古民家の障子戸の紙の張り替えが全て終了して、雪見障子を上げて見ました。
お気づきでしょうが、障子戸の形が柱に合わせて順番に並んでいます。
以前にお話ししましたが、古民家は合掌造りで大黒柱を中心に梁で地震等の揺れを吸収するため襖が開かなくなる事があります。
柱を直すのではなく、襖や障子戸の形を変える事で簡単に開閉が楽になります。
中央の柱の上と下の障子戸の部分を見ると少しの傾きが分かりますが、古民家の造り全体には影響していません。
雪見障子も上手く上がりますから、外を眺める事も出来ます。古人の知恵は、現代に生きています。
東日本大震災で被災された方々ために三陸方面から建築会社の方々の訪問があり、家の中の写真を撮影して行かれました。復興のお役に立てれば幸いです。
(古民家の全ての障子戸の紙の張り替えが終わりましたが、雪見障子から見える外の雪景色は、情緒があって寒い冬でも快適です!)
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YouTube: COOL Japan OLD House / 古民家を訪ねて
梁は約10mの一本の杉で、大黒柱は、石の上に乗っています。
現代の建築基準では、土台は固定が基本ですが、地震等の揺れを分散して被害を少なくしてます。
囲炉裏の座り方も決まっています、お客が座る場所は、主の右側で、抜刀を素早く見抜く方法の様でした。
「地震の時は、家の中にいなさい!」と「止むを得ない時は竹藪に逃げなさい!」と言われています。
古人の知恵を再現する事は難しいですが、何代も守った経験を子供達に伝えて行きます!
んでば、まだ~[E:good]
古民家の調査に来た方が「この地域の記録が無いのが残念!」と話していました。
過去の記録に、3~4件の庄屋と言われた家がありました、その中の1件の様です。
「座敷わらし」は奥座敷(床の間)を使っていない頃は信じていましたよ~^^!
「座敷わらしが遊んで戴ける古民家」を夢見ています、民話を信じているみちのく岩手で~す[E:happy01]