夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<旅行の思い出。>

2007-01-25 | つれづれ

機内から始まって、ローマ、ラベンナ、と3連作でした (参照:'07,1,24~25)

母と2人で行ったツアー旅行なんですが、他にもベニス、フィレンツェ、ミラノ・・・って行ったのでそれぞれで詩を書こうと思ったんですよ、シリーズみたいにして

・・・でも、この3つで力尽きました・・・
書き物の神様はここでお空に帰っていかれてしまいました
なので今のところ未完成のままデス・・・

機会があれば続けたいけど、そうしてるうちに卒業旅行に行って、その感動が上書き保存されてしまいそうだにゃ・・・



それにしても、家族で行くのに比べて友達と旅行って、楽しいけど何かと大変ですね。。。
揉めるもめる・・・
もうきっと長い休みは今回が最後だろうから、それぞれが最大限自分のやりたいことをしたいし、私もそうだし。
でも人によって興味あることも その度合いも違うし、だからその分 希望をすり合わせるのが難しいよ~
少人数なんで、今でもこれだけ揉めるなんて 旅行先で疲れて逃げ場がない時が お・そ・ろ・し・い 笑。
互いに合わない人がいるのは仕方ないと思うけど ねぇ。
旅行の計画立てるのはテンションあがる一方で、不安も少々up
なんてことザンショ


と色々愚痴言いつつも、ちょっと楽しんでたり(笑)
ま、怪我なく無事に帰って来れれば、苦労もハプニングも楽しい思い出に替わること間違いなしだと思うので
無事に楽しく行って帰ってこれますように 


夢双

2007-01-25 | ま行

幾千年を超え
私が私であるままに
一本の大樹が 私を捕らえて離さない───


私は足を踏み入れた 一面広がるコケの絨毯へ
振り仰いだ聖なる地は 一斉に葉を放つ
あぁ 幾年月佇みつづけたのか この木漏れ日は
傷だらけのこの腕を軽やかに踊る
詩人の面影は 木陰へと私を誘う
歩み寄る     跪く
『願わくば 迷える旅人を 帰らせ給へ』
手掌かざして 声高らかに
                       囁くように

石造りの聖堂が守る事物
置き去りにされた子供
落剥したモザイク画
差し出した手は 夢の中
かろうじて私は すでに
自らがもてあます違和感を 感じている
突如 小鳥は飛び立った
枝が撓る 幻をみた
そよぐ風がツタを揺らし 記憶の果てを目指している
それは隠された庭園の魅せた 儚いユメ
回廊で出会った ほんの一瞬の交差反応
それなのに


朝を超え 夜を越え
一本の大樹が 私を捕らえて離さない
ちり り と 灼き責める ひかりのように
背後で震える かげのように
光景に息づく 一本の大樹が


私を捕らえて  離さない───

 

                                  ラベンナにて