夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

二重螺旋

2007-05-04 | な行

この距離は 縮まることなく
二人の間は 永遠に

この距離は 広がることなく
二人の間は 永遠に

繰り返し浮かび上がる貴方の欠片に
私が時折 揺らぐだけで
この軌道は変わることなく
二人の距離は ずっとこのまま


のすたるじぁ

2006-12-20 | な行

ひさしぶりに とりだした ことば は
まるで わすれかけてた 宝物
とり残された ゆめみたいに
大切にひかってた
あの日のように まっすぐなせりふは にあうはずないから
はずかしくて みないふり して
なのにどうして いとおしくて なつかしいんだろう


ときのながれ
ねじのきれた おるごーる
奏でる曲が ゆっくりと とぎれはじめても
それでも うたは あの日のまま
空たかくのぼって  とまることなく まわりつづける


はじけることのない しゃぼん玉 おいかけた あの日と同じ
きれいなにじが 今も みえるよ
大きなひとみで ぼくら みあげて呼んだ
あの日のきみは 今でもまだ わらっているのかな


すてられるはず
なかった
うそくさいほど ましろな うたは
こんなにも やさしくて
なきむしな ぼくらを
だきしめてた


はなれられるわけ
なかった───


2006-12-04 | な行

誰かが 何かを望んでいて
そんなこと 私と貴方に関係あるの
身体は熱くて
私の居場所はここでもない
貴方が望む夢もの 私が受ける咎もの
待ち続けることはそれほどいけない事かしら
灼けた鎖が私を願うの
陸の魚が喘ぐ様に 何も考えたくない これ以上
耳澄ませば 宵闇 頻脈が響く
火照った血液 トクトクと
濃縮された生命 まわして

早く連れ出して 冷たい雲の果てに
夢の中まで私を求めるの
そんなの私の知ったことじゃないわ
早く冷やして  蒼い氷の底で
涙の破片が溶ける場所
急いで鍵をはめて 私を閉じ込めて
沈めて光の中に 囲って門の中に
そこなら私 貴方を待つから
伸ばした手 誰が支えた ひんやりと
貴方はやはり 変わらず此処に
やはり私は 変わらず此処に?