＜STARS on ICE 2007＠なみはやドーム＞

えっと、めちゃくちゃ長いのでお気を付けて・・・（笑）
そして素人が好き勝手言ってるだけですので、ファンの方がお気に召さない事もあるかもしれませんがご了承下さい
あと、敬称略です。


なかなか大阪には来てくれないフィギュアスケート
今回は2年前のNHK杯とは違って、スケートショーに行って来ました

日本人選手の活躍も目立つ最近ですが、私が何より楽しみにしていたのは　あのキャンデロロとヤグディン
一緒に行った友達は女子スケートが好きと言ってましたが、というか一般的には「フィギュアの華」は女子らしいですが（笑）、私は昔から男子やペアしか見ていない
男子の方がダイナミックで、軽々とジャンプ決めて、ストーリーも分かりやすいし　で、わくわくするんですよ～


今日は、スケート界の有名な選手達がほんとにたくさん
(だけど今日は、本田さんと安藤美姫が欠場だったのが残念でした
早く怪我が良くなりますように・・・。）
これをナマで見れるなんて・・・帰ってきた今でも夢のような気分です。
しかもショーなので、試合とは違った要素がいっぱい。
照明や小道具、音楽も歌入りOKだし。違う選手と共演もあるし。
男子6人で　タイガースの帽子（笑）被って、バット持って”Swing”踊ったり。
女性だけの妖精みたいなプログラムとか。


浅田舞は、テレビで見ても思ってたけど　すっごいスタイル良くて、ホントに日本人・・・？
しっとりとした”愛のアランフェス”でした。

真央ちゃんのほうは、すてきなピンクの衣装
実は正直言って、トリノの時の特例騒ぎとか　私はあまり快く思ってなかったんです
村主見た後では、「表現力も全然やん・・・　ジャンプしか武器ないし、世界で戦うのはまだ早いでしょ」って思ってた。
でもあれからいろんな大会出て、スランプも乗り越えて、しばらく見ないうちに本当に何段階も上手くなったって思いました。
手先の使い方やスピンも個性的。
滑るスピードが他の女子より速いのかな？
それでジャンプ跳びやすいのかなぁ　とか思いながら見てました。
まだ16歳だし　これからもっともっといろんな体験して、表現力を身につけていって　頑張っていって欲しいです

私がフィギュアにはまった時より少し前に活躍していて、でも私でも知ってるくらいの選手　スティーブン・カズンズは、Jetの”Are You Gonna Be My Girl”でノリノリ

ジェニファー・ロビンソンは女性だけど身長が170cm！
セクシーで小悪魔なプログラム
大人の女性って感じでした。
でも演技が終わった後、次に滑る佐藤有香＆ジェイソン・ダンジェンが出てきたところを邪魔して笑いを取ってました（笑）
こういうところもショーならでは　ですよね

織田くんは、ちょっといつもよりも大人っぽく”Fly Me to the Moon”。
いつも元気なプログラムが多い織田君なので、個人的には　もう少し滑り込みが足りないかな～って思ったけど、これからに期待です

高橋くんは年始のエキシビ大会でも滑ってた『ムーランルージュ』の曲だったのですが、断然こっちのほうが良かった!!
最初から伸びが全然違って、私が見てても　最初のジャンプ跳ぶ前から「今日は調子良さそうだなー」って感じるくらい。
ぐっと観客の心を掴んでました。
これまた個人的には、スピンの時にもう少し手を使ったりして　独特のスピンに出来たらもっと面白いだろうにな～って思ってます。
やっぱりその人だけの技を持ってるのは、得点にならなくても武器だと思うから。
これは別にスケートの世界だけじゃないだろうけど。

事故により長いことスケートから離れていましたが　今回カムバックを決めたアンジェラ・ニコディノフ、有名なマイケル・ワイス、アメリカペアのキョウコ・イナ＆ジョン・ジマーマンのリフトなど、次々に素敵な演技が

そして、アメリカのトッド・エルドリッジ。
なんて言ったらいいんだろ・・・。
キャンデロロとかみたいに派手さはないのだけど、ホントにあったかくて誠実で優しい
そんな雰囲気が出てて、それに包まれて惹き込まれてしまう　素敵な選手でした。
氷上ではその人の性格が出る、っていうけど、そうなのかな～。

ソルトレークでジャッジの不正騒ぎに巻き込まれたジェイミー・サレー＆デービッド・ペルティエ　カナダペア。
あの時の”ある愛の詩”はもう大好きで仕方がなくって、最初の採点の時　なんで優勝じゃないんだ！ってテレビの前でぶち切れた私です（笑）
でも今回は、スケートというより、もうアクション?!
アクロバティックで、大会ではきっと減点じゃ済まないくらいの大技の連続で　ドッキドキでした
ジェイミーもデービッドも本当にキュートなの
お互い心の底から信頼して　好き同士なんだな～って、楽しくて仕方ない　みたいな感じが伝わってきました。

本日お待ちかねのフィリップ・キャンデロロ。
私がフィギュアにはまった最初のきっかけが彼の三銃士でした。
あのストレートラインステップに驚愕。
ステップの最後に向けては、叫びそうになるくらいに湧き上がってきた興奮を覚えてます。
そして、今日。
・・・・・・めちゃくちゃ笑いまくりました（え？笑）
会場内巻き込んで、リンク外まで自分の舞台。
昔からそうだけど、根っからのエンターテイナーなんだろうなぁ
観客にキスするわ、突拍子もないジャンプ跳ぶわ、シャツは脱いでしまうわ（笑）
しかもバックフィリップ！本物だよ～
アマでもすごかったけど、プロになってその魅力が遺憾なく発揮されてました

引退してしまい、もう二度と見ることが出来ないだろうと思っていた　アレクセイ・ヤグディン。
アリョーシャの演技が見れただけで、私　今日消えても良いって思った。
ソルトレークの”ウィンター”と”仮面の男”。
プルシェンコとはタイプが違うから比べられないけど、男子フィギュアとして　あれほど「王者の風格」って言葉が似合うほど　力強くて　安心感があって　どこか少し傲慢で　完璧な演技をした選手　私は知らない。
ジャンプもこけるところは想像できない位、４回転も3回転みたく飛ぶし。
そしてあのステップ。
今日目の前で見て　どうしようかと思った。
拍手するのも何もかも忘れるくらい、ずっと見ていたい。そんな気になります。
あ、でも今日のプログラムはセクシー＆コミカルでした（笑）

最後に、一番の目玉の荒川静香。
”You rase me up”と”トゥーランドット”。2つも見れました
トリノから今まで、滑るほどに上手さが増してきているように思います。
最初の手の一振り、足の一蹴りだけで　その場が優雅な彼女の世界に変わってしまう。
何か胸に迫るものがあって泣いてしまいました
演技をする荒川さんは、たおやかだけど　凛とした気品を纏って、彼女だけ違う世界を見ているような気になります。
それに　お辞儀も、やわらかで他の人より素敵だと思います


初めてスケートショーなるものをちゃんと見て、プロの人は、プログラムも滑りも　ショーとしての「魅せ方」がやっぱり違うなって思いました。
やっぱり目的が違うものね。
ショーは　上手いだけよりも、一層エンターテイナーとしての魅力が必要になるんだなって実感できました。
でも、アマの選手は選手として、現役ならではのキレがあったし
はぁ～
今日は世界のすごい人たちを目の前で見ることが出来て、もう幸せです
明日から現実になんか戻りたくないです

BSジャパンでノーカット放送があるみたいだけど、家のTVは見れないんだょ～
誰か録画できる人いないかなぁ・・・