古民家には、枯れたり、濁ったりしない「清水(湧水)」があります。
かつては、地域の生活用水として活躍していましたし、今でも利用している方がいます。
(撮影 平成23年3月27日)
以前に保健所さんに調べて頂いた結果は、「飲料水に適する」でした。
(清水でも飲料水用は、殺菌が必要と記してありました。)
東日本大震災の巨大地震で水脈の変化が心配でしたが、過去からの話では清水が枯れたり水量が減ったと云う伝えがありません。
水脈が2本ありますが、この写真の場所は、3月11日の巨大地震と繰り返している余震の中で、清水の湧き口が荒れていた場所です。
湧き口の数は、未だに解りませんが、小さな石を噴き上げてコンコンと岩盤の底から、清水として湧き続けています。
古民家の歴史の中で変わらない「命の水」です。
大自然は、時として突然、想像を超えた巨大な力で生きとし生けるものを襲います。
開祖の先達がこの地を選んだのかは「水」が選択肢の一つに違いありません。
「自然を守っていく事しか出来ない!」と考えていましたが古民家の「清水(湧水)」があったから「命の水の存在が、安心の源」です!
私達が、この地域に感謝出来るのは「命の水」が枯れなかった事です。
東日本大震災で古民家のある里山も被害が出ていますし、余震で更に傷跡の復旧が遅れています。
三陸の知人のいた会社が津波に飲み込まれる瞬間をテレビで見てしまいました。
徐々に三陸の被災地の情報が写真で見たり、実際に見た話を聞く事が出来ていますが、農家民宿の出来る事の思案で精一杯です。
皆様からのコメントにお返事を書きたいですが、言葉が足りませんので、お許し下さい。
(古人の知恵を借りながら、バランスのとれた復興で新しい姿の郷土を期待しています!)