家庭での師匠としての責任を5寸釘位打ち込まれた気がします

最近は簡単には褒めてもらえずもっと練習量増やしなさいと言われる娘

環境も揃い能力もあるならば後は練習の方法論のみ・・・と師匠

師匠と私・・・音楽における父と母となって、様子見しながら相談しつつ進めていきましょう・・・と言われた重い言葉がずっと頭から離れず中学生になっていろんなことがやってみたい娘・・・余計なものは出来るだけそぎ落とし音楽に集中させましょうという師匠の思いは少々気になりながらも、練習を嫌がる様子もなく私に対しても素直な娘をバランスよく育てていきたいと思う母心

ただ練習時間を長くしろと言っても「え～」・・・と思うだけだと思うので

どういう練習をすれば４～５時間があっという間に過ぎてしまうかを教えた方がいいと思い音階・エチュード・曲・・・の練習の進め方を話した譜面に書いてある事そのまんまを何度もやっても芸がないしさほど能率も上がらずくたびれるだけだからね・・・と言うと「わかった」・・・と

私も無伴奏フーガを取合えず前半部分をみて頂きボウイングや音程などについてアドバイス

そして今日は朝からヴァイオリンの友人と２人・・チェンバロの師匠のとこへ

音律や調性についてイタリアのマルチェロを取り上げ勉強してる

繊細な音程感の持つキャラクターの音の世界

終わりの来ない日々の積み重ねを続けていると・・・譜面の中に新しい世界が見える気がする

友人とダッシュでお昼を食べお互い教室仕事へ

１週間ぶりの生徒が姉妹で元気にやってきて元気もらいました

ご案内

是非、5月1日のチャリティコンサートに足をお運び下さいませ

星薬科大学創立百周年記念イベントとして、このコンサートは一昨年の計画当初から品川区の障がいのある方々を招待するチャリティーコンサートとして準備して参りました。大学創設者の故星一先生は、小林先生と同じいわき市の出身であり、百周年の記念には是非とも小林先生でコンサートをと大学からの希望がありました。

しかし、大震災が起きてコンサートの開催が困難な情勢になりましたが、被災地に義援金を送ることとしたい、星先生の「親切第一」のお気持ちを考えると今だからこそ、このコンサートをやりたいと考えました。

コンサートの収益金は全額、被災地に義援金として送らさせて戴きます。


演目には、小林先生弾き振りのモーツァルト：ピアノ協奏曲第23番を追加いたします。


盛りだくさんの演目を用意して皆さまをお待ちしております


2011年5月1日(日)　13時開場・14時開演
品川区五反田「ゆうぽうと」(大ホール)　
ヴェルディ：歌劇「アイーダ」より凱旋の行進曲
イギリス民謡：ダニーボーイ
小林研一郎：パッサカリアより「夏祭り」
シベリウス：交響詩「フィンランディア」
チャイコフスキー：荘厳序曲「1812年」
モーツァルト：ピアノ協奏曲第23番第2楽章(小林先生の弾き振り)
[指揮]小林研一郎
[演奏]コバケンとその仲間たちオーケストラ
※曲の一部では、品川区立荏原第一中学校と品川区立小中一貫校荏原平塚学園の
生徒の皆さんが参加いたします。
※やむを得ぬ事情により内容に変更を生じる場合がございます。

全席自由
一般・・・4,000円　学生（小・中・・大学生）・・・2,000円
※未就学児の入場はご遠慮ください。