森かずとしのワイワイ談話室

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市民福祉常任委員会

2009-06-22 23:55:29 | 議会活動
 6月定例会も今日の常任委員会審査を経て、明日は午後から本会議、採決の上、閉会します。

 午前中の各常任委員会では、6月補正予算案を審査し、各所管からの報告を受けました。市民福祉常任委員会には、補正予算案中、例の子育て応援手当の拡充(就学前3学齢への子育て応援手当を第一子にも給付する全額国庫補助、生活保護の教育扶助に教材やクラブ活動費を追加給付する国庫補助が計上されていました。一過性の選挙対策国庫補正と批判される事業ですが、自治体予算に計上されたものは否決するわけにも行かず、賛成しました。時限が切れたときの切り下げを問題化し、恒常化させる論議を念頭に置きたいと思います。
 報告事項では、二つの改題に質問し、その他の件で年金記録問題に関するデータ提出を要望しました。
 質問の一点は、新介護認定制度が施行と同時に経過措置が行われ、介護度認定が変動することを念頭に置くアンケートを実施して希望者には従前の介護度を適用するという異常なスタートは、制度の破綻を浮き彫りにしている。市として介護度認定のデータを厚労省に提供するからには、問題点に大胆に切り込み、見直しを申し入れるべきだ。その意見反映をどのようにやっていくのかを問いました。市は、データを分析し、介護度認定審査会の意見をふまえ、国に言うべきことは言いたいと答えました。新制度は一次判定のコンピュータソフト設定が介護度が下がる設定になっている。あらかじめ介護度を下げるための設定だと、国の有識者からも批判されている代物なのです。必要な人に必要な介護が保障されない制度設計は社会保障たり得ません。
 ときあたかも、自民党内では、社会保障自然増分2200億円を抑制する骨太方針2009を閣議決定できず、抑制をはずす政治決断が行われたように報じられています。抑制の廃止は当然です。問題なのは、2006以来の野党の再三の指摘には耳を傾けず、今になってこの醜態とは、要は総選挙前の有権者だましということが明らかです。正しいことなら堂々と選挙の争点にしてもらいたい。姑息な手段は有権者を馬鹿にしていると怒りの増幅にしかならないでしょう。
 もう一点は、子育て夢プラン2010策定のために行った子育て・施策に関するアンケート結果報告についてです。私の質問に、子育て支援施策に依存しない子育ての意識が現れ始めていること、企業の中に子育て環境の整備の必要性が認識されてきていることが特徴と報告されました。それならば、そうした変化をふまえたプラン策定のしくみを取ることが必要です、とくに、民間企業からプラン策定委員を募ることを求めたいと思います。
 最後に年金記録に関し、2007年度記録問題発覚以来、本市で年金記録について異議申し立てが何件あったのか、そのうち何件が解決し、第三者委員会を経ても解決できなかったのは何件かのデータ報告を求めました。地域で、記録問題がどのように扱われ、年金受給者を救済する実態がどれほどつくられてきたかを検証するためです。委員会閉会後、すぐに年金窓口の市民課課長が、報告データのない要確認に控室にやってきました。依頼の趣旨と目的を再度伝え、趣旨に添った数字データを報告してもらうよう求めました。私も記録問題で二人から第三者委員会に申し立てる事例に関わっています。調査の責任主体が逆転しているこの照合制度は、受給者救済にはほど遠いことが明らかになるでしょう。

 明日は、早朝からハローワーク前で、失業者への社民党「雇用と暮らし相談会」の開催を伝える情宣活動に出向きます。
 

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