世界の中で最も家系図を大事にする民族は、イスラエルと韓国です。新約聖書を読んでみると、最初にアダムからイエスキリストまでの系図が書かれていますし、韓国では族譜(チョッポ・・・家系図のこと)を何よりも大事にし、「族譜は命の次に大切なもの」と聞きます。
韓国では長男が本家として先祖祭祀をしますが、何代か前で、祭祀をする子孫がいない場合は、次男や三男がその先祖を祭る(侍祭・・・シジェ)わけです。つまり、全ての先祖を祭り、無縁仏が全くいない国なのです。族譜を最重要視してきたからと言えます。
これは日本人が最も学ぶべき生活文化といえるのではないかと思います。系譜があることにより血統のつながりがわかり、心のつながりが深まります。お互いに深く思いやる関係が大きくなるのです。これは人生にとって最も重要なことです。喜び、感動、辛さ、悲しみを共有しあうことで、喜びはさらに大きくなり、悲しみ、辛さは小さくなります。与え合い、思いやることがどんなに喜ばしいことでしょうか。今日の日本が最も失っていることです。
先祖を知らないことは、日本人、あるいは一族としてのアイデンティティー(独自性、主体性)の無さとなって現れるようです。つまり、先祖への愛着がないということは、国を愛する心が薄いということに連なります。だから、他国の文化をたやすく取り入れるのです。戦後急速に日本は核家族化が進みましたが、これは、先祖、親族との関係を持ちたくないという現われの一つだともいえます。
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韓国では長男が本家として先祖祭祀をしますが、何代か前で、祭祀をする子孫がいない場合は、次男や三男がその先祖を祭る(侍祭・・・シジェ)わけです。つまり、全ての先祖を祭り、無縁仏が全くいない国なのです。族譜を最重要視してきたからと言えます。
これは日本人が最も学ぶべき生活文化といえるのではないかと思います。系譜があることにより血統のつながりがわかり、心のつながりが深まります。お互いに深く思いやる関係が大きくなるのです。これは人生にとって最も重要なことです。喜び、感動、辛さ、悲しみを共有しあうことで、喜びはさらに大きくなり、悲しみ、辛さは小さくなります。与え合い、思いやることがどんなに喜ばしいことでしょうか。今日の日本が最も失っていることです。
先祖を知らないことは、日本人、あるいは一族としてのアイデンティティー(独自性、主体性)の無さとなって現れるようです。つまり、先祖への愛着がないということは、国を愛する心が薄いということに連なります。だから、他国の文化をたやすく取り入れるのです。戦後急速に日本は核家族化が進みましたが、これは、先祖、親族との関係を持ちたくないという現われの一つだともいえます。
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