夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<奇才展 @ ハルカス美術館>

2020-11-05 | Art

久しぶりにハルカス美術館へやってきました。
  街中はすっかりクリスマス気分だよね~

今回は「奇才展」。
江戸時代の異端な絵師たちを特集した展示です。
観たい絵があったので、後期に来ました

ハルカス美術館は、グッズが個人的にイマイチなんだな~
いつもながら好きな絵の絵葉書はほぼ無かったので、今日は何も買わなかった・・・

なので、文字だけメモ。
全体的には色んな絵師が並んでて面白かったです!
有名絵師が勢ぞろいって感じ
好きだった絵は・・・

葛飾北斎 
 上町祭屋台天井絵 男浪:天井絵ってのが面白い。龍図とペアな感じで荒々しい男浪がカッコ良かった~
 鶴鸛図屏風:右手に行くにつれて、遠景になるような構図が面白い。

円山応挙 
 雲龍図:薄墨で表された鱗が綺麗

長沢芦雪 
 龍図襖、虎図襖:これが観たくて後期に行ったのだ。特に虎が好き。フワフワ感のある背中の毛。ヒゲはピンピンで硬そう(笑)口元はちょっと ふかふかしてそうで、触ってみたい。足は太くて力強そう。
 唐子遊図襖:全体で眺めると、子供が手前から奥にかけて走り去る構図が面白い。有名な白いワンちゃんの下手糞なお座りが可愛すぎる。でもよく見たら、隣り合う子供とシンクロしてる⁈真ん中の子供が描いた烏のへったくそな絵を絵師が描いてるってのが面白い(笑)逆に上手い。コロコロ仔犬たち。

狩野山雪
 寒山拾得図:ちょっと怖いくらいの迫力の2人。

中村芳中
 公卿観楓図:座ってる公卿の背中は、おにぎりみたい(笑)冠の纓(えい)が風になびいて、それだけが動きになってて、座る公卿や空気の静けさと対比してて、丸っこい絵柄なんだけど静けさとか葉が立てる音とかが聴こえて来そうで、面白い絵だった。

耳鳥斎
 別世界巻:地獄の責めのバリエーションよ(笑)衆道の人、寧ろご褒美では・・・(笑)
 福禄寿:一番気に入った(笑)めっちゃ子供の落書きみたいな鹿!蝙蝠も、零芝も、なんか・・・可愛い

加藤信清
 出山釈迦図や五百羅漢図:文字絵になってて、何度見ても意味わからなかった凄すぎる・・・私が描いてたら、発狂しそうだ・・・

谷文晁
 李白観瀑図:白黒の迫力の滝

鈴木其一
 紅葉狩図凧:アバンギャルド!なんか極道の紋々にありそうな感じ・・・紅葉と桜が敷き詰められた上の般若面。

狩野一信
 五百羅漢図 第49幅と第50幅の三日月と満月の違い。

菅井梅関
 雪中紅梅図:色の対比が綺麗だなって思った。桃色のお花の色と雪の白さ。白は外隈という技法。

河鍋暁斎
 美人観蛙戯図:一番好きだ!おぼこいんだけど艶やかな美人がリラックスした感じで、相撲を取る蛙たちをしゃがんで眺めてる。優しい顔。左から3番目の蛙は美人が気になってるらしいけど、人間臭い顔!(笑)相撲を取る蛙も、周りで見てる蛙も、なんかリラックスしてて楽しそう。美人のスタンダードさと蛙の漫画チックな雰囲気が上手くマッチしてて、面白い一枚だと思う。

仙厓
 七福神図:みんながニコニコ、かわいい。

片山楊谷
 龍虎図屏風:銀色ベースな渋い屏風。虎の眼がくりっくり。
 滝虎図:滝から飛び降りて着地した瞬間の、動きがある図。
 蜃気楼図:蛤が綺麗。

他にも尾形光琳や荒木村重の息子・岩佐又兵衛などなど。
観たことの無い絵師も沢山でていて、勉強になりました  


  今日は、白からピンク、紅色のアスターをお持ち帰り。


<「聖地をたずねて-西国三十三所の信仰と至宝-」展 後期 @ 京都国立博物館>

2020-09-08 | Art

直明けに午前中仕事してから、2回目の西国三十三所展の後期にやってきました
時間が遅かったから、昼ご飯は桂川SAで見つけた「京の加悦寿司」の卵巻き寿司。
見た瞬間にピコーン!ってセンサーが(笑)  めちゃウマ♡フワフワ卵に、鯖そぼろの甘じょっぱが合う!
オヤツに黒ゴマふわふわも食べちゃう~。

着いたらまず先に豊国神社に寄って来ました。
  境内では市が開かれていたよ~。  
     やっぱりすごい迫力で、好き。
 隣の方広寺ではまたもやお寺さんが居らっしゃらなかったので、御朱印は頂けませんでした。
 この通りは石垣を間近で堪能できるので楽しい。
と思って見ながら歩いてたら、超絶美人さんを発見!!!  やばい、めちゃ可愛い。カラスにちょっかい出してた(笑)

ようやく博物館へ入ります。
  門もレトロでカッコいいよねぇ。
  こちらからのアングルも好き。
  このレリーフが、意外に和風な2人で、なんだか今の京都ぽくて良いなぁっていつも思うの。  

普段は素通りしちゃうけどお庭を散策してみたら、良い物がたくさんありました。
  金銅八角燈籠。  岡山で発掘された家型石棺。  
   百日紅が綺麗に咲いてます。

  キリシタン墓碑。  大日如来坐像。  阿弥陀三尊像。  三条大橋の石柱。  五条大橋の石柱。  方広寺の遺構。

ようやく中へ(笑)
とらリンに会いたかったけど、週末だけの出陣なの知らなくてガッカリよ~
 今回は2回目の後期なので、文字だけのは少し飛ばしちゃったりしたけど、やっぱり入れ替わりもあって良かったです。
粉河寺の裏観音さまに再会。  松尾寺の普賢延命菩薩さまにも再会。嬉しいなぁ。
満願まであと少し、頑張ろう。


帰る前に、ちょっと買いたいものがあったので京都駅へやってきました。
駅の東西南北の交通がもっと良ければ良いのになぁといつも通り思いながら歩き、新選組最後の洛中屋敷跡碑を見つけて。  
 京都タワー、私は結構この丸いフォルム好き。
テクテク歩いてようやく売店に辿り着いたけど、まさかのコーナーが無くなってて大ショック
ショックすぎてその後の記憶がない(笑)
  彷徨っているときに、八ッ橋のアマビエ&ヨゲンノトリVer.を発見して購入。
 風景印を出しに郵便局に行って、泣く泣く帰ろうとして歩いているときに、ふ、と思い出す。

・・・伊勢丹って・・・伊勢丹・・・はっ!伊勢丹、京都駅やん!伊勢丹に入ってるやん!

意気揚々と駆け出して発見(笑)
 「とり松」のばら寿司!
ここのは絶対に美味しいの!大好きなの!京都駅を通る時だけの贅沢なの!(笑)
お土産に買うために、出来上がるのを待っている間、疲れたからUCCカフェで休憩。
 アーモンドとバターのザントクーヘンってドイツの御菓子です
ばら寿司を受け取って、家路を急いだのでありました

じゃーん!  ひゃっほ~う!
美味しいよ~ソボロもご飯も美味しくて好き思い出せてよかった!GJ私!(笑)

 ミュージアムショップでお香と絵葉書。  京都タワーの「Cocolo Kitchen KYOTO」の黒七味ナッツ。お酒のアテに最高。
中々楽しい一日でした


<「聖地をたずねて-西国三十三所の信仰と至宝-」展 前期 @ 京都国立博物館>

2020-07-30 | Art

春に開催予定だった西国三十三所展、コロナのせいで延期になってたんだけどようやく開催されたので、有給使って行ってきました。

この時期にまとめて特集してくれたのが、ちょうど回っている私にとってはナイスタイミング。  
文字系も多かったのですが、絵や仏像をメインで観てきました

気に入ったもの達。
中山寺の六道絵と、十王図。
徳道上人像。
那智山経塚出土品:立体的な曼荼羅になってて凄かった!
長谷寺縁起絵巻:絵もだけど字がとっても綺麗。
刺繍三十三所観音曼荼羅;細かいの!素晴らしい。
中山寺参詣曼荼羅:みんなでワイワイ集まってて可愛かった
長命寺参詣曼荼羅:船でもお参り。確かにね~。琵琶湖のほとりで港になってたものね。
圓教寺 如意輪観音:俯き美人さんでした。
石山寺 如意輪観音:先日見たご本尊とそっくりに作られている。
松尾寺 馬頭観音:迫力すごいけど、、、怖い顔だけど、、、眼の奥の優しい輝き。
清水寺伝観音菩薩・勢至菩薩:右足緩める立ち姿勢が惹かれる。
三室戸寺 如意輪観音:蓮の透け感きれい。
醍醐寺 清瀧本地両尊像:可愛い漫画みたいなお顔が並ぶ。
青岸渡寺 巡礼御背板:「おせた」てのを初めて知った!勉強になる~。
総持寺 籤箱・版木とか、昔の納経帳とか。昔の人とも仲間になれた感じで嬉しい。
総持寺 両頭愛染明王:二つの顔が合体してるのは珍しい。
今熊野観音 刀八毘沙門天:キツネがたくさん居て、カッコいい。

貴重なものをたくさん観ることが出来て良かったです。足パンパン~。
 三十三所の絵が描かれた散華などを購入。
あとは、京博限定の豆本が付いてくるビスコ   収蔵品が載っていますが、めちゃ可愛い~
続きは出ないのかしら?

終わって建物出たところで、  ちょっと黒い雲が・・・不穏
なので、「前田珈琲」でランチをば。。。とお店に入った直後に、とんでもない豪雨に
セーフ!!
 京味噌ハヤシにしました。外は凄い事に・・・
ゆっくり珈琲飲んで・・・  どうしたらよいのか・・・と思っていたら(笑)雨がちょうど上がったので出発~。

裏手にある神社へお参りに行く途中。
正面側の門はレトロで好き。   警備員さん、親切で面白いおじちゃんやった写真一生懸命撮ってくれた

  豊国神社です。   瓢箪いっぱい。
    すごい彫刻!見とれてしまいました。  
 烏の子供たちかな、仲良しグアグア言ってた
シュッとした文字の御朱印です。  


隣には、家康にいちゃもんつけられた(笑)方広寺があります。
   ちゃんと白い枠で囲ってある(笑) 
国家安康・君臣豊楽と書いてあるのが德川への呪いだとか言ったんだよね。
ほんで大坂冬の陣・夏の陣となり、豊臣家が滅亡した、と。
関西では太閤さんびいきが多いから、ほんま隣国大陸並みのいちゃもんやなぁ~!って家康が嫌になるわ(笑)

大仏殿の遺構もあります。  
 伏見城の女性の化粧室の天井画を移築した、見事な天井がこれは必見
迦陵嚬伽が描かれて優雅です。
お寺さんが居らっしゃらなかったので、御朱印は頂けず
境内には瓢箪がたくさん揺れていました。   

周りをお散歩~
 耳塚。ま、と言っても、説明文にハングルで書かれてるところをみると、本当にそんなことあったのか分からないんじゃ?とか思っちゃうよね~

歩いていたらまた雨が降ってきて、ひえ~と、日傘で凌ぎました(笑)
お店の前を通り過ぎた時に、あ、もしかして此処って・・・と思い出したのが「七條甘春堂」さん。
  「天の川」という、七夕にピッタリの羊羹を一度食べてみたかったの
一番上がキラキラした琥珀糖、真ん中の味甚羹、一番したの小倉羹の3層から出来てるのですが、ビジュだけかと思ったけど意外に結構おいしくて(おい)、これはまた食べたいなぁ~ってなりました。


 そして帰る前に、「法住寺」さんへお参りにきました。  
西国三十三所展のチケットで、コラボ御朱印を頂くことが出来るのです。  かわいい観音様の絵。
 今日は拝観もお願いしたので、アマビエの記念印も頂きました。
 拝観をお願いしたら、入ったところに可愛いアマビエが 写真どうぞ~って言ってくれたので遠慮なく。  
 身代わりお不動さんにお参りしました。  ご本尊の御朱印は丸い感じ。
隣のお部屋には、立派な四十七士木像があってびっくり。
お庭を眺めてのんびり出来ました。 
  本堂前にも蓮のお花
丁度裏手に回ると、後白河法皇 法住寺陵がありました。   静か。
 ここが本当の真正面。
前来た時には全然気付かなかったから、平日に来ることができて良かったです

疲れたので、おやつを食べに行きましょう笑。
  「清水 一芳園」さん。以前来た時は長蛇の列だったので断念したの
今日は~・・・  宇治抹茶氷 エスプーマ仕立て!濃厚な抹茶が美味しい~

甘いの食べて幸せになったので、テクテク歩いてたら、、、ん?
 「裏具」があるじゃないですか!系列の「ウラグノ」ってお店らしい。
ポストカードを購入。  少し妖艶の和デザイン。縁起物がたくさんあるから好き


 今回は、法住寺さんの駐車場をお借りしましたのですが、傍に土佐志士寓居跡の碑がありました。
元気があれば三十三間堂や養源院もお参りしたかったんだけど、さすがに疲れ果てたのでもう帰ります~

 はぁ~楽しい一日でした

せっかくの平日だから、風景印貰ってきた~。
   ほんで、京博のスタンプも発見したけど、綺麗に押せてゴキゲンです(笑)


<生誕140周年 熊谷守一展 わたしはわたし @ 伊丹市立美術館>

2020-06-25 | Art

以前の伊丹散歩で おぉ~!熊谷守一展やるんや!って情報ゲットしてたので、明けに行くしかない!と「伊丹市立美術館」にやってきました。
 結構ボリュームあったよ!

初期の頃の、いわゆる正統派な油絵ってイメージの絵もあって、最初はこんな感じの絵を描く人だったんだな、と意外な気がして驚きました。
目鼻立ちを描き込んだ写実的な肖像画とか。
段々シンプルに形を表して、キュビズムみたいになってきて、輪郭線をはっきりと描き込む画風になってきて。
花と虫、魚や猫などの動物。
どれもシンプルだけど、そのものの特徴が浮き出ていて、どこか くすって笑ってしまうような素朴で愛らしいデザイン。

10年前に描いた絵でも同じように再現できちゃうらしくて、2枚の柱に寝る猫の絵はぱっと見は全くコピーしたかのような絵で、驚愕した。
よく見たら少し丸いふんわりした感じが違うようで、新しい方が色合いも明るく鮮明な色を使ってて。
私は昔の絵のほうが好きだったけど。

他にも、花の塊がもう丸になってしまってるあじさいとか(笑)
むしろ現代美術の最先端のデザイナーみたいな、瑞々しい感性が凄いと思います。
 気に入った絵のポストカードをいくつか購入。

覚えてる限りの、気に入った絵の感想。
「ヤキバノカエリ」 子供を亡くした帰りだけど、何故か穏やかな気になる。
「鬼百合に揚羽蝶」 縦長の構図で、蝶が空を願う気持ち。
「雨滴」 雫が水面に跳ねて吸収される瞬間を捕まえているのに、逆に時間が逆戻りしているような、見ていると時の流れが止まって、その時間という概念が無い世界にぐるぐると取り込まったような気分になる。
「石亀」 2匹の亀も可愛いし、泡がぷくぷく・・・ってなってるのがひたすらカワイイ(笑)
「たまご」 黒いお盆の上に卵が4つ。微妙な重なりで2つを描いたのも素晴らしい配置だと思うし、平面に真ん丸の立体的な卵が浮き上がって見えるのが凄い。
「五色沼」 山の一つ一つ違う色合いの組み合わせも凄いけど、沼の微妙に深さによって違う薄い水の色が 全部で1枚の景色になってる。
「海(?タイトル忘れたけど多分・・・)」 ちっちゃな作品だったけど、海の色と波の白と、最初は海って良く分からなかったけど、説明を見てなるほど!って思った。最初見た時は青ベースの色の組み合わせだけに見えるけど、ちゃんと海だった。潮風が吹いた。
「夜の月」 はっきり丸い満月と、枝の組み合わせ。私まで空を見上げている気持ちになれる。
「稚魚群遊図」 言われないと気付かないくらいに小さく黒い魚の陰が、かろうじて池の中に見える。それが本当の景色だ!って思って、これに気付かな?って思ってるかもしれない熊谷おじいちゃんの悪戯心な気がして、気付いたときに笑ってしまった。
「蝉」「いんげんに熊蜂」「たんぽぽとみつ葉」 どれも写実的じゃないのに、それにしか見えない。子供でも描けそうな気がするけどいざ自分が描くか?と思うと、まったく筆が進まないと思うから、やっぱりすごいと思う。

そんな感じに、感想つれづれ。
「わたしは わたし」
タイトルも素敵。
私は私。
スッと気持ちが軽くなる

どの絵も、「熊谷さんち の」って言っちゃう感じ。
お庭に行ってみたかったな~。
きっとたくさんの生き物の命とその優しさと愛が感じられる、安心で包まれたお庭だったろうと思う
そんな感じに愛情いっぱいが感じられる絵でした。
でもきっと、虫が苦手だから私は悲鳴ばっかりだと思うけど

足がもう疲れてしまったので、この後は直帰します
美術館のお庭は、見る角度によって全然表情の変わる、素敵なお庭。
独り占めです      大人げなく、飛び石を渡って満喫(笑)
普段こういうのは子供しか行かないから(笑)
 柿の木。
近衛家の石灯篭。  
こんな素敵な美術館があるなんて知らなかったから、今日は収穫でした~

帰りに買ったポストカードを郵便局で出して、風景印を押してもらいました。
 平日の特権(笑)
昆陽寺と、ツツジのデザインです。


<カラヴァッジョ展 @ あべのハルカス美術館>

2020-02-11 | Art

ギリギリになったんだけど、セット券買ってたから行ってきました~。
カラヴァッジョ、もしかして意外にローマ行った時に観てたかも⁈と思った。
残念ながらあまり覚えてないんだけど
思ってたよりも、カラヴァッジョ自身の作品は少なかったのがちょっと惜しかったかな・・・
借り出すのが難しいんだろうね。
「ホロフェルネスの首を斬るユディト」と「瞑想するアッシジの聖フランチェスコ」が来日できなくなってたし。
ま、仕方ない。


「執筆する聖ヒエロニムス」や「悲嘆にくれるマグダラのマリア」は良かったな~。

「リュート弾き」は、バッカスや聖セバスティアヌス、果物籠を持つ少年とかと同じモデルに見えてしまうんだよね~。
私、人の顔の識別能力低いから・・・
でも、好みではないけど、胸の内をザワザワさせる良い作品ではあると思う。
それに、植物や楽器などの描写が凄い。

「聖アガビトゥスの殉教」はイマイチ響かなかった
職業病かしら(笑)

「法悦のマグダラのマリア」も良かったけど、多分キリスト教信者じゃないからかもしれないけど、このマリアの感激は共有できなかった。
左手に描かれてるはずの十字架と荊の冠はちょっと判別しづらかったなぁ。
涙は今回間近で観て初めて知ったので、観れて良かったです。

「ゴリアテの首を持つダヴィデ」をモチーフにした作品はいろいろと出てたけど、私はパオロ・グイドッティ作のが好き。
何が、かは分からないけど、惹かれる。

一番最後の「洗礼者聖ヨハネ」が一番好きかも。
カラヴァッジョがモチーフに込めた意味は分からないけど、大人の角をはやした羊と、十字架じゃなくて1本の杖を持つ姿。
男性なのに綺麗。


祝日のお昼間はやっぱり少々混んでました
 「歯を抜く人」・・・怖かった・・・

 絵葉書ゲット
とりあえず、間に合って観に行けて良かったです


<「没後220年 京都の若冲とゆかりの寺 -いのちの輝き-」展 @ 京都タカシマヤ>

2020-01-13 | Art

行けたら行きたいな~って思ってたら、ちょうど初詣帰りに思い出したので(笑)行ってきました。

若冲の描く絵は本当に生き生きとしてるよね。
しかも、わざわざこの角度で描く⁈ってチャレンジャーな角度から描いてるのに、すっごいそれが成功してて立体的でリアル。
「鶏図押絵貼屏風」「群鶏図」などは、観てるとアングルが様々で、全く飽きない。
「竹虎図」は、すごく風が吹いてる中で、前足を舐めるマイペースな虎がカワイイ(笑)
鯉の筋目描きは、どうやって思いついたんだろう・・・質感までもそっくり。
黒地にカラフルな花鳥版画シリーズは、中でも「櫟に鸚哥図」が気に入った。
あとは、「雪中雄鶏図」や、「花鳥図押絵貼屏風」「里芋図」などなど、現実ではないにしても 植物も生き物も生命力が違う。

代わって、「鼠婚礼図」はかなりユーモラスな擬人化したような鼠の宴会風景が超可愛い( ´艸`)
ちょうど画面の真ん中が白く抜けて 広い座敷が良く分かるし、どの子も楽しそう
「布袋図」の布袋さん、あっかんべーしてるのが珍しいし、ウチのおじいちゃんにそっくりだった(笑)
こういう神様が面白い表情してるの、この時代結構あるけど、こういうのが凄く日本的だと思うし、より身近に感じられて良いなって思う。

最後は、若冲の弟や弟子たちの絵もありました。
若冲に追いつけ追い越せと精進していた様子が見て取れるけど、やっぱり若冲と比べちゃうと 若冲のほうが凄いなってなるな~
変わったアングルでも違和感が無いし、鶏の長い尾の勢いとか、内から滲み出る瑞々しさとか。
でも、処冲の「蟹図」のカニは、スタタタタ・・・・って走り去る感じがめちゃ可愛くて気に入ったな~。

結構見ごたえのある展覧会でした!

 鼠のクリアファイル、かわゆい


<「東山魁夷の青・奥田元宋の赤 —色で読み解く日本画—」 @ 山種美術館>

2019-12-21 | Art

せっかく上京したので、なにか美術館に行きたいなと思っていたのですが、上野も良いんだけどイマイチ食指が伸びず、いろいろ探してたら、こちらに出会いました。
金曜が平日だから空いてるかなって思ってたんだけど、終了目前だったからか結構混んでたみたいで、、、なので仕切り直して朝一番に行くことにしました。

恵比寿駅から行く途中、見事に違う道を進軍する私・・・(笑)
焦ったけど、時間に余裕をもって来てたので、ちゃんと開館には間に合いました。
朝イチでも結構人が来てた、、、というか、室内自体がそれほど広くないので、すぐ混んじゃうんだろうね~。

東山魁夷は青、奥田元宗は赤、といったように、その画家のイメージの色、よく使う色っていうのがある。
フェルメールの青、みたいな。
そして、洋画と日本画は使われている素材が違うし、微妙な色合いが違う。
そんな「色」に焦点を当てて、いろんな画家の作品を集めた展覧会になってました。

好きな竹内栖鳳のもあって、「鴨雛」めちゃんこ可愛かった!!!
ふわっふわの雛 足びよーんってなって、どんだけリラックス(笑)

宮廻正明 の「水花火(螺)」は、漁の網を画面のこちら側に向けて投げる、面白い構図でびっくりした。
千住博や、田渕俊夫の「輪中の村」の銀紙の空の斬新さも面白い。
守屋多々志「慶長使節志倉常長」は、ローマの西洋的な背景と、日本の袴と、床の幾何学調の模様が良かった。
柴田是真「円窓鐘馗」の目が覚めるような朱色。
横山大観「寿」の文字をデフォルメしたデザイン。
上村松篁「白孔雀」は、思わず目を見張る 白いクジャクの凛とした神々しさが凄かったです。
東山魁夷は、「緑潤う」の緑から青の様々なトーンが混ざり合って全体を奏でる色が気に入った。

一番気に入ったのが、奥田元宗の「奥入瀬(秋)」。
ずーっと眺めてても飽きない、自然そのものだったと思います。
モネの睡蓮をオランジュリーで観た時と同じ、自然自体に囲まれているような感覚になる。
せせらぎの音が聞こえるような気がして、画面がどんどん広がってくる感じ。

いつか行きたいと思ってた山種美術館に行けたことも、良かったです。
絵葉書はあまり種類が無かったけど、気に入った鴨雛はゲットしました(笑)
 


<ラファエル前派の軌跡展 @ ハルカス美術館>

2019-12-18 | Art

3つの展覧会のセットチケットを買ってたので、最終日慌てて行ってきました。
正直実は、あまり期待してなかった展覧会で(笑)まぁ、案の定というか、個人的にはパッとしない感じになりましたが、でも普段見ることのないイギリス画家の作品が並んでたので、それなりに満足してきました。
 

写真OKゾーンがあったので、パチリ。

 ダンテ・ガブリエル・ロセッティの「ムネーモシューネー」。展覧会のポスターになってた絵。
記憶の女神。
「シビュラ・パルミフェラ」  
左に目隠しされたキューピッドと薔薇。右にシャレコウベとケシの花。間に揺らぐ蝶の舞。
曰くありげ。。。
でも私は、こっちのほうが好きかな。
同じくロセッティの「クリスマス・キャロル」  パッと見てクリスマスを連想するかと言われたらあまり分からない。でも顔つきや色遣いがロセッティに特徴的だなと思うし、華やかな感じ。
 「『夜が明けて』- ファウストの宝石を見つけるグレートヒェン」。ロセッティの描く絵の女性は、少し男性的な角ばった顔の輪郭や、眉の太さが独特だと思った。
 ウィリアム・ホルマン・ハント 「シャロットの乙女」。色鮮やかであるけど、巻き付く糸や逆立つ髪がちょっと怖い・・・。

他に私は、ハントの「ヨーロッパカヤクグリ(イワヒバリ属)の巣」や、フレデリック・レイトン「母と子(サクランボ)」、エドワード・バーン=ジョーンズ「慈悲深き騎士」、アーサー・ヒューズ「音楽会」、ウィリアム・ダイス「アラン島の風景」などが好きでした。

今回はグッズの絵葉書が意外に種類が少ないし、例の如く私の好きな作品はグッズにならないし(笑)
 なので、2枚だけ購入。

イギリス独特な壁紙のデザインとかも見ることが出来たし、気軽に楽しめました


<エアーフェスタYAO 2019 @ 八尾駐屯地 その2>

2019-11-24 | Art

どうやら展示は終わった様だな~、ということで、しばらくウロウロとすることにしました。
チヌークや戦車の乗車体験は抽選だったので、今回は抽選整理券も貰える時間じゃなかったし。
奥の方へ歩いて行くと、車両系や、武器の展示がありました。
 中SAMでも、自衛官募集。  近SAM。
  

ヘリ達が続々と着陸して来ました。
  イケメン コブラ   UH-1Hからお手振り頂きました  
遠くにチヌーク  

74式も帰って来た~   

 一等惚れた( ´艸`) 笑。

     
奥の方では、チヌークの体験乗車の準備が行われていました。  
そして、ヘリが並ぶ中、見たこと無い白いヘリが降りてきた・・・  って思ってたら、、、  海自だ!!SH-60K!!
 ひゃー!!ヤバい・・・カッコよすぎる・・・(単純)やっぱり海自はスマートよね(コラw)

最初のロープのラインで観てたら、そのうちいったんロープを外して、もう一回り近くまで進めました。
どうやらヘリの周りでいろいろと準備が始まったところからすると、すぐ横まで行けるんだな、と理解し、引きで機体を堪能しながら待機します。
  ヘリの羽根、ローター回ってる時はピーン!なのに、止まったら へちょん(´・ω・`)ってなるのが、可愛くて好き(笑)

目の前を大阪府警のチョロQ(違)が走って行ったから、ん? どっかに府警、来てるの?って思って見回したら、、、
 めちゃ派手な子おったわ(笑) 

これ、府警のヘリなんだね~ 
時々空を派手なヘリ飛んでることあるから、もしかしたらそのうちの一つだったのかも。

そのうちチヌークの体験乗車準備が整ったみたいで、エンジン再始動。  後ろに向けてモヤモヤ陽炎。 
行ってらっしゃ~い、って地上の隊員さん達が手を振ってました  
 良いなぁ~!陸上走行と聞いてたんだけど、結構高いとこまで飛んでて羨ましいいつか乗ってみたい~

隣の空港に行ったり来たりのJA109N  
 敷地内には消防車もありました。場所が無いみたいで、隊員さん達が席で昼ご飯食べてた(笑)お疲れ様です。
まもる君を発見  

 しばらく待ってたら、ようやくロープが外されて解禁
まずは目の前にいた、海自のSH-60Kに行ってみました。
    
白いけど迷彩柄。舞鶴から来たんだって!1時間弱くらいらしい。
グリーンフェスタの時は 北吸岸壁が精いっぱいで航空基地まで行けなかったから、こんなところで出会えるとは感激
 お尻(笑)  備品について隊員さんが説明してくれたけど・・・内容よりも手の綺麗さに吸い寄せられてた私(コラ)←手フェチ

AH-1S コブラ
  

OH-1 コブラとOH-1は、シン・ゴジラに出演(笑)
  

UH-1H
   

UH-1Jは、中に上がらせてもらえるみたい!  気付いた時はまだ並んでる人少なかったので、少し待ったらすぐに入れました。
  計器がいっぱい。・・・多分私には無理ね・・・  

CH-47 チヌークが 何度もお客さんを乗せて飛んでました。
  真後ろに立つと、風が激しかった!

大阪府警のAW139 「はやかぜ」
    この子は5枚羽だった。

そろそろ時間も近づいて来てるので、広報展示室へ向かいました。
  陸軍時代の大正飛行場の耐弾式戦闘指揮所を利用している資料館です。  
 八尾駐屯地の各部署の説明とか、現代近くの資料もありましたが、太平洋戦争時代の遺品などが沢山ありました。
   特攻志願書など。  
 命を懸けて散っても、感謝状一枚届いて お終い。
遺書もありましたが、辛くて泣いてしまって、カメラ向けられなかった。。。

   
念仏唱えて守れる平和じゃないから、必要な力もあると思うし、誰かが守らなければ守られない国土だと思うから、たくさんの方が国防に関わって欲しいとは思うけど、悲しい思いはしてほしくない。
平和を守るって、本当に矛盾してるものだって思った。
戦わないために、戦う力。


厚生センターでお土産ゲットして、帰宅の途に着きました。
 門を出た向かいで、消防の方たちが訓練していました。  警察しかり、消防も然り。
日々皆の安全を守るために黙々と励む方たちが居るから、私たちが生活できてるんだってこと。
お疲れ様です。

売店のおばちゃんに聞いて、八尾駐屯地限定のヘリ煎餅と、イベント限定で入荷されるという省関係のお菓子の中から防衛省限定チーズケーキを
  お煎餅には「八尾駐屯地」の文字と、CH-47、UH-1、OH-1の刻印。
どっちも美味しかった~
そして、衝撃の(笑撃の?)OH-1キューピー(笑)  キューピー相変わらず体張ってるよね(笑)
KAZARI隊」さんの日付入りストラップもゲット
 第23航空隊のパンフもいただいて大満足
明けだったから、行くか ちょっと迷ったけど、行って良かったです~来年は朝から行けたら良いな


<エアーフェスタYAO 2019 @ 八尾駐屯地 その1>

2019-11-24 | Art

前日に緊急で呼び出されたまま当直突入して、よく働いたよ私!ということで、そのまま明けに 勢い任せで八尾まで行ってきました
初めてのエアーフェスタ  
八尾駐屯地創立65周年および中部方面航空隊創隊57周年記念行事になります。
     可愛いエンブレムがいっぱい

もともと仕事上がりだから訓練展示とかには間に合わないだろうな~、と気楽な感じで向かったら、意外に早く着いた ←え、ちゃんと安全運転だったよ。笑。
ちょうどヘリのエンジン始動したくらいで、会場に到着 
ただね~・・・ もう人の頭しか見えないんだなこれが  頭の上にカメラ掲げて、何映ってるか分かんないけどビデオ撮って、後で見ることにした(笑)
なので、キャプチャが多いため、画質良くないです

もうめっちゃ足ぷるぷる(笑)
更に、マニアのおっさんペアが意味不明に割込みしてきたから、頭被りまくるし 周りの皆、え?って感じやったわ・・・。
子供ちゃんならどうぞって思うけど、おっさんとかデカいだけで可愛くないし、腹立つぅ~
そうこうしながら、とりあえず落ち着いて覗いてみると、、、ヘリコプターいっぱい並んでる~ ←良く分かってない人。
 UH-1Hかな?  CH-47 チヌーク!これ観たかったの!伊丹で豆粒になって飛んでるのは観たけど、ちゃんと観たの初めて~。
ヘリはシュッとしててカッコいいし、チヌークは なんていうか・・・前後のプロペラが美味い具合に回り合って飛んでる姿が 虫というか「buzz」って感じでカワイイと思うの上手く言えないけど。
エンジンが温まると、いっせいに飛んでいきました。  
チヌークも方向転換して、   浮いた~  遅ればせながら飛んで行く。また後でね~やっぱりカワイイ

編隊が戻って来るまで、地上でいろいろ行われています。
 音楽隊演奏。
これも観たかった、バイクドリル  どうしても正面のお偉いさんのほうを向いて行われるから、私の位置からは何が起きてるのか全然分からず、、、諦めましたw
 ジャンプしたり、テクニック対決が始まって(笑)  よくバランス崩さないな~ 
 ウィリーも観れた

と盛り上がってたら、編隊が帰って来た~!観閲飛行。
 どこ?どこ?ってなるくらいの米粒がどんどん近づいて来て、 頭上を通り過ぎて行きました。 
UH-1 9機、AH-1S 2機、CH-47 1機。   

次いで、格闘展示    ショッカーが いっぱい居たよ(笑)


一度観てみたかった、ハヤテJr.の展示
 原チャがヘリコプターに変身して、地上でアクロバット走行を観せてくれます。
交差したり、速度を揃えて走ったり、すごい。  そして、カワイイ(笑)
 展示の色々な所で、自衛隊募集の文字。そうだよね、切実な思い。


 八尾空港なので、民間のセスナやヘリも飛んでました。まさかのドクターヘリ でもこの形・・・OH-1みたいな お尻。


続いて、災害救助の展示。
 ハーネスが2種類あるそうで、それぞれ付けた2機で2人を救助します。
  見てるだけで、高所恐怖症の私には無理~  
今回、ものすごく感動したのが、このホバリング。  ホントにね、全然ブレないの。1ミリもブレないの。
気流の加減とかもあるんだろうけど、特にこの 後ろの方で救助してたヘリなんかさ。  何か台に乗ってます?ってくらいにブレないの。
パイロットや降下救助員の人たちの訓練のことを想像すると、本当に感謝というか、頭が下がるなって思った。
  無事に要救助者を収納。
あんなにブレないホバリング観たらさ、こんなのが助けに来てくれたら、何も心配しないでいいんだなって思ったよ。


続いて、訓練展示が始まります。
エアーフェスタだけど陸自なので、戦車とかも観れるんだ~
 こちら、敵の基地(笑)ここを攻めます(`・ω・´)ゞ
味方の準備が整い待ち。   

まずは、偵察隊が敵陣地の偵察に向かいます。   
  陸と空から偵察。 ちょっとちょっかい掛けてみて(違)その反応で陣地の全容を探ります。

FH-70の榴弾砲、手動で旋回してるのにびっくりした!
そして、火を噴く  

レンジャー部隊投入のため、地上の敵を排除するためにAH-1S コブラが前にでます。
 撃つのはエアでした。
そして、UH-1Hが進入。
 先にロープ回収用の重りが投下され、レンジャーが降下!  
無事地上へ  

 1人はフックが外れにくかったみたいで、バディみたいな人がヘルプに駆け寄ってました。
 合流して地上からの攻撃を続けます。

空からも攻撃の手を緩めません。  

戦車や装甲車も出てきて砲撃。
    敵の部隊は逃げて行きました~
 追撃するバイクすごい!銃構えながら乗ってて、目が真ん丸になったわ


これにて訓練展示が終わりました  
どうしても狭い所でやるし、平地だから、伊丹に比べて見難い所も多かったけど、空と陸とでの戦闘展示、興奮でした~


というところで、とりあえず、今めっちゃ眠いので(笑)続きはまた後で・・・