夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

きょうの ひだまりは なみだの あじ

2007-01-27 | か行

ゆめ を みました
いこく のいなかまち にいる ゆめを みました
そこは たんぼがひろがり ぽぷら の なみきみち がありました
とおくに たいせつな ひと もすわっていました
きいろや ぴんくや むらさきの ちいさな はな がゆれていて
わたしは たんぼのあぜみち を はだしで あるきました
くしゅ くしゅ した あおいくさ が
ちゃいろ い どろの みずたまり が
あたたかい かぜ が
うれしくて
なつかしい ふんわりとした すかーと のすそを 
くるり くるり ひるがえして
そこらじゅう を あるきました
むこうで あのひとは わらっていました
いいなぁ と いいながら ふたりで わらいました
ずっと しあわせ でした



きがつくと あたりは ひがくれて
まっか と むらさきに ひがくれて
だぁれも いなくなって
わたしは こわくなって 
うごけなくて
なきだした わたしを あのひとが いいこ いいこ しました
でも わたしからは だれも みえないので
せつなくて さみしくて 
うごけなくて
はやく よるに なってしまえば
びろぅどの こんいろに つつまれて
あんしん できるから
はやく よるに なってしまえば
はやく よるに



かなしくて



しゃくりあげながら めがさめたら
おひさまは もう たかかった けれど
こころは ちっちゃく ぎゅうぅ と つかまれたままで
だからきょうは
とても つらいのです
なくしたものが おおくて
とても つらいのです