森かずとしのワイワイ談話室

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イラク侵略戦争5周年 ピース・ウォーク

2008-03-20 18:45:47 | 平和のために
 3月20日。イラク侵略戦争5周年がやってきました。5年前の今日は、私が初めての選挙戦を目前にして、金沢市北部の支援者にあいさつにまわる車の中、米軍が爆撃を開始したイラクの状況を報じるラジオの報道に、激しい怒りを憶えたことを思い出します。私の胸には、「NO WAR」のバッジがあり、選挙戦を通しました。
 多国で起こっているという感覚ではなく、小泉政権がいち早く支持を表明しことから日本の加担という意識がはっきりとありました。労働団体や市民グループは、全国でアフガン攻撃の終結と、イラク開戦を押しとどめようと様々な運動を展開していました。いえ、世界では日本とは比較にならないほどの大規模な反戦デモが展開されていたのです。私は、1990年の「湾岸危機」、1991年の湾岸戦争へと続いたアメリカの対イラク・フセインの戦略が、既に1980年代に立案され、アラブに対するイスラエル擁護の世界戦略と石油支配を目的として、「テロ国家」イラクをメディア動員してきたとの認識に到っていましたので、その不条理には許し難い感情が高まっていました。
 金沢では、アフガン攻撃から市民の反戦・ピース・ウォーク、座り込み行動などがとりくまれており、私もそこに参加していました。それから数えれば6年間、組織による指示に寄らない自発的な市民の行動が大きくはありませんが継続されてきたことは誇るべきと思います。アメリカでも、ホワイトハウス前で厳しい市民の抗議行動が展開されたようです。ブッシュ大統領の開き直り演説は、空虚に響いたのです。
 今日は、肌寒い日となりましたが、200人ぐらいの人々が中央公園に集まりました。リレートークの後、香林坊、片町、竪町商店街を通り、鱗町交差点から本多町通り、21世紀美術館前、広坂通りを経て、中央公園に戻ってきました。ピース・ウォークはシュプレッヒコールはありません。プラカードを持ち、鳴り物を響かせ、フランクに市民の真情に訴えかけるスタイルで合意されています。
 先頭を家族参加した子どもたちが歩き、時折ピースサインによるウェーブを繰り返し、沿道の市民には、ピースサインの応答を呼びかけるパフォーマンスも伴いました。行き交う市民にはどのように映ったか分かりませんが、声高な反戦ではなく、生活感覚での命への慈しみとして伝わったとしたら、静かな浸透力になるのかもしれません。
 想像しましょう。イラクの地で、アフガンの地で、理由なく殺され、破壊され、連行され、生活が奪われ、貧困に突き落とされた老若男女のことを。そして、その戦争政策を支持する政府を選んでしまっている私たちのことを、いつでもどこへでも自衛隊の若者たちを自由に戦地に送り込むことを可能にする法整備が目指されている現実を直視しましょう。

国や世界の権力者を動かすことは至難のことですが、時には立ち止まって、他者のことではなく、自分自身の関わりと責任について思いを馳せることは大切なことだと思います。それなくしてこの非対称な戦争のしくみを終わらせることは出来ないように思います。考えてみれば、今のアメリカの経済的政治的凋落は、中東への先制攻撃戦略のなれの果てではないでしょうか。
 変わることなく、市議会議員として世界や国政を論じていきます。
 

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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-03-20 21:38:35
想像しましょう。チベットで、理由なく殺され、破壊され、連行され、生活が奪われ、貧困に突き落とされた老若男女のことを。
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Unknown (Unknown)
2008-03-21 22:23:53
今も悲惨な環境に身を置くイラクやアフガニスタンの人々に対するお心遣い、加えて、この問題に対して真剣に取り組んで来られたこれまでの御活躍に対しては心から敬意を表します。
イラクやアフガニスタンに加え、チベットにおいても、現在進行形で中国によるチベット人に対する人権弾圧が行われております。決して目を背けてはならない問題ですし、これらの問題に対しても、一切の妥協無く、尽力される事を期待しております。
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チベット人民への人権侵害も許されない (森 かずとし)
2008-03-23 00:02:16
ちょうど今日、「アムネスティ・インターナショナル日本」からチベット人権侵害に対する緊急アクションの要請が私に郵送されてきました。胡錦濤中国国家主席への人権擁護要請、高村外務大臣への中国政府への同様の要請要望の葉書投函です。即座に署名し、投函することにします。

 ネット上でも、以下の緊急行動が掲載されています。


日本支部声明 : 中国当局はチベット人抗議者たちに自制をもって対応を
投稿日時: 2008-3-18 12:40:00 (3822 ヒット)
アムネスティ・インターナショナル日本(理事長・搆美佳)は本日付で、中国当局のチベット人抗議者への弾圧に抗議する書簡を、駐日中国大使館の孔鉉佑臨時大使代理宛に送付しました。

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中華人民共和国大使館
臨時大使代理
孔 鉉佑 殿

中国当局はチベット人抗議者たちに自制をもって対応を

私たちアムネスティ・インターナショナル日本は、世界中の220万人以上にのぼるアムネスティの会員・支援者とともに、チベット自治区と隣接するチベット人居住地域における人権状況について深く憂慮し、自制をもってこれに対応することを貴国に要請します。

非暴力の抗議行動に参加した人びとへの中国当局による厳しい弾圧は、チベットの首都ラサで3月10日に行われた400人にものぼる僧侶のデモに始まり、現在も拡大が懸念されています。抗議行動の発端は、ダライ・ラマの非難を紙に書かせることを強制するなどの政治的プロパガンダ・キャンペーンを緩和するよう要求する僧侶たちのデモ行進で、平和的な方法による訴えでした。 これにより50人以上の僧侶が路上で拘束されました。後日、捕らわれた僧侶たちの釈放を求めて集まった群集に向けて警察と軍は催涙ガスを発砲、電気棒などを使用して抗議行動参加者を殴打し、群集を解散させるために実弾を発射しました。 

中国当局は厳戒態勢を徹底し、警察と軍隊によって包囲されたラサにある3つの主要な僧院では僧侶たちが院内に監禁され、外出禁止令下にある市内全域では市内への立ち入りを武装車両や武装警察部隊が封鎖しています。その一方、ラサ市内の一部では散発的な抗議行動が続き、隣接する青海省、甘粛省、四川省にまでチベット人の抗議活動が拡大していると報じられています。チベット自治区と上記3省のチベット人居住地域では当局との衝突により多数の死傷者を出しながら、依然不安定な状況が続いていると報告されています。

アムネスティ・インターナショナルは、当局が非暴力の抗議活動に参加したチベット人に対して過剰な武力を持って弾圧したことを強く非難し、継続中の抗議活動に対して自制をもって対応するよう貴国に要請します。抗議行動に参加する人びとには平和的に反対の意を表明する権利があり、集会の自由と表現の自由を認めない中国の姿勢は国際人権基準の違反行為であり、許されるべきではありません。

私たちアムネスティ・インターナショナル日本は、今回のチベットにおける人権の危機的な状況を深く憂慮し、事態の改善を求め貴国に以下を申し入れます。

1.抗議行動の弾圧において、ラサやチベットのそのほかの地域で拘禁された人びとの消息を明らかにし、自らの意見や表現の自由、集会・結社の自由を主張したために拘禁されたすべての人びとを速やかに釈放すること。

2.中国当局は、ここ数日の同地域の封鎖と、長期にわたってチベットの人権状況の調査が制限されている状況を特に踏まえ、現在チベットで起きている事件について、独立した国連の調査を受け入れること。

最後に私たちは、チベットの人びとの根本的な不満や憤りを生み出した政策の問題について、貴国が真摯に取り組む必要があることを、お伝えいたします。

2008年3月18日

社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
理事長   搆 美佳



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ピースウオークに参加しました (チャッピー)
2008-03-23 13:54:34
先日当方もピースウオークに参加しました。金沢でこういった活動に参加したことがなかったので頼もしく思いました。金沢を長期離れていたもので二三思うことがあります。平和町の陸自の車両がやたら目につきます。高校が近くだったのですが以前からそんなもんだったでしょうか。昨年のお盆、野田墓地に墓参りの際、ロケット砲(?)を積んだような攻撃ヘリが何機も着陸してくるのを見て「お盆にやるか?」と違和感がありました。さらに夜間の軍用機の音です。夜、10時以降は民間機ってことはないと思うのですがよく聞こえます。全県に空自、陸自があるものでもないはずです。なぜそれらがあるのか、なにをしているのかもっと考えていいのではと昨年20年ぶりに出戻ったものとして感じています。
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