男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

特集:人の傲慢性

2022年08月01日 | 家系鑑定とアドバイスなど
傲慢は人間関係を破壊する
傲慢とは、おごりたかぶって人を見くだすことです。パワハラをする人、マウンティングをする人、世の中、傲慢な人が少なくありません。そういう態度をとられた人は不快感を覚え、それが度々だと避けられてしまいます。

 相手がどういう反応をするだろうと普通の人は考えればわかることですが、人の気持ちがわかりにくい人なのでしょう。
 他人を思うようにコントロールしたいとか、その場を仕切りたいという思いが強いのかも知れません。一般の人よりも経営者等に多いと思われます。
自分が偉くなったような錯覚をしているのでしょう。しかし、そこを直さないといつか崩れていくでしょう。あなたの周りにそういう人はいませんか?

仏教では
仏教では煩悩は2種類に分かれ、無明と悪見からなり、無明は貪欲、瞋恚、愚痴であり、悪見は慢、疑、見である。6つ合わせて、六煩悩と、仏教の一派唯識派ではいいます。
慢は、仏教では自ら他を比較して軽蔑し、みずからを恃み(たのみ)高ぶることと、戒められています。

キリスト教では
キリスト教では七つの大罪(傲慢、憤怒、嫉妬、怠惰、強欲、暴食、色欲)があり、傲慢はその一つです。傲慢の象徴はクジャクですが、傲慢は悪魔になった堕天使ルシファーの特徴だとするようです。

孔雀は傲慢の象徴
ルシファーは最も偉大な存在でしたが、反逆の動機は、後から生まれたアダムを嫉妬心からだと。
つまり、傲慢の根っこには嫉妬心が有る。疎外感、寂しさからだという。傲慢な人の内面はコンプレックスがあるのでしょう。

ゆがんだコンプレックス
 傲慢な人の背景には親子関係、兄弟関係の複雑さがあり、執拗に自己主張するようになったのでしょう。
 自己主張はゆがんだコンプレックスの反動と言えるでしょう。

成功者は謙虚な人が多い
傲慢の反対は謙虚とか謙遜です。記憶に残る家系調査のお客様の中で、一部上場企業の社長や会長が何人かおられますが、私が接した方々は、皆、謙虚な人が多いように思います。

こちらが賛美してもなかなかその手に乗りません。おそらく、謙虚は最高の美徳であると知っておられるし、成功の秘訣であると実感しておられるのでしょう。一代で一部上場企業までやって来た感は微塵も感じませんでした。

謙虚さのメリット
謙虚さのメリットを意識すれば、自ずと謙虚になれるのではないでしょうか。
一つ目のメリットは、知的に見えるということです。ロンドン大学ユニバーシティーカレッジの研究によると、同じ能力を持っている人でも、より謙虚な人は1.2倍~1.3倍ほど能力を上回って見えるということです。つまり謙虚さを持つことで、自ずと知的さをアピールできるというわけです。
二つ目のメリットは、余計なプレッシャーを受けなくて済むことです。適度な自信を持つことは良いですが、過剰な自信を持つと自分に対して過剰なプレッシャーを掛けることにもつながります。
そのため、背負う必要のないプレッシャーを背負わなければいけなくなるため、適正な判断や客観的な視点を失ってしまうことになりかねません。
また、過剰に自信を持つ人が失敗してしまうと、周囲から人が離れてしまい誰も助けてはくれなくなってしまうでしょう。しかし謙虚な人が失敗した場合では、少なからず手を差し伸べてくれる人はいるのではないでしょうか。

仕事における能力が高まる
謙虚な人は、相手の欠点ではなく長所を見てその人を尊重し、またそこから自分にないものを取り入れて成長しようとします。
人のダメなところのほうが見つけやすいものですが、なるべく良いところを探す習慣をつけましょう。そこから学ぶことで、相手に敬意を払うことにも自分を高めることにもなるのです。
コメント
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