ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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印刷会社、教育ITに的 新たな収益確保に動く…

2015-05-29 21:03:35 | NewsPaper
今日は月末営業日ということで
お客様先での業務を終えた後に
自社での月末締めや申請などを行っていたら
こんな時間になったのでありました…




さて、本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 印刷会社、教育ITに的
 新たな収益確保に動く』
 
5月下旬に都内で開催された「教育ITソリューションEXPO」において
東芝や富士通といったIT大手と並んで、来場者の注目を集めていたのが
以外にも印刷会社のブースだったとのこと

なるほど、随分と以前から大日本印刷や凸版印刷
といった企業では様々にITソリューション事業を
手掛けていると感じておりましたが、こういった
専門的な展示会においても注目を集めるように
なっていたのですね

記事は、なぜ教育ITなのかについて解いています
それは、グループ各社の知見やノウハウを生かせるからだ
としています

大日本印刷は、グループに学校教材の製作・販売を手掛ける教育出版や
大学向けに強い丸善を抱えているということ
かたや、凸版印刷も教科書や教材に強みを持つ東京書籍を持っており
教育産業との関わりが深いというわけです

今後の方針としては
大日本印刷は、2020年度までに、デジタル教材や授業支援ソフトを中心に
教育事業で売上高100億円を目指すとのこと
凸版印刷は、複数の小学校と連携し、データ解析を通じて
児童一人ひとりの学習の進捗に合わせ教材を提案する
実証試験を始めたとのこと

記事に書かれている内容では、ベクトルは違っているようにも見えますが
教育ITというものにそれだけ注力しているというわけですね


とはいえ、記事によれば、印刷業界というのは大変なようです
出版物の売上額は下がっている一方で、市場縮小に歯止めが立たず…
ならば、新たな収益源の確保は必至になるというわけです

ある意味で分かっていたかもしれませんが
このように記事としてみてみると、この業界の動向分析
というものは興味深いものがあります

私自身は毎週のように何らかの書籍は購入しており
また、教員免許を持っているSEという立場からして
とても関心のある内容であります
今後もこの業界の動きには絶えず注目ですね