ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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NEC、デザイン専門部署 システム導入、絵で支援…

2015-06-23 23:31:35 | NewsPaper
今日はとある3D映画作品を鑑賞しておりました
重いテーマを扱っており、そこに3Dが必要か
という疑問が鑑賞前にはありましたが
臨場感を引き出す効果として3Dを活用する
というのも一つの手法であるなと感じた次第です


さて、本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『NEC、デザイン専門部署
システム導入、絵で支援』

NECが、年や事業の将来像まで絵で表現して
システム導入を助けるデザイナーの専門部隊を作った

という記事

これは、NEC本社に子会社のデザイナーを集め
50人体制の専門部署「デザインセンター」を新設し
営業担当者がデザイナーと同行し、顧客が
システム導入後の効果を視覚的に捉えることで
契約数の増加を担うというもの

従来では、企業がシステムを検討する際には
営業担当者がエンジニアがシステムの機能などを説明し
顧客側はそれらの性能や価格面といったことなどから
発注先を選んできたわけです

この時点での課題としてあるのは、実際にシステムを使った結果
業務がどうなるのかを、営業担当者らの説明から
想像するしか出来ないということがありました

そこで、NECとしては、デザイナーが絵に描いて
システム導入と一緒に提示することで
顧客企業側もシステム導入後の姿を想像しやすくなり
両社にとってWin-Winの関係になっていく
と考えたわけです

なお、記事には過去の事例として
NECが2012年にアルゼンチンのティグレ市に街全体の防犯システムを提案中に
デザイナー部隊が30年の市の姿を絵で作成し、その絵がきっかけで
市が導入を決めたという事例を書いています

NECとしては、今後、美術大や心理学専攻の学生などを積極的に採用し
今後3年間で専門部隊を現在の2倍の100人体制する方針を持っているとのこと


このようなデザイナーの活用の方法としては
外部の企業を活用やアウトソーシングするといった方法があったかと思いますが
自社のメンバーでまかなうというのは大手ベンダーだからできるものといったところでしょうか
ただ、気になる点としては、デザイナーを利用する/利用されるだけの消耗していくだけの関係には
なってほしくないなと個人的には感じるところです
メンバー間で一つの目的に向かって主体的に動き合うことが出来る組織になってほしいものです


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