夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

白昼夢

2007-01-31 | は行

まどろみに見る君の残像

濡れた頬が現実を引き寄せる

日に日に遠ざかる君のぬくもり



僕は今日も

白昼夢に泣く


きょうの ひだまりは なみだの あじ

2007-01-27 | か行

ゆめ を みました
いこく のいなかまち にいる ゆめを みました
そこは たんぼがひろがり ぽぷら の なみきみち がありました
とおくに たいせつな ひと もすわっていました
きいろや ぴんくや むらさきの ちいさな はな がゆれていて
わたしは たんぼのあぜみち を はだしで あるきました
くしゅ くしゅ した あおいくさ が
ちゃいろ い どろの みずたまり が
あたたかい かぜ が
うれしくて
なつかしい ふんわりとした すかーと のすそを 
くるり くるり ひるがえして
そこらじゅう を あるきました
むこうで あのひとは わらっていました
いいなぁ と いいながら ふたりで わらいました
ずっと しあわせ でした



きがつくと あたりは ひがくれて
まっか と むらさきに ひがくれて
だぁれも いなくなって
わたしは こわくなって 
うごけなくて
なきだした わたしを あのひとが いいこ いいこ しました
でも わたしからは だれも みえないので
せつなくて さみしくて 
うごけなくて
はやく よるに なってしまえば
びろぅどの こんいろに つつまれて
あんしん できるから
はやく よるに なってしまえば
はやく よるに



かなしくて



しゃくりあげながら めがさめたら
おひさまは もう たかかった けれど
こころは ちっちゃく ぎゅうぅ と つかまれたままで
だからきょうは
とても つらいのです
なくしたものが おおくて
とても つらいのです
 


<旅行の思い出。>

2007-01-25 | つれづれ

機内から始まって、ローマ、ラベンナ、と3連作でした (参照:'07,1,24~25)

母と2人で行ったツアー旅行なんですが、他にもベニス、フィレンツェ、ミラノ・・・って行ったのでそれぞれで詩を書こうと思ったんですよ、シリーズみたいにして

・・・でも、この3つで力尽きました・・・
書き物の神様はここでお空に帰っていかれてしまいました
なので今のところ未完成のままデス・・・

機会があれば続けたいけど、そうしてるうちに卒業旅行に行って、その感動が上書き保存されてしまいそうだにゃ・・・



それにしても、家族で行くのに比べて友達と旅行って、楽しいけど何かと大変ですね。。。
揉めるもめる・・・
もうきっと長い休みは今回が最後だろうから、それぞれが最大限自分のやりたいことをしたいし、私もそうだし。
でも人によって興味あることも その度合いも違うし、だからその分 希望をすり合わせるのが難しいよ~
少人数なんで、今でもこれだけ揉めるなんて 旅行先で疲れて逃げ場がない時が お・そ・ろ・し・い 笑。
互いに合わない人がいるのは仕方ないと思うけど ねぇ。
旅行の計画立てるのはテンションあがる一方で、不安も少々up
なんてことザンショ


と色々愚痴言いつつも、ちょっと楽しんでたり(笑)
ま、怪我なく無事に帰って来れれば、苦労もハプニングも楽しい思い出に替わること間違いなしだと思うので
無事に楽しく行って帰ってこれますように 


夢双

2007-01-25 | ま行

幾千年を超え
私が私であるままに
一本の大樹が 私を捕らえて離さない───


私は足を踏み入れた 一面広がるコケの絨毯へ
振り仰いだ聖なる地は 一斉に葉を放つ
あぁ 幾年月佇みつづけたのか この木漏れ日は
傷だらけのこの腕を軽やかに踊る
詩人の面影は 木陰へと私を誘う
歩み寄る     跪く
『願わくば 迷える旅人を 帰らせ給へ』
手掌かざして 声高らかに
                       囁くように

石造りの聖堂が守る事物
置き去りにされた子供
落剥したモザイク画
差し出した手は 夢の中
かろうじて私は すでに
自らがもてあます違和感を 感じている
突如 小鳥は飛び立った
枝が撓る 幻をみた
そよぐ風がツタを揺らし 記憶の果てを目指している
それは隠された庭園の魅せた 儚いユメ
回廊で出会った ほんの一瞬の交差反応
それなのに


朝を超え 夜を越え
一本の大樹が 私を捕らえて離さない
ちり り と 灼き責める ひかりのように
背後で震える かげのように
光景に息づく 一本の大樹が


私を捕らえて  離さない───

 

                                  ラベンナにて


物語は古代都市から始まる

2007-01-24 | ま行

今 眼下に広がる遺物
五年越しに
忘れてきた1ピースを この手で今度こそ
新たに


天窓から注ぐ光は 時空をかき乱し
栄光の名の下に 諸神を称えた
空分けてそびえる塔に刻まれた
異教徒の絵文字が 雲を動かす
落としてきた記憶が再び時を揺るがす頃
嘘と真実を裁く者たちに
我等は為すすべなく 我が身を差し出す
此処は戦いの都  剣を取り 立ち上がれ
ここは眠れる都  頭を垂れ 祈り続けよ
崩れかけた神殿は 闘技場の残骸は  夢を抱えたまま
勇敢なる戦士の亡霊を 守るのか
振りまかれたであろう 色とりどりの花びらも 歓声も 陰謀も
今では冷えたブロンズに 反響を留めるだけ
質素な教会で十字架のふもとに
一輪 また一輪 と花が咲く

それは高く昇った太陽からの 祝福だった
それはとても なつかしい香りだった
私はただ 息を詰めて その時を待つのだった
進み出るその時を 待つのだった



                             
ローマにて


TRIP SKY

2007-01-24 | た行

風が割れてく
後ろに白く 続け 足跡よ
氷の粒 急ぎ転がり落ちてく
中央の日輪 目指して
昼と夜の境を 斜線で切り込む 大きな体
何かが変わる
とてつもない何かが待ってると 信じてる
緊張まみれの鼓動は 轟音で隠すけど
時を遡って 限りなく素敵な何かが 道を創る
さぁ 翔びたとう
夢にまみれた心は 光より速く
ようこそ 裏側の現実へ
少しの肌寒さも すぐに消える


静かに満ちてくる自由に 負けない私へと     
変われ
昨日の全てに対し得る私へと
変われ


                                           ローマへ向かう機内にて


流星群

2007-01-23 | や・ら・わ行

命の破片が砕け散り
愛する人のもとへと降り注ぐ
何も知らぬ幼子は
最後の煌きへと
小さき手を振った

そう 未来見つめし子よ
その瞳 逸らしてはならない
静寂の彼方から届いた 光の涙は
いつか
貴方達への勇気ある贈り物だと
気付くだろう

月日が経ち
天は近付くが
その大きな手 伸ばしても掴めぬ
失望を知る
その時は想い出して
あの日見た 無数の綺羅星を

舞い落ちる 星の嵐に
月の悲しみを知る───



                                                                    2003年 コロンビア号に捧ぐ


紅風

2007-01-22 | か行

飛び散る紅の中
駆け抜ける
この手が幾千の涙で
濡れようと
立ち止まらない
人はこんな生き方を
哀しいと哂うだろうか
ただ散る時に
貴方を好きだと
笑えればいい
貴方の輝きへの代償
そんなに高くついたとは
思わないよ


<チーズバウム>

2007-01-21 | Luck

わぁいなんだか最近 ツイてます

卒業旅行を申し込んだ時に「キャンペーン中です」と言われて貰ったハガキに ぐりぐり書いて出した“ご当地名産物プレゼント”が届きました

チーズバームクーヘンです

ほんとに“チーズ”な 香りたっぷりでした
学校の友達と一緒においしく完食~