家系譜新聞8月号 特集:依存からの脱出
先日、テレビを視聴しているとき依存の恐さを感じました。過食による肥満で悩むアメリカ女性の話です。両親が薬物中毒でまともに愛情を受けられなかった反動ですね。
依存症には様々あり、アルコール、タバコ等はよく聞きますが、その他、インターネット、万引き、ゲーム、ギャンブル、セックス、オナニー等きりもなくありますが、健康を害するものや犯罪に繋がる行為は問題です。
恥ずかしい話し、親戚にもギャンブル依存が高じて離婚、一家離散になってしまった人がいたと聞きました。昔は優秀な人だったそうですが、何が原因で人生を台無しにしてしまったのかと考えてしまいます。
本来は愛で満たされる
家系学の観点から言いますと、家系繁栄のポイントは夫婦関係と親子関係です。夫婦は横の関係、親子は縦の関係で、横と縦の線でつながっているのが家系図です。
それが崩れると、離婚や一家離散ということになってしまいますが、そこまでいきたくないのでストレス解消法を求めますが、良くない選択の形が依存症だと思います。
愛の関係があれば・・・
愛の特徴とは何でしょうか?
1.共有:愛が有る関係は、時間を共有したい、財産を共有したい、空間を共有したい。愛を失うとこれらを共有したくなくなります。
2.不平不満がなくなる:愛があると、どんな環境でも最高と思える。全てが満たされる。何も持たなくとも全てを持っている。
3.喜びと感謝に満ちる等々。
愛は麻薬みたいなものです。全ての悪なる感覚が麻痺します。本来は麻薬など使わなくても人は愛に酔う様になります。
しかし現実では、お互いがそうとうな努力をしなければそのような愛の関係を保つことが困難です。
全ての原因は自己中心
相手の気持ちを考えない言動、自分さえ良ければ満足、自分に甘く他人にきびしい、自分のために他人を犠牲にする、自分の主張だけを語り他人の話を聞かない・・・きりが有りません。「いるいる。そういう人」と思った人が多いと思います。
習慣性を変える
こういうことは、自分ひとりの代で起きたことではなく、家系的に連鎖しているケースがほとんどです。それだけに気付かない人が多いのです。
先祖の満たされていない想いが、子孫に投影されることがあるので、家系図を作成して先祖の流れを良く理解することや供養することも大事です。その上で、先祖からの流れでこびり付いている悪しき習慣性を変えていく必要があります。(写真はイメージ)
100日間実践してみる
100日間、家事を手伝う、掃除を手伝う、会話の時間を持つ等、自己満足的実践ではなく、配偶者や家族が喜び、関係改善に繋がる行為のほうが効果的と思います。
ほぼ全身の細胞が入れ替わるのに100日くらいかかるそうです。100日でリフレッシュ、生まれ変わる感覚ですね。
依存を克服する
わかっちゃいるけどやめられない。続けていると害になることがわかっていても、行ってしまう依存症は程度の差があり、重症の場合は医療機関に相談しなければなりませんが、軽度の場合は早めに克服しましょう。
自分の経験から、いきなり悪しき依存症的習慣性を変えるのは容易ではないと感じます。悪しき習慣性打破にチャレンジしてもなかなか100日も続けられません。
悪しき習慣性をなくそうと思うよりも、良い習慣性を徐々に増やしていく中で、少しづつ心に変化し、いつしか悪い習慣性を続けなくなっていくものです。割合の問題でしょうか。
自分が乗り越えることは、先祖も一緒に乗り越えること、習慣性を変えることで家系の流れも変えていきましょう!
「家系譜が強める家族の絆」
日本家系調査会