夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<映画関ヶ原に学ぶ 三成道 ー初志貫徹の美学ー @大原観音寺>

2017-10-29 | Art

映画関ヶ原とタイアップした企画を7月からいろいろとされていた「三成道」ですが、今回最終日には「歴史トークイベント 関ヶ原の合戦から見る・石田三成像」というトークショーが、大原観音寺の本堂で行われました。
台風の中出かけた甲斐あって(笑)とても面白いお話が聴けました

第1部は、関ヶ原町立歴史民俗資料館の前館長・草野道雄さんが、関ヶ原合戦図屏風や現地の写真をスライドで示しながら、関ヶ原の戦いを解説してくださいました。
屏風は、右側の第1・2扇から、左側の第5・6扇にかけて、関ヶ原開始の朝から夕方にかけての時間経過を経て、描かれていました。
なので、井伊によって開戦し、最後大谷陣では吉継が自害しているところが描かれています。
各有名武将の陣地取りの経過も、屏風の拡大図を示しながら解説してくださいます。
なので、改めて教えてもらうと、以前は関ヶ原ってだだっ広い平野で戦をしたのだと思っていたけど、実際は山に囲まれた狭い範囲での戦いだったんだなって良く分かったし、家康と三成がとっても近い場所に陣が張ってあるのだと分かって、なんか・・・すごい怖いじゃん、この戦さ!ってびっくりしました(笑)

武将に従う部下にもそれぞれの立場や考え方があったというのがとても面白いし、だからこそ、一層その時代の人々というのが身近に感じられました。
映画観てて良く分からなかった、「井伊に始まり、井伊に終わる。鉄砲に始まり、鉄砲に終わる。」というのが納得できたし、それにまつわる長政や島津勢の動きも理解できたし。
実は小早川秀秋って、とっても良い場所に陣取ってるんだなぁって、逆にちょっと不思議に思ったり。
秀吉の甥だから?
それともやっぱり東軍側だったから良い陣を狙ってぶん捕ったから?
などなど、またしても謎が増えたり。
秀秋の部下も、西軍・東軍それぞれの考え方があって、実際に信念を曲げなかった人も居たりして。

これほどまでに大きな2択って・・・いつの時代だって実はそうなんだろうけど、文字通り、運命の選択だったろうし、そう思うと今更ながら、もう・・・途方にくれるなぁと(´・ω・`)

それに、各陣の動きを見てると、本当に辛くなるくらい、(ざっくり言って)石田・大谷・宇喜多隊しか戦ってなくて、なんだこれは・・・となってしまった・・・。
ひ、酷い・・・
味方であるはずが動かない大軍たちを見て、しんどかったろうな。。。悲しさと悔しさと、あっただろうな。。。
と、現在絶賛 三成贔屓中の私は(笑)泣きそうになりました(笑)
もっともっと細かくいろんなエピソードをお聞きしたかったです!関ヶ原行きたい!


休憩を挟んで第2部は、三成の15代目子孫・石田秀雄さん、小早川家当主・小早川隆治さん、映画関ヶ原で大谷吉継役を演じられた大場泰正さん のトークショーがありました。
秀雄さん、隆治さんが入ってこられて、最後大場さんが入ってきたら、もう大歓声!
大谷吉継の衣装を着て来てくださったのです
や~、、、大谷吉継の衣装は、ちょっと他の武将と違ってミステリアスな所があるから、、、ミーハー心に火が付くよね(笑)
メモってることをつれづれと、ニュアンスで。

◎石田秀雄さんの挨拶
家康は、石田三成自身は処刑したけれど、家康自体は命を大切にする人だったので、三成の子供たちは皆 生かされた。
自分の先祖も、三成の嫡男・重家公(関ヶ原当時は小早川秀秋と同じ19歳。ていうか、三成ってすでに隠居してたんだ・・・って驚いた)の妻が、佐和山城の落城後に越前松平へ落ち延びて、そこで石田家が続いてきた。
というわけで、『徳川さんには感謝してる』とのこと(笑)

・・・確かに、家康は豊臣家は滅ぼしたのに、石田家は捨て置いたというのは気になってたところで。
戦国時代においては、ある意味変則的だったのかなぁ?
映画でも、北政所が秀秋に「石田の血は残す」と伝えているのが、ちょっと良く分からなくて不思議だったんだけど・・・何か戦略的な意味や必要性があったのかしら・・・?

◎小早川隆治さんの挨拶
小早川家は、秀秋が21歳で亡くなった時点で一度は断絶している。
明治になってから復興され、毛利から養子が入って繋いできたので、ようやく隆治さんが400年ぶりの嫡男として生まれてきたとのこと。
「お粗末な嫡男ですが~」とか謙遜されるもんだから、会場が和んでました(笑)

◎大場さんの挨拶
キャスティングは撮影の2年前くらいからお話があったので、歴史を勉強を一生懸命した。歴史ファンの人に比べたら恥ずかしいくらいだけど(笑)特に西軍や、大谷吉継を重点的に勉強したとのこと。
大谷吉継は出自すら良く分かっておらず、司馬先生は近江説を採用しているが 色んな説があるから、また謎が謎を呼ぶし、勉強するにもキリがない。
あとは直感で探るしかないというか。
夏に16代目の(大谷吉継の子孫の)大谷裕道さんにお会いしたけども、その方でも、実際のことは良く分かってない、でも多分近江じゃないか、と仰っていた。
僕は、近江出身だと思ってます(笑)

◎映画の気に入ったシーン
*石田さん:これまでなかったような、岡田さんが馬に乗ったり、そういう武の部分が出ていたのが、嬉しかった。
*小早川さん:「最初に言いますが、自分は歴史に疎くて・・・」と(笑)
秀秋は、優柔不断の青二才とか、裏切り者と言われてきたけども、映画の中ではちょっとそういうイメージとは違う姿で描かれている。
歴史家の方がいろいろ再分析してくれるようになってきているんだなという印象。
*大場さん:
メイクが1時間くらいかかる。死ぬ時の秀吉は全部で5時間くらい、次に平さん、その次に自分。眉毛も剃ったりしてる。
これも、実際はどうだったかというのは分からなくて、ハンセン病じゃ無かったんじゃないかとかいう話もあるが、今回はハンセン病ということで作ってもらっている。
実際の史実がどうか、というよりかは、病を押してまで三成に付いていくというところを表すところで、心理的な負荷を掛けるという意味で、僕はすごく助かった。

ー合戦シーンは、馬ではなく神輿に乗っているが、やっぱり大変だった?
大変なのは僕ではなくて担いでいる方(笑)
多分エキストラじゃなくて、俳優さんがやってくれて、練習もしてくれていた。
映像よりももっと長い間を、かなりのスピードで走ってくれている。
大体、大谷吉継のシーンは采配をもって指示するという姿が多いが、監督がどうしても戦う姿を撮りたいとのことで、長巻を持って戦うという設定になった。
実際史実では良く分からないが、16代に言わせると手がもう動かないので、手に括り付けて戦ったのではないか、という説もある。
自分では尺骨側が麻痺しているという設定にしていたので、小指を使えないから、それをやるとなかなか握れなくて大変なので、ちょっと嘘をついている(笑)
それでも撮りたかったという。
原田監督は人物の造形について、典型的ではない方(例えば三成なら頭の良さとか)、そうじゃない面、文武両道の面に光を当てている。
大谷吉継に関しても、官僚の頭がいい面だけじゃなくて、武人としての兼ね備えている人物像を表したかった。

◎原田監督について
怖いというか、普段は優しいし冗談も良く言うし、石田さんはこの間会われて意気投合されていたけど(笑)
あの作品を撮るのは並大抵の精神力では出来ないから、僕は別に肩を持つつもりではないが(笑)わざと鬼になった、鬼を演じてた、と監督は自分では言ってた(笑)。
実際は半分は本当に怒っているだろうけど(笑)半分は演じてたんじゃないか?(笑)
それくらいハードな撮影だったし、実際に軍を率いている将軍にならないとあの画は撮れなかったと思う。

◎大谷吉継を演じての周りからの評価は?
良かった(笑)
監督は、三成との友情に絞って表現している。
大谷吉継は、すべての出会い(三条河原での 三成と左近との出会い、初芽と三成との出会い)に立ち会っている。
最後の、小早川に会いに行け、というシーンも、原作では大谷がそう言う前に三成は小早川と会っているが、それを変えてまで出会いを大谷刑部の役割にしている。
全ての友情を取り持っている。
最後の割粥のシーンで、三成と対面しないで同じ方向を見ている。それは志を同じ方向を見ている、三成と同じ気持ちだよ、ということを表している。
粥を渡すシーンだけ向き合って交流している。
お茶の膿のエピソードとか、そういうことをやらずにどうやって表現していくか、という。
俳優としては高級なことを求められていた。

◎岡田くんが演じる石田三成どうだったか
岡田さんは俳優というより、武闘家(笑)
石田三成は、大谷吉継よりも全てにおいて少し先に出世して、自分を引き上げてくれてる。
岡田さんも自分より少し年下で、実際の三成も大谷よりも少し年下だった。
俳優として少し前を歩いていてくれているのが、すごく自然に感じられた。
僕のこともリスペクトしてくれていて、日本のいちばん長い日観ました!って言ってくれて、かなり仲良くやらせてもらったので、演じる必要がないくらいだった。

◎石田さんから見た映画の三成は
石田三成は、冷徹で人の言うことを聞かないという姿が多かったけど、今回は正義感丸出しで、これまでのイメージとは違う。
三成の再評価を促すシーンが沢山あった。
初芽に対する言葉遣い、気遣い、部下に対する気遣いなど、人間的な部分。
これまでは人間的なところが無いように描かれているし、実際そういう人間だったのかもしれないけど、今回は人間三成が描かれている。

ーこれまでその固定化されたイメージで苦労したことは?
特別の苦労はないが、友人によると三成をいいイメージで言わない。私がそこで怒っても仕方ないのだけど(笑)
今、ようやく声を上げて三成の人間性をアピールするいい機会だ、頑張ろうと思っている。

ー今回の映画の影響は何かある?
原田監督が丹念に作った、これこそ関ヶ原合戦、大谷吉継、三成、秀秋だ、というのを皆が納得できる映画になってたので、良い形になっていた。
これまで秀次事件や千利休事件がすべて三成のせいだって言われて来たから、『これじゃぁ死んでも死に切れんなぁとと思ってた』 というのが私的にかなりツボだった(笑)会場も笑い。
これなら死に切れるかな、と、だって(笑)

ー石田家の柿のエピソード
歴代の過去帳とかを見ると、養子がない、嫡男なのでDNAが濃くなってるのか。
特に自分の父と長男が酷い(笑) 性格も、自分だけが正義だと思ってる(笑)
性格も体質も、受け継いでいるから、こういう今日みたいなイベントがあると大変なことになる。 ←笑
受験の時とか、結婚式とか。
過敏性胃腸症というけど、我が家では「三成腹」と言ってる。
お腹下すと、「お前、また三成腹か」という会話が家の中に飛び交っている。

◎小早川家について隆治さんへ
死人に口無しと言うか、秀秋は関ヶ原の2年後に亡くなっているから、世間の評価を覆すような働きをする暇がなかったというのもある。
それに、特に若いということ。
3歳で養子に入って、7歳で大名になったという、大人に振り回される生活を過ごしてきた。
その中で、お兄さんみたいに思っていた秀次の自害・処刑が、若い秀秋にショッキングな出来事だったんじゃないだろうか。
毛利に養子に出るということになったけど、小早川隆景が、毛利よりも小早川のほうがいいのではないか、と養子にしてくれたのが、良い転機だったというか、隆景との関係はとても良好だった。
15歳で朝鮮出兵の総大将となったけど、普通はそういうことはあり得ない。
帰って来てからも仕置きを受けたりして、いろんな複雑な心理的なものがあったのではないだろうか。
家老の平岡頼勝、稲葉正成の2人とは、親子同然の関係にあったので、着陣した時から家老との間ではもう東軍として戦うことになっていたのではないだろうか、とも思う。

◎石田さんは、そもそも小早川は東軍だったので、裏切りではない、と考えている。
松尾山は毛利輝元が布陣する予定だったのだけど、輝元は参戦しなかった。
突然、東軍の心を持った秀秋が 西軍を追い出して松尾山に布陣したので、そこに一番焦ったのは三成だった。
途中で三成が秀秋の懐柔を働きかけて少し揺れ動いたというのはあると思うけど、東軍として最初から入ってるのだから、裏切りにはならない。
三成の息子と同じくらいの人が、400年経っても裏切り者だといわれているのが、可哀想で仕方がない。
だから、いま僕は、小早川さんとは仲良しで、大の親友ですよ。 ←会場盛り上がり(笑)
小早川が裏切ったというようにしとかないと、つまらないから、そうなってけどそれは酷い話なんです。

◎小早川さんは小さいころ裏切り者とか言われたことは・・・
覚えてる限り、無い(笑)
本当はもっといろいろ勉強しとけば良かったんだけど、これまでクルマ一筋の生活だったので。。。今回、いろんな方々とお会いできるのが嬉しく思っている。

小早川さんは、マツダのRX-7の開発に携わってこられた方で、ル・マン優勝、北米マツダの副社長を務められた 実はすごい方でした御年なんと76歳
御父上がクルマが大好きで、戦前日本でのクルマのレースに出場したり、日産の技術者をしていたので、御父上とは クルマの話しかしたことがない、と。
三原市とはご縁が深い小早川家だけど、別にその縁があってマツダに入ったわけではない(笑)
日本のクルマづくりが30年後世界をリードできているかどうかは、とても疑問。
というのは、自動運転や電気自動車など、過去のクルマの技術とは全然違うものが必要となってくる。しかも中国がその気になれば明日にでも電気自動車を作れるくらいの技術がある、その中で今のままではいけない。
・・・などなど、少年のような瞳で語ってくださいました(笑)
『途中から、何のトークショーなのか分からなくなりましたが(笑)』 と司会の方が(笑)

クルマ関係のジャーナリストもされているとのこと、これからもご活躍をお祈りしております。

◎大場さんが何か言いたくて仕方がないという顔をされていましたが(笑)
『強引に話を戻しますが(笑)』、と(笑)
確かにクルマの話になると止まらない小早川さん(笑)

秀秋が亡くなったのが、大谷吉継の祟りだとか言われたりもしてたけど、、、
映画では最初から大谷が秀秋の陣を向いていたりするので、最初から秀秋は東軍だったという説も無くはないと思う。
途中で三成に小早川に会いに行けというくらいだから、その中でも、三成と何かしら通じる部分があるんじゃないか、と感じていた面があったと思う。
吉継は、自分が戦場で死ぬと分かっている状況でじゃあ何のために死んでいくのか、というところで、やっぱり三成を残していきたいというか、三成の精神、三成の求めている方向性を残していこうと考えていたと思う。
そういう三成が魅力的でないわけがないと思う。
大谷吉継は家康とも仲が良かった。16代も「僕はどちらからも恨まれてない」と言ってた(笑)
それなのに三成に味方した、というのは、それほどまでに三成が魅力的だったということだと思う。

◎映画のテーマ「義」について
*大場さん:正義とは、信念を曲げない事。
三成が挙げている「大一大万大吉」に通じるような、若い時に決めたことを貫いていくという、利害関係とかで崩れていくことが多い所を貫いた、というのが、義なんだと思う。
大谷吉継の首塚を、今日お参りしてきた。
*石田さん:「大一大万大吉」はラグビーの精神に通じる。
ちなみに「大一大万大吉」は、あくまで旗印で家紋ではない。
三成が大事にしたもの5つ、正義、秩序、友義、義理、生命 を義としている。
自分の代で、新しい家訓 『惜命報義』 を加えようと決めた。
自分の命、人の命は簡単に捨てるものではない。命は大事にしないと志は達成できない。
最後の最後まで命を大切にすることで、志を捨てず、世話になった人へ義を報いる、それが大事だと思っている。
*小早川さん:「志ありて 凛々しく 艶ありて 昴むる」
RX-7の開発を始めた時に、メンバーで議論して決めたキーワードだが、義に通じるテーマだと思っている。


この後、もうすでに大親友とのことですが、仲直りの握手をということで、石田さんと小早川さんが、大場さんと大原観音寺のご住職の立会いの下、握手をされていました。

石田さんは、とてもスマートで、真面目で学者肌な雰囲気でした。
対して小早川さんは、中国地方の人の独特のふんわりした雰囲気で(笑)
毛利の血を引くおっとりした えぇとこのボンが表れてるのかもしれないですが(笑)
しきりに歴史に疎いので、と強調されていたのですが、クルマの話になると熱の入り具合が違って、本当にお好きなんだなぁって
そりゃ、人の趣味はそれぞれですからねー。
大場さんは、劇中とは全然イメージが違うから、最初映画で観た時も・・・誰だろう・・・?って思ってたくらいだから(笑)
穏やかで紳士的な素敵な方でした。

雨降る中、本堂に籠って歴史話を聴いてると、本当にタイムスリップしたような不思議な気分になって、気持ちがふわふわして 現実に戻るのが大変でした
イベント参加者にオリジナルグッズを、ということで頂いたのは、三成ガチャのアイテムでした。
 
会の始まる前にガチャ回して出たのが、下り藤に向かい鳩、なのかな、キーホルダーが当たったので、ハンカチと迷ったけど、「大一大万大吉」のキーホルダーにしました。

は~ まさかこんな方々を目の前にお会いできると思ってなかったから、ホント行って良かったです( ´艸`)
楽しかったぁ。
友達には「岡田くんが好きなのか、関ヶ原が好きなのか・・・(笑)」と笑われたけど(笑)
だって、楽しいんだもん、歴史って。
良い1日になりました


<それぞれの足跡の 只中に想う。>

2017-10-29 | つれづれ

台風の中、家族には呆れられながら、でもやっぱり行っときたい!台風・・・きっと大丈夫・・・(`・ω・´)
という根拠のない決めつけをしてお出かけしてきました(笑)
本当は電車だと止まったら困るし、車で行こうか結構迷ったんだけど、付近が細い道の可能性があったり、うちの愛車「ハル」号はちょっとスピード出すと、すぐに転がりそうになるから、止めたの(笑)
なので、心配性の私は一応初めてのとこには余裕をみて行きたいし、乗り換え接続が不便な関係で、死ぬほど早く出発しないといけなかったです・・・
さすが滋賀だわ ←失礼(笑)

眠い目こすりながら、そこそこお尻痛くなりつつ(笑)長浜に到着
途中 危うく、米原で車両切り離しの刑の憂き目にあうところでした(笑)


駅前で、秀吉と三成の出会いの像がお出迎え。
 秀吉なかなか大きな刀を差してますな。
目的地までの道すがら高校の友達とメールしてたんだけど、銅像の写真見て「出会い!」、そして「大一大万大吉」の写真見て「三成せんせー!」と返してきた、流石我が友(笑)

 すでに小雨が降っとります。
ニット1枚で行くには多少の危険を感じたので、出掛けにウインドブレーカーを引っかけて来たのですが、大正解
流石に寒いし、傘さしててもびしょ濡れになるところでした。。。


駅からはバスで向かうことにしました
イベントの予定開始時刻より1時間早く着く事になる車内には、私とおそらく同じ目的地であろう おっちゃんの2人だけ(笑)
最寄り停留所で降りたら、、、

 そこは田んぼの真ん中でした
な・・・何もねぇ・・・
笑。

雨のせいで、山には盛大に霧がかかっています。
テクテクと山の麓にある通称・大原観音寺さんへ。
 そう・・・今日は、秀吉と三成が出逢ったというお寺の本堂で、映画関ヶ原とタイアップした「三成道」のトークショーイベントがあるのです!


・・・え、引かないでよ
台風の中でも、ご縁があれば辿り着けるはずなんだから! ほら、途中で電車止まらなかったじゃない!
(笑)
いや、ご縁がなけりゃ、途中で牛でも食べて帰ろうと思ってたからさ(笑)

 雨に濡れるマンホール ゲット。

そうこうしているうちに、観音寺に到着しました。
  惣門は重要文化財です。
惣門から本堂までの道のすぐの脇道を行くと、  秀吉に淹れたお茶を沸かすための水を汲んだとされる井戸があります。
観てる間にも、どんどんと雨が強く・・・

本堂へ向かっていると、 柿の木が(笑)
 階段を上がると、 本堂ではまだ、マイクチェック中(笑) 来るの早すぎたわ、私(笑)
本堂も鐘楼も  重要文化財です。
 GoGo三成号なるものを発見(笑)


まだ支度中だけど、本堂の中で座って待っててくださいってスタッフさんが言ってくれたので、まずはお参りを。
千手観音様がご本尊です。
天井の龍の絵と、左甚五郎作と伝わる龍の彫刻は、本当に必見でした。
真下まで行ってみることが出来たので、準備の邪魔にならないよう、まじまじと見てしまった。。。
こんなところに こんな立派なお寺があるなんて。


山に包まれるように立つお堂だったので、湧き立つ雨の匂いがなんとも愛おしい。
 結構降ってきました。。。 
雨に濡れて いまだ輝き続ける紫陽花。  

 寄り添い集まるお地蔵さんたち。


予想通りにバスが一緒だったオジサンはこのイベントに参加だったので(笑)到着時は私とオジサンだけという(笑)
なので、前のお話が聴きやすい席をとることが出来ました。
・・・早起きした甲斐があったよ・・・
時間があったので、もし出来るなら御朱印帳を預けてお願いしておこうかなって思いながら本坊へ行ったら、関ヶ原のパネル展の名残が
大一大万大吉の旗が大きく展示されていたり、お目当ての三成ガチャがあったので、やってきました
御朱印帳お願いしようと思ったんだけど、あまりよく分かってなさそうなおばちゃんから書置きならあると言われたので、仕方ないなーと、今日はこちらを頂くことにしました(笑)
で、本堂に戻ろうと思って、ふ、と観た壁に、滋賀の関ヶ原ロケ地マップが!
おじちゃんにまだありますか?って聞いたら、いっぱいあるよ!って山ほど渡してくれて、いやほんまに どんだけくれんねんってくらいにくれそうになって(笑)
流石に雨の中これほど沢山は持って帰れそうになかったので、友達分だけ頂いてきました
 そして、おじちゃんが「ちょっと待ってて!」って言って、奥からビニール袋を持ってきてくれたんだけど、こっそり?三成イラスト入りの旗タイプのメモ帳をくださいました( ´艸`)
ありがとうございます~
・・・相変わらずオジちゃまにはモテる私・・・えへへ(笑)
またこれ見ながら、滋賀のいろんな所回りたい!行きたいところいっぱいあるの!

時間になると、本堂内にぎゅうぎゅうになるくらいお客さんとプレスが来てました。
早く来てて良かった~
せっかくだもの、ね。

第1部では、関ヶ原の歴史民俗資料館の前館長・草野道雄さんが、関ヶ原合戦屏風や現地の写真をスライドで出しながら 関ヶ原の戦いを解説してくださるという、贅沢なお時間。
第2部では、三成の15代目子孫・石田秀雄さん、小早川家当主・小早川隆治さん、映画関ヶ原で大谷吉継役を演じられた大場泰正さん のトークショーがありました。
また内容は別記事でup頑張ります(笑)

もう、時間があっという間で。
歴史ってホントに面白い!
そして、武将だけじゃなくて部下の一人一人にもドラマがちゃんとあって、皆がちゃんと生きてるんだっていうのを感じられる。
立場が違えば善悪の評価も違う。
本当に歴史は素晴らしい!ってワクワクした時間を過ごしました。
400年以上前の 歴史のその人物たちが生きてた場所で、その人物の生きざまを聴く。
すごい贅沢!
楽しかったぁ!

終わった後は、お三方はプレスの取材があるとのことで残られていましたが、どさくさに紛れて大場さんとお写真を一緒にお願いしているお客さんたちもいて、特段止められなかったので、私もどさくさに紛れてお願いしてしまったのです(笑)
関ヶ原での衣装着用で来て下さったの!
だからダブルで超ラッキー
でも公式OKか分からないので、お写真はupは致しませんです~

満足した後は、お邪魔にならないように帰路に着きます。
  惣門の脇には、池と、横山城跡へのハイキングコースがありましたが、もちろん今日は行きません(笑)
バス停まで向かって歩いていたら、 噂の三成タクシー発見 多分本堂に居た4人娘のだとみた(笑)
 関ヶ原の前日もこんな雨が降ったせいで、決戦当日の朝はひどい霧だったそう。
こんな雨の中、こんな霧の中、足元の悪い中を移動し、対峙して、戦って、、、どんな気持ちで何を考えていたのかしら、と三成に思いを馳せてみた。

 バスが来るまでの15分くらいで、結構濡れちょびれ・・・
本当は帰りに八幡神社と石田神社、石田会館に寄って・・・と思ってたのですが、このバスを降りると次に駅行きが来るのが3時間近く待たないといけない事になるので(笑)今日は諦めました
さすが滋g・・・

でも、ま、ただ黙って帰るだけ、なわけないよ、私が(笑)
黒壁スクエア辺りに寄り道しよ~ ていうか、おなか減ったから何か美味しいお昼ご飯食べて帰ろ~ ということで、駅の一つ手前で途中下車。

 千成瓢箪のマンホール。 長靴は外せないよね

 北国街道は、今でも風情のある通りで、お土産物やオシャレな雑貨のお店などが並んでます。
その横にある、親子丼で有名な「鳥喜多」でお昼ご飯
普段は週末は行列らしいけど、今日は台風だからマシなハズ・・・と読んで向かったら、並ばずすぐにお店に入らせてもらえました
注文してしばらく温かいお茶であったまってたら、、、
 わーいキラキラ卵の親子丼きた~!
ふわふわな とじ卵と、柔らかい鶏肉に、ご飯の下まできっちり沁みてるお出汁が最高!
ハフハフあっという間に平らげました
食べてる間も次々にお客さんが来てて、流石の繫盛店ですな~。
また食べたいな~。

血糖値も上がってちょっと元気になったので(笑)お土産買って、黒壁スクエアなど  お店をチラ見して。
  優雅な階段上がると、 レトロな上げ下げ窓と、大きな吹き抜け。
雨でも割とたくさんの観光客が行きかっていました。

 道の真ん中にも瓢箪。さすが、太閤さんやね
以前来た時には近くの豊国神社にお参りしたのだけど、今回はそろそろJRが止まりつつある情報が入ってきてるので多少急いで帰ることにしました。

  次は晴れた日に、長浜城跡で、琵琶湖を臨みたいですな。

大阪まで帰ってきて ちょっと疲れたので、ハロウィーン ミステリー フラペチーノをお初で。
 Boo!な幽霊くんと魔女の帽子。
・・・甘かった・・・

途中足止め喰らうことなく、無事に家に帰りつきました。

 お土産チェック中の姫 「あたちも貰えましゅか?」(あげません。笑)

ポテチとか、「伊吹」の「小鮎 木の芽煮」。
きむら」のは食べたことがあるので、今回はこちらをお試し。
代わりに鮎と小鮎のお茶漬けを買ってきました。
あとは、噂の「つるやパン」の「サラダパン」ゲット
コッペパンの中に、マヨネーズと沢庵刻んだのが挟まれてます。
お味は・・・んー 普通?(笑) 別に沢庵の味もそれほどだし、少なくとも不味くは無いかと。

 朝イチに駅のコンビニでひとまずゲットしておいた、「じゃがボー」は近江牛の焼肉味とのこと。。。

 滋賀の美味しいお水で作られた日本酒をぜひ、と思い、お土産屋さんでいろいろ試飲させてもらいました(笑)
まずは、七本槍で有名な「富田酒造」の「石田三成」
そのまんまやーん、な銘柄ですが(笑)
そもそも七本槍もキリッとパンチのある辛口でしたが、こちらもスッキリとした後口。
癖はそれほど強くないと思います。
日本刀が斬った後の光のラインが白く黄色く後引くように、まっすぐ攻める感じがする。

もう一本は、山岡酒造の「純米吟醸 長濱」というお酒です。
こちらのお酒は面白くて、長浜の人が美味しいと思うお酒を、長浜の人たちの手で、一粒の種から造ろうという 「長浜の地の酒PROJECT」というのが2014年からあるそうですが、その一環として富田酒造と山岡酒造の2つ酒蔵が 同じお米から作ったお酒です。
飲み比べをして驚いたんだけど、同じお米で同じ名前のお酒なのに、酒蔵が違うとこんなに全く違うお酒になるのか?!ってくらいに味が違った
富田酒造のほうは、七本槍や石田三成と同じように、キリッと辛口。
酒蔵としては、シュッとした、シティーボーイというか、若々しく スッキリ一直線なイメージです。

対して山岡酒造のほうは、ふわっと柔らかく、ポッとお花が咲くようなまろやかな真ん丸のイメージ。
ご年配の杜氏さんがじっくりと造られるそうで、これはもう好みの問題ですが、女性好みな味です。

対照的な2本を頂いてきました。
飲み比べが楽しみだな~( ´艸`)


せっかく行った割には 雨のせいでちょっとしか(?)回れなかったけども、たくさんの初めてと幸せを満喫した一日になりました
また今度は天気の良い日に車で巡るのが良いな


<思い出は、変わらず甘いままで。>

2017-10-28 | Sweets

わっふーっ!!

私の大好きな白十字のわっふー♡

(笑)

 

今日は用事で岡山日帰りでした。

死ぬ程 疲れたわ…

やってられんでー(・Д・)

独歩のマスカットビールをリピして、ピーチ味もお試し購入。

知り合いが山盛りお持たせに見繕ってくれてた 白十字のワッフルとエクレアを抱えて帰りました(笑)

ご馳走様♡


<一日の終わり。>

2017-10-26 | 暇つぶし

今週は職場が荒れまくりで、かなり疲れた・・・
 新作でちょっと癒されてみる。

はぁ~ でも明日もヤバげな予感・・・


お天道様だけは変わりなく。
綺麗な夕焼け。
週末台風らしいけど・・・やだなー。
行きたいところがあるんだよ~ 


疲れたので、帰りにしまむらでウィンドーショッピング(笑)
なんだか気に入ったスニーカー
 買っちゃった~( ´艸`)
散りばめられた星 と、ちょっとばかしダメージ気味の生地。
踵はシルバーのラメ。
気楽に履けるし~、これで明日もがんばろ


<遠く、の香り。>

2017-10-15 | つれづれ

この週末は、母が母友と伊勢旅行に行ってきたので、お土産くれました

可愛いシバが散りばめられている縮緬巾着は、御朱印帳入れにピッタリ~。
あとは、真珠のブレスレット。
五十鈴茶屋」おかげ犬サブレは、おかげ犬の形になってます。
でもホント昔はどうやって、おかげ犬は伊勢神宮までお参りしたんだろうなぁ。。。

キュートな犬の置物は、母のお気に入りだから登場させたかったみたいです(笑)


 晩御飯は、「和田金」の牛肉ごはん弁当


実は今日は昼も贅沢海鮮丼だったんだ~
 そして、「室蘭うずら園」の「室蘭うずらのプリン」ふたたび!
やっぱり美味しい~

今日は贅沢Dayでした


<「関ヶ原」>

2017-10-14 | Movie

本日ようやく参戦が叶いました・・・ごめん、みっちゃん・・・遅参で・・・
ナイター無くなってしまって、どうしよう いつ行こう ってなったわ
危うく秀忠になるところだったわ 
セーフ

感想は、つれづれと・・・


ネット見てたら、展開早くて良く分からないとか、どれがどの武将か良く分からないとか、登場人物が多くて良く分からないとか、方言だから何言ってるのか良く分からないとか、早口で何喋ってるのか良く分からないとか、とか、とか。。。
どうしよ~って思ってたけど、、、

全然普通だったよ(`・ω・´)

笑。

確かに、展開は早かったし、終わった後、頭ズーンってなったけど。。。
でも、個人的に常識だと思う歴史の流れが大まかに分かってたら、観るに当たってそれほど困らないし。
武将は・・・言うても、ストーリーに絡む主要キャラは絞ってあるし。
これまでの大河とかドラマとかの登場人物と役柄がごっちゃになってきて多少は修正必要かもしれないけど、それを脱線させないくらいの吸引力がこの映画にはあったと思うし。
島津組は何言ってるのか分かりにくいけど、良く聞いてると英語聞き取りするときみたいに(←)単語だけ拾って大体意訳は出来るし。(←ん、良いのかそれで?笑)
岡田くんは大体 怒鳴ると早口で活舌聞き取りにくくなるけど いつものことだから、別に慣れてるし(オイ。笑)

というかさー、もちろん興味の有無によるとは思うけれど、、、分からない事があったなら、分かんねーつまんねーって言ってるうちに、調べてもう一回観たら良いと思うんだけど 笑。
私も観終わってから、いっぱい調べた。
知りたいこと、忘れてたこと、いっぱい出てきて、ワクワクしたよ~。
フィクションなら理解不能な作品はあるけど、少なくとも史実ベースなんだから、分からなかったら調べたら良いとおもんだけど、、、どうかしらん。
そうすればもっと世界は広がるのに。



私としては、かなりの高評価でした
長時間なのに、あっという間で、濃密な時間。


岡田くんは官兵衛のイメージが強かったから、少し心配していたけど、うん、大丈夫、ちゃんと 三成だった。
真面目で融通が利かなくて、、、ていうか、社会人としたら当たり前の社交辞令も使えないなんて、実際に同僚に居たら・・・デコ はたくわw
ツンデレかよ?ってくらいに、情に深いくせに見せようとしないし。
そういうことをしているから、仲間の武将に嫌われるんだよ?(´・ω・`) 気持ちはきちんと伝えないと伝わらないよ?(´・ω・`)
って、子供を諭すように言いたくなりました(笑)
杖のシーンとか、、、まじで子供かよ!!!
拗ねながら、「わしはそういうことは出来ん」とか、、、いやいや!出来ないじゃなくて、嫌でもなんでも、家康嫌いなんだったらむしろそこ、ちゃんとやれや!って(笑)
・・・左近兄さん、苦労したろうなぁ。。。 
笑。
きっと頭が良すぎて、あの時代のスタンダードな「武将」からは理解されなかったんだろうねぇ。
もっと先を見ていたというか。
そして、自分が嫌なことを秀吉の代わりに被ってきたから、そのずれた歯車が回って行ったままになったんだろうな。
一つ一つのボタンの掛け違えが 本当に切なくて、「違うんですぅぅぅ~」って代わりに弁明してあげたかった
本当はとても優しい人。
優しすぎて、、、詰めが甘い。
「自分が相手を思うのと同じくらい、自分を思ってくれるはず」ということが、とっても切なかった。
だって、こんなに思っていても、相手から嫌われて裏でハミゴにされてるんだよ。。。観ててつらいわ。。。
そして、物事に対しては柔軟に対応できる人だったのかって、大陸の人を大砲部隊に使っているのをみて、すごく驚いた。
逆にああいう新しい物を毛嫌いするタイプかと思っていたから。

誰にも分からないことだけど、私がすごくすごく知りたかったのは、三成はどの時点で”負け”を確信したんだろうかってこと。
負けるのが最後理解できないほど きっと馬鹿ではないし、負けを認めるのと、最後の最後まで生き続けようとすることは、別の次元で両立できる矛盾だと思ったから。
天を仰いで叫んだ時だろうか。
島津に見捨てられた時だろうか。
だれも居ないと、動かないと悟った時だろうか。
まだ、私は、掴みきれてない。

島津組なんかさ、ひどいよね(笑)
始まる前からすでに「三成の言うことなんか聞かんで良い!」とか、いやいやいや~!もう辛すぎたわ!

平左近は、すごかった。
お父さん譲りの風格と胆力が響いてて、カッコ良かった!
そして同伴していた家族が、死を覚悟しながらも戦場でそれぞれが戦い続けていた姿に、すごいなって。
小早川の家臣に殺された息子は、まだ子供みたいだった。
殺されると分かっているのに、自分の務めを果たしに行く姿は泣くしかなかったし、分かっているのに送り出した左近の親としての気持ちを想うと、辛い。
本当なら、自分は死ぬとしても、息子には生きて欲しいと思っていたと思うから。


東出くんの小早川、すっごい良かった。
秀秋は私もともと嫌いなんだけど(笑)それも多分作られたイメージなんだろうな。
大人たちに翻弄された、可哀想な人だと思った。
豊臣に加勢すると言っているのに、家臣に取り押さえられ、違う!と叫び続ける姿に、泣いた。

自分の手ではどうにもできない何か、がこの世の中には溢れてて。
三成も。ガラシャが自害したことを そういうつもりじゃなかったと悔いているように。
秀秋も。


役所さんの家康は、流石としか言えない貫禄だったけど。
でも、それでも私は今回の映画は、東出くんや岡田くん、平さんを凄かったって言ってあげたいなって思ったよ。


本当にたくさんのエキストラが参戦していたけど、素人がこういう大人数現場でやると、悪気なくてもSPの時みたいに「ちょっと違う」という演技が映ってしまうこともあるけど、今作はそんなシーンは一切なかった。
戦場のシーンは、本当に目を覆ってしまうくらいで。
名もなき一人一人は、どうやって戦ったんだろう・・・って、思えば思うほど、怖くてつらくて、やっぱり戦争ってどんなものでも嫌だと思った。


架純ちゃん、想像してたよりも大人のくノ一役だったから、少し違和感があるといえばあったけど、でも頑張ってたと思う。
アクションシーンもとっても動けてたし、カッコ良かった。

三成の寝所で襲うシーンで、初芽が刀を収めた後、三成が胸元を直すシーンがあって、「細かい!・・・けど、そうだよね」って思ってたんだけど、あれは岡田くんがアドリブで入れたみたいね。
・・・さすが岡田三成(笑)
所作が自然に湧き出てくるほど、武将になれるんだからさ、もう次元の違う俳優さんになっちゃったなー。。。ちょっとなんだか さみしい。笑。


部下が一生懸命これからのことを考えているときに、意識飛ばして初芽を心配している三成とか、マジでオイ!ってなった(笑)
ていうか、たぶん岡田くん自身も絶対こうだよね、、、と友達と後で話し合ってしまったwww
女に絶対騙されるタイプだわw そして、「この子は俺が守ってやらないと!」とか言って手の平で転がされるんだよね~馬鹿だよね~(笑)
初芽を馬で追いかけて 告白、、、「・・・ぅだぁーっ!!!お前は高校生かぁっ!!!」ってなるくらい、むず痒かった
おでこを撫ぜる仕草が、胸キュンでしたw
初芽は我が恋じゃ。
・・・ぐはーっ!!! むず痒くて転げるわ!!!  (←褒めてる笑)


福島正則、いくら筋肉バカだとしても・・・奇声あげて、相当酷い演技でした(笑)
そして、岡田くんが守ろうとしたお腹蹴りまくってたから、やめてー!やめたげてー!ってなった(笑)


門のところで見せしめにされている三成に対する態度で、人間の格ってものが表われるんだな~って・・・家康、悔しいけどやっぱり頭がいいというか・・・。
個人的には、三成は人の上に立つ器ではないと思う。
秀吉みたいにカリスマ性のあるトップが居て、その下のナンバー2にいてこそ、その力を発揮できる人だったんではないかと。
新選組の近藤さんと歳さんみたいに。
だからもしも西軍が勝ったとして、、、江戸幕府のように長い間太平の世を確立できたかというと、、、うーん、ちょっと疑問かなぁと。


一つ一つの言動が本当に、三成の愛すべき純粋さ、不器用さ、愚直さが出ていて、もうなんか。。。。なんか。。。何とも言えないよ
ほんと、馬鹿で損な人だよ。
抱きしめてあげたい。
でも多分、そんな生き方を後悔はしないんだろうな。

あとは、バンカー乗って結構なスピードで駆け行くし、斧ぶん投げるし、弓矢を連射していくシーンとか、岡田くんのカッコよさも堪能できた
左近を追いかけて行ったり、家の廊下の曲がり角のところとか、あの岡田くんのシュタタタ走りも堪能。(←うん、これも褒めてる。笑)
まじで、器用な走り方・・・。
そして、最後に家康と対面した時の、双方の表情や目の輝きの強さ、言葉は要らなかった。
あの三成の表情にやられた。

今でもまだ、なんというか、映画の重みというか、今更変えることのできない歴史という事実というか。
観終わった後からずっと重さが身体にぶら下がって、まだ自分の手の中に結晶化出来てないままなんだけど。
いつかの瞬間に、ふと腑に落ちる時が来ると思うので、このままモヤモヤを抱えたままにしておきます。
スピードが速すぎて、パッと見は軽く感じるかもしれないけれど、本当はとてもスケールの大きい映画だと思います。
面白かった。
万人受けするかは分からないですけど。
でも、面白かった。
沢山の人に、どの立場からでもいいから、興味を持ってもらいたい、そんな映画でした。

・・・そうなんだよ。
一つの正解ってものはなくて、出てきた人の数だけ 正義と人生と善悪がある、そんな時代だから、戦国時代はいつまで経っても面白いんだ。


<貴方が燃やしきった その心の炎に。>

2017-10-14 | つれづれ

今日は、ようやく・・・ようやく、合戦に駆けつけることが出来ました
気付いたらレイトショー終わってて、昼間しかやってないから、今日になったという

とりあえず、腹が減っては戦は出来ぬ
 「祭太鼓」の変わりかつ丼のチーズ味
ここのかつ丼はお値段の割に、出汁が効いてて美味しいんだよね~。
黙々と合戦支度を整えて、馳せ参じました。


・・・重すぎて泣いた・・・


ボーっとしたまま、血糖値上げるために、北海道物産展を覗いてきました
北海道ミルク」の、バニラソフト。 並んでた~
 雪みつソフトクリーム。蜜が甘くて、優しい味

他にも欲しい物を見つけちゃったから、また明日来よう~。


帰りに、通りすがりのお店で商品入れ替えSALEやってて、思わず衝動買いした iPhoneケース
スタバのフラペチーノなシリコンケース。
一度シリコンケース使ってみたかったんだ~( ´艸`)
良く落とすから、すぐ替えると思うけど(笑)


あ~
本読んだり映画見て 気持ちがはまっちゃうと、なかなか感覚が現代に戻り切れないから、まだふわふわしてる。。。
まだ 想いが整理しきれてない。。。