森かずとしのワイワイ談話室

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遊説に明け暮れる中、第36回目の本会議一般質問終える

2012-12-10 23:03:10 | 議会活動
 12月4日から総選挙に突入し、折からの異例の「爆弾低気圧」から繰り出される暴風と吹雪にもめげず、遊説に朝から晩まで遊説に明け暮れている。ネット運動と誤解されないよう、詳報は控えるが、弱肉強食の新自由主義の復活と新保守主義による国家主義の主張が、有権者の心に入り込んでいるようだ。

 「愛国主義とは、ならず者たちの最後の隠れ家」
 この言葉を今一度、噛みしめて頂きたい。脱原発推進、消費増税撤回、TPP参加反対の三大争点はもちろんだが、ここに来て、憲法九条の改悪阻止を前面に出して訴えを強める情勢になっている。ならず者たちは、人々の不安を煽り、味方の顔をし、歓心を買いながらつけ込んでくる。気づいたときには、恐ろしい独裁者に自分もうむを言えない隷属の鎖につながれていたのだ・・・。

 ドイツ訪問を思い起こす。ドイツの神学者、ルター派牧師マルティン・ニーメラもザクセンハウゼンとダッハウに収容されていた。ファッシズムへの悔恨からの警鐘の句を再度掲載しておく。
=「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」=
ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、共産主義者でなかったから何もしなかった。

ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、社会主義者ではなかったから何もしなかった。

ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。

ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した―しかし、それは遅すぎた。

 
 どれだけ警戒しても警戒しすぎることはない。日本の有権者の選択が、同じ轍を踏まないことを心から願って終盤を闘う。


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