宇宙の存在物は全てエネルギーによって出来ていることはご承知のとおりです。
原子の構造は、陽子と電子によって成り立っていますが、陽子を野球ボール一個の大きさとすれば、野球場くらいの大きさの距離を保って電子が回転しています。つまりスカスカな構造なのです。
では何故、堅い物質が作られているかというと、すさまじい速度で回転しているので、堅い固体の状態を保てるのです。
その原子は、素粒子によって形成されているといいますが、素粒子は波動と粒子の両要素によって作られています。量子力学では、不思議な事に人間が観察することによって、波動の状態から粒子に変化すると言われています。このことは多くの実験により証明されています。
人間の意識下に入ることにより創造が成されるということです。これはあたかも、旧約聖書の言葉「神は光あれといわれた、すると光となった」のように、人間にも神の子としての創造性が付与されているかのような出来事ではないでしょうか。
人間の思考や感情も波動と考えます。「類は友を呼ぶ」とか「引き寄せの法則」などと言いますが、その人の人生、身の回りに起きることは自分が引き寄せています。今の状態は自分の今の波動と一致し、何らの相違もありません。つまり自分が思った通りの人生を歩んでいるという事です。
そうであるならば、自分にとって良い状況を引き寄せることも可能なはずです。
そうならないとすれば、口では良い状況を引き寄せるための言葉を発していたとしても、自分の潜在意識では、「無理なんじゃないかな?」というような波動であるならば、そのような結果にしかなりません。大抵の場合、願望の弱さが引き寄せを遅らせています。
潜在意識まで届くような強い思考を持つためには、そうとうな訓練が必要です。筋肉の鍛錬も多くの苦労がありますが、心を鍛えるのはもっとたいへんです。簡単では有りません。
精神の鍛錬は座禅や瞑想等などがありますが、仕事や実生活の中でも知らずの内に鍛えられてきます。「勝ち癖をつける」などと言いますが、百戦錬磨の経験から得た自分自身に対する高い自己評価、物事に対する自信の強さによって、良き運も引き寄せられてきます。
日本家系調査会