不景気の時代なので生活苦から自殺が増えているようです。絶対安心という企業などありませんから他人事ではありません。お金の問題は収支計算で明らかになってしまう現実の話ですから事態は深刻です。
「上流に向かう」感情は?
「お先真っ暗だ。」
「死にたい気分だ。」
「自分は、なんて運が無いのだろう。」
「どうしよう。自分はこのままいったらきっと病気になる。うつ病になるかもしれない。自分は耐えられるだろうか。一年後、二年後、自分はどうなるのだろう。」
「どうやって家族を養っていくんだ。」
「おいっ!どうするんだよ!」と自分を責める。
力が出ない。なにも考えられない。
機嫌が悪いから夫婦喧嘩ばかりしている。
深い絶望感に陥るようになると、その気持ちは長期化し立ち上がる力もなくなります。アルコール等に依存して生きるようになると、ますます身も心もボロボロになっていきます。生活が乱れやる気も失せると心配だけが増幅され、やがてそれが恐怖感に似た感情に変わります。恐怖感は感情の中で一番、最悪の状態です。このような感情に支配されたら、残念ながら心配したとおりになってしまいます。心配しても心配が全て無駄になります。
では、「櫂を手放す」感情は?
「いよいよダメになったら生活保護を受ければいい。」
「考えすぎても苦しいからテレビでも見るか。」
「起きていると苦しいから早く寝よう。」
「親に金を借りよう。」
根本的な解決は見えてきませんが、先ほどよりも楽になります。いきなり「下流に向かう」ことはできませんから、いったん櫂を手放すことです。そうしないと病気になってしまうほどの深刻さですから。
では、「下流に向かう」感情は?
「なぜこうなったか?原因があるに違いない。考えてみよう。」
「荒れているばかりじゃ運も来ない。朝は早く起き、生活を正していこう。」
「節約は美徳だ。もっと楽しく節約ができることを考えよう。」
「今までの仕事よりも、自分に向いていて、もっと大きな場で活躍できる仕事があるかもしれない。」
徐々に流れに乗ってきていますね。
「貧しいからこそ、家族を大事にするぞ。」
「いろいろあったけど、今まで自分はしっかりやってきたほうだ。自分を信じよう。何とかなるさ。暗い未来ばかりじゃないさ。希望が大事だ。」
「気がついたら自分のことばかり考えていた。そういえば、自分は不満ばかり言っていた。だから運が下がったのだ。自分は人のため、社会のために役立つ人になろう。」
「占いの先生に今は最悪ですと言われた。だけど最悪でもこうして一応、生きているぞ。」
「運の悪いときもあれば運の良いときもあるさ。今は最悪だからこれから上がるしかない。希望じゃないか。」
「いままで自分を相手にしてくれる人の存在に感謝したことが無かったな。人脈は財産じゃないか。ああっ、ありがたい。これからは人を大事にするぞ!喜んでもらおう!」
このような発想をすると心は明るくなりますが、また、不安が出てくるのはやむを得ません。このくりかえしをしながら徐々にあなたの心は前向きになっていきます。そうすると顔も見違えるように明るくなり、力に満ちてきます。そして希望が少しずつ見えてきて、「できるぞ」という確信に変わりつつあります。やがて、その気持ちに運も人も新しい職も引き寄せられてきます。(こういう気持ちになれないまま、いくら行動しても、良い出会いは全く望めません。)
日本家系調査会