森かずとしのワイワイ談話室

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尾山台高校の解雇事件

2008-04-12 23:18:50 | 森かずとしの子育て・教育相談室
 こういうことが、あちこちで起きています。私立尾山台高校の理事会が、3月31日をもって7人の現役教壇教員7人を一方的に解雇したことは、既に報道され、ご存知の方もおられるでしょう。北陸大学の解雇撤回訴訟を支援する関係で、尾山台事件の情報も入りました。7人の教職員の中には、かつて県教組金沢支部の役員をしていた先輩のお連れ合いも該当していました。
 今日は、午後県教育会館で「藤花の伝統と尾山台の教育を守り、7人の先生方を職場に戻す大集会」が開催されました。私も参加し、支援の会に名を連ねました。会場は、若い青年、卒業生や生徒さんたち、保護者、私立学校教職員労働組合連合会の組合員、労働界などから満杯の人であふれました。
 財政難を理由に、具体的な財務状況の説明もなく、解雇回避の努力もなく、誠意ある交渉にも応じず、一挙に7人を非常勤にすげ替える暴挙です。保護者、卒業生からの訴えには、私学らしい生徒と教員の結びつきが感じられ、応援の熱気が伝わるものでした。「うちの子は、尾山台ではじめてひとりの人間として受けとめられた」この保護者の発言には、小中学校での学校生活で苦闘し、高校進学では、私学によって救われたという思いが込められているのです。解雇は絶対に許せない。いっしょにたたかうとの決意表明でもありました。義務制の学校で働いた私には、解雇問題とは別に、小中学校の教育のあり方についても思いをめぐらせるものでした。
 私が共同代表をしている田村さん、ライヒェルトさんの支援とは比較にならないほどの組織的な支援体制がつくられつつあります。若者が参加するこのたたかいは、プレカリアート反逆の時代を象徴する出来事になるかも知れません。

 明日は、一泊ですが東京出張です。政務調査の一環で、電磁波シンポジュウムに参加してきます。金沢市の諸課題に対する議員としてのとりくみのための学習です。
 




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1 コメント

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Unknown (無名)
2008-04-20 13:57:49
私は尾山台高校の卒業生です。この集会には参加できませんでした。今この文章を読んでいると私も納得できるところがあります。尾山台高校の先生は本当に生徒一人一人を大切にし家族的雰囲気の中で私達に接してくれました。これは小中学校のときにはなかったことです。今この先生方・母校が大変な事になっていることを知り今後のことが心配です。
私はこれまで森議員のことはまったくしりませんでしたが、たまたま見た母校のホームページからこのブログにたどりつきました。今後ともご活躍して下さい。
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