「運命改善」というのは、思い切った表現ですが、決して大袈裟な話ではないのです。今月はこれをテーマにまとめてみました。
運命とは?
運命は英語ではfate(神などの力による)運命、或いはdestiny(宿命・避けられない運命)などがありますが、karma(カルマ)仏教では業(ごう)とか因縁ととらえられています。
西洋では神によって定められていると解釈するのが多いですが、仏教文化圏では先祖の業が子孫に報いといいますか、因果応報的な意味合いが強いと考えます。持って生まれた運勢は家系の先祖に左右されるという意味です。
「ファミリー・シークレット」の解釈
アメリカのベストセラー、心理学者ジョン・ブラッドショウが書いた「ファミリー・シークレット」 では「運命は家系の先祖に原因がある。」と記されています。
ジョン・ブラッドショウ
つまり、ヒトは個体であると同時に家系的に繋がった存在で、良かれ悪しかれ先祖からの流れの影響を受けるというのです。たしかに遺伝子は繋がっていますので、性格や体質、かかりやすい病気など遺伝的影響は避けられません。
ところが、そういう体質的な事だけではなく、夫婦関係、親子関係、兄弟関係、結婚の形、外での人間関係等など先祖からの影響は大きいと云います。
家系に多い疾病は、その家系の中での夫婦や親子関係、兄弟関係から来るストレスからの影響を受けます。従って家系の流れを看ることで、家庭内でのストレスも想像が付きます。そうした理由から家系の繰り返し、家系連鎖するわけです。
また「悪いことを隠すと、悪いことが繰り返す。」と言っています。先祖の中に悪いことをした人が居たことや、複雑な結婚や家族関係があると、誇れることではないので、どうしても隠したがります。しかしそれを隠すと皮肉なことに、課題が残り清算されずに何度も何度も子孫へ投影され続けるというのです。
隠すという行為は、自分や先祖からの課題を乗り越えてない状態であり、無かったことにしたいという気持ちの表れです。隠さずに、過去の過ちに対して向き合っていれば、自分の代で変えられる可能性が増します。自分の代で過去に対する清算をすれば、子孫にそのまま残すのではなく、軽減して行くでしょう。
先祖の多くの情報が入る横系図
著者は「先祖の暗い部分を掘り起こすことで運命は改善する。」特に「自分と同じような運命をたどった先祖の人を掘り起こすことで運命を改善することができる。」と提示しています。つまり先祖の良いことも悪いことも掘り起こし、ありのままを受け入れることで運命の改善ができると言っています。
それは、確りと家系調査を行い、事実を受け入れ、先祖に対する感謝と愛情心を持つようになれば、潜在意識に何らかの良い変化が生じ、運命の縄目から解放されることではないかと思います。
家系を一本の木に例えます
幹が祖父母で枝が父母、木の葉は子で眼に見えない先祖は根っこにあたります
continue
日本の伝統文化を護ろう。日本の力である血縁、地縁を大切にしよう。
ご案内
※当会は家系調査を37年行っています。
※家系調査には、戸籍調査、現地調査、ルーツ調査の三段階の調査があります。
※調査の見積もりを無料で行っています。
運命とは?
運命は英語ではfate(神などの力による)運命、或いはdestiny(宿命・避けられない運命)などがありますが、karma(カルマ)仏教では業(ごう)とか因縁ととらえられています。
西洋では神によって定められていると解釈するのが多いですが、仏教文化圏では先祖の業が子孫に報いといいますか、因果応報的な意味合いが強いと考えます。持って生まれた運勢は家系の先祖に左右されるという意味です。
「ファミリー・シークレット」の解釈
アメリカのベストセラー、心理学者ジョン・ブラッドショウが書いた「ファミリー・シークレット」 では「運命は家系の先祖に原因がある。」と記されています。
ジョン・ブラッドショウ
つまり、ヒトは個体であると同時に家系的に繋がった存在で、良かれ悪しかれ先祖からの流れの影響を受けるというのです。たしかに遺伝子は繋がっていますので、性格や体質、かかりやすい病気など遺伝的影響は避けられません。
ところが、そういう体質的な事だけではなく、夫婦関係、親子関係、兄弟関係、結婚の形、外での人間関係等など先祖からの影響は大きいと云います。
家系に多い疾病は、その家系の中での夫婦や親子関係、兄弟関係から来るストレスからの影響を受けます。従って家系の流れを看ることで、家庭内でのストレスも想像が付きます。そうした理由から家系の繰り返し、家系連鎖するわけです。
また「悪いことを隠すと、悪いことが繰り返す。」と言っています。先祖の中に悪いことをした人が居たことや、複雑な結婚や家族関係があると、誇れることではないので、どうしても隠したがります。しかしそれを隠すと皮肉なことに、課題が残り清算されずに何度も何度も子孫へ投影され続けるというのです。
隠すという行為は、自分や先祖からの課題を乗り越えてない状態であり、無かったことにしたいという気持ちの表れです。隠さずに、過去の過ちに対して向き合っていれば、自分の代で変えられる可能性が増します。自分の代で過去に対する清算をすれば、子孫にそのまま残すのではなく、軽減して行くでしょう。
先祖の多くの情報が入る横系図
著者は「先祖の暗い部分を掘り起こすことで運命は改善する。」特に「自分と同じような運命をたどった先祖の人を掘り起こすことで運命を改善することができる。」と提示しています。つまり先祖の良いことも悪いことも掘り起こし、ありのままを受け入れることで運命の改善ができると言っています。
それは、確りと家系調査を行い、事実を受け入れ、先祖に対する感謝と愛情心を持つようになれば、潜在意識に何らかの良い変化が生じ、運命の縄目から解放されることではないかと思います。
家系を一本の木に例えます
幹が祖父母で枝が父母、木の葉は子で眼に見えない先祖は根っこにあたります
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日本の伝統文化を護ろう。日本の力である血縁、地縁を大切にしよう。
ご案内
※当会は家系調査を37年行っています。
※家系調査には、戸籍調査、現地調査、ルーツ調査の三段階の調査があります。
※調査の見積もりを無料で行っています。