森かずとしのワイワイ談話室

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富樫たけのこ会

2012-05-13 21:17:48 | 後援会
 山科は、メジャーではないが、おいしいと評判の筍の産地だ。富樫の地元後援会の行事として、筍掘りを体験し、収穫を料理して懇親する「富樫たけのこ会」を初めて催した。

 この筍のおいしさは、食材に頑固にこだわる地域の料亭「檜」のおやっさんが、太鼓判を押し、「山科の筍しか使わん」というほどのものだ。それは柔らかく、えぐみやいがらみがなく、風味がよいというものだ。

 天気が回復した好天の下、筍農家でもある林後援会長の竹林に、20数人の地元中心の参加者が繰り出した。今年は表年で、どんどんと筍が出る。筍農家は、毎朝4時には林に入り、筍を掘り出して生産組合として出荷する。重労働が続く。
 私たちは、林会長の手ほどきを受けながら、つんと頭をわずかに出している筍を見つけ、先の細い鍬で土をかきよけ、根っことつながっている方向に鍬を振り下ろす。回りには根が張り付いているので、これが邪魔をする。根っこを切るために鍬を何度も振り下ろしているうちに、汗が流れてくる。そうして、ようやく筍の根元に鍬を立てて起こすと、こっぽりと筍が掘り出されるのだ。私も、二本こうして掘り出した。参加者数人が20ほど掘り出したかな。特に頭が黄色みのある筍は、上物で、さしみにするとうまいというが、本当にそうだった。

 富樫の地はかつて守護大名富樫氏が屋敷を構え、加賀一向一揆によって滅ぼされたつまり、「百姓の持ちたる国」の歴史ゆかりの地だ。自然と 人間が営々として築いてきた里山の文化が残るところでもある。この地の風土を愛し、里山に抱かれて生きるライフスタイルを忘れないようにしたいものだ。
 
 「富樫たけのこ会」には、近所の方々に料理そのほかで助けて頂いた。心から感謝を申し上げたい。

 

 

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