里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

冬キャベツの追肥と土寄せ

2021年09月15日 | 畑:葉菜類

冬キャベツの追肥と土寄せをしました。
品種は、トーホク種苗の「寒玉キャベツ」。3年続けて作ります。
厳寒期、雪中甘藍も可能です。


この品種は下葉が少し垂れてくる感じがします。
植付けてまだ20日ほどですが、機械が入りやすいうちに少し早めの土寄せです。


たっぷりと水を吸い込んだ粘土質の土は、ここ2、3日の好天でも乾きません。
畝の根元から肩に速効性の肥料を施します。


管理機の逆転ローターで土をはね上げます。


これくらいの大きさだと機械作業はやりやすい。


機械だけでは株元まで土が十分寄りません。


クワで手直しをします。


完了です
欠株は僅かにあるものの、天候不順の割には生育のバラつきは少ないようです。


こちらは秋キャベツ。


左がトーホク種苗の「あまいキャベツあまみさき」、右が「あまいキャベツ愛心(あいごころ)」。


追肥土寄せして1週間ほどしか経っていませんが、ぐんと生長。
芯の葉が立ち上がってきました。
少しずつ違いが見えてきました。
「愛心」の方が少しコンパクトで早そうな気配が見えます。


秋ニンジンと冬ニンジンの間引き

2021年09月14日 | 畑:根菜類

ニンジンは秋ニンジンと冬ニンジンの2回に播いています。
それぞれの間引きをしました。
これは7月7日に播いた秋ニンジン。


主に10~11月に収穫するためのニンジンです。
品種はトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
種播き時は、土の湿り気が多く、少し無理をして播きました。
最も簡単なバラ播きです。
発芽は良好。
前回間引きから1ヵ月余り経ちました。
数センチ間隔を目安に間引いていますが、濃淡があります。


今回が最終の間引きです。
間隔の目安は10センチ強。
少し厚めのこの部分。


間引きました。


最終的には15センチくらいが適当ですが、あとは間引きを兼ねながらの収穫となります。
これで終了。


これが、間引いたニンジン。


形があまりよくありません。
雨の影響か、すんなりと伸びていない可能性があります。
どのように仕上がるか。
こちらは8月8日に播いた冬ニンジン。


冬穫りと囲い用にします。
品種は1回目と同様「黒田5寸陽彩」。
やはりバラ播き。
厚播きにならないように気をつけました。結果、うまい具合に発芽。
今回、数センチ間隔に間引きます。
この辺りが、少し厚めの所。


間引きました。


ほとんど間引かずに済む所もあり、播き方は上手くいったようです。
間引いたのはこのくらい。秋ニンジンの前回間引きより大分少ない。


これで終了。この後、もう一度間引いて仕上げます。


ニンジンに特異的に付くキアゲハ。捕殺します。


秋ニンジンと冬ニンジン、このくらいの違いです。


ラッキョウの植え付けと三年子花ラッキョウ

2021年09月13日 | 畑:土物類

ラッキョウの種を植付けました。少し遅くなりました。
今年のラッキョウの植え付けは変則。
例年なら4列に植付けますが、今年は2列。
と言うのも、2列は昨年植付けたラッキョウを収穫せず、そのまま植えっぱなしにし、残しています。
三年子の花ラッキョウとして栽培しているからです。
今年の植え付けはスペースの関係で1ベット2条植えにすることにしました。
すでに、苦土石灰と緩効性肥料を施し、ロータリー耕耘は済ませてあります。
管理機を使用して畝を立て。


逆転ロータで左回りに往復し、鍬で手直ししました。
ベット幅は45センチと少々狭い。


種のラッキョウは、収穫した後、竿に吊して乾燥しておいたもの。これは当時の一部。


この種は、いわば亡き母が遺したもの。
いったん止めてしまうと種が途絶えてしまうので、作り続けています。
この種をどのようにして入手したかは確かめていません。
姿からはラクダ種のようです。


指で種を土に押し込みます。


深さはこの程度。


条間、株間とも約25センチの2条植え。


50球余りの植付けとなりました。


クワで数センチ覆土し、ならします。


南向きの緩い傾斜面になっているため、大雨になると土が掘られ流されることが度々あります。
これが三年子の花ラッキョウとして栽培しているもの。


こちらは畝間75センチの1条植えです。


例年は、種にする分を残し、助っ人が全てラッキョウ漬けにします。
今年は、たまたま助っ人が手首を負傷したため、半分だけを収穫。
残りをそのままにし、三年子の花ラッキョウ栽培に転換しました。
当初から意図的にしたわけではありません。
新芽が大分伸びてきました。
蕾も見えています。


まだ管理らしい作業をしていません。何れ、追肥し土寄せするつもりです。
有名な福井の三年子花ラッキョウは砂丘地ですが、我が家の畑は強粘土質。
初めてのことなので、どうなりますか。


長ネギの3回目の追肥と土寄せ

2021年09月12日 | 畑:葉菜類

春播き長ネギの3回目の追肥と土寄せをしました。
品種はホワイトスター。
植付けて3ヵ月以上。1回目の追肥と土寄せをしてから40日くらい経ちました。
もう少し早くやる予定でしたが、雨続きで出来ないでいました。
この畑は強い粘土質のため、水が抜けにくい。


ここ2年続けての作柄不良を反省。
白根(軟白部)の長大な長ネギ作りは封印。
湿害防止を最優先に、水が抜けやすいよう植付け溝は浅めにしています。
今年も天候不順で勢いは良くありませんが、何とか持ちこたえています。


ネギは高温が苦手なので、真夏になると生育は停滞し、かえって細ることはよくあります。
しかし、今年は暑さより連日の雨の影響が大きい。
畑には未だ水分がたっぷり残っています。


しびれを切らして、少々無理な作業とはなりました。
まず追肥。粒状の速効性肥料をバラ播き。


管理機を使い、土寄せ。


ローターの爪を外向きにしセット。逆転で土をはね上げます。


機械作業は何とか完了。


鍬で手直しして出来上り。


それなりの形になりました。


これで3回目の追肥と土寄せは終了です。
今の時点では、もう少し太っていることを期待していましたが、少々甘かったようです。
ここから何とか挽回したいところ。
しかしながら、10月からまともな長ネギを収穫するのは難しそう。
それでも、自家用に間引きながら穫る分には可能でしょう。


トマト連続摘芯栽培'21~第8、第9花房収穫と芯止め

2021年09月11日 | トマト連続摘芯栽培

トマト連続摘芯栽培は第8、第9花房を収穫しています。
第1花房、第1基本枝(第2、第3花房)、第2基本枝(第4、5花房)そして第3基本枝の第7花房までは全て収穫完了。
こちらが第3基本枝。


第3基本枝の三つ目の花房、第8花房は間もなく収穫が終わります。
第1基本枝と第2基本枝は枝ごと一挙に摘葉したため中段から下は葉がありません。


天候不順の影響もあって枯れ葉が目立ってきました。
基本枝を一挙に整理した反動で樹勢が弱ったかもしれません。
これは、赤くなっているのが第8花房。着果もまずまずでした。


葉が傷んでしまったのは残念。
それでも第3基本枝は、第6花房は着果が良くなかったものの、第7、第8花房は良好でした。
この株の第3基本枝は、赤くなっている花房が二つあります。上の花房が第8花房の残り、そして下がおまけに着けた花房。


このように第3基本枝は3花房が基本ですが、中におまけの+α花房を着けている株がいくつかあります。
こちらが第4基本枝。


第4基本枝は第9~第11花房を着けます。
早いものは穫り始めました。
第9花房の着果は悪くないものの第10花房以降は甚だ悪い。


天候不順で実の留まりが良くありません。
樹勢が低下している影響もあるでしょう。
8月末~9月早々に咲いた花房の先、葉2枚を付けて芯止めしました。
見かけ上は、第4基本枝の第11花房若しくはおまけの+α花房で最終の摘芯です。


この第4基本枝は第9花房が4個着いたものの第10花房が1個着いて終わりのようです。


今のところは、ほどほどのトマトが穫れています。


今年は例年より収穫が進み、第12花房くらいまで可能なペースでした。
第1基本枝(第2、3花房)、第2基本枝(第4、5花房)、第3基本枝(第6~8花房)は、これまでのベストだった2018年に匹敵する出来です。
しかし、第10花房以降はいくらも穫れそうにありません。
今年のトマトは第4基本枝で急失速ですが、最後まで見届けます。
害獣の侵入も許してしまったのは残念至極。


ブロッコリーで大事な追肥と土寄せ

2021年09月10日 | 畑:花菜類

1回目に植えたブロッコリーの追肥と土寄せを行いました。
品種は「緑嶺」。
植付け後、間もなく1ヵ月。


天候不順で生育はやや遅れ気味か。
本来は、土寄せは株がもう少し大きくなってからの方がベストかと思います。
ただ、葉が茂ると機械作業がやりにくくなるので、早めに土寄せしています。
今年は雨が多く土がなかなか乾きません。粘土質の我が家の畑は大変です。
畝の両側に速効性の肥料を施します。


管理機の逆転ローターで土をはね上げます。


かなり湿気っていますが、何とか出来ました。


大きな花蕾を穫るためにはしっかりした株を作ること。
花蕾の大きさは株の大きさにほぼ比例します。
そのためには土寄せは欠かせない作業です。
機械だけでは株元まで土が十分に寄りません。
機械作業の後はクワで手直し、株元までしっかり土を寄せます。


頂花蕾だけでなく側花蕾も大きなものを穫りたい。
そこで、頂花蕾並みの側花蕾を穫ることを目指し、確信してやっているのがこの作業。


すでにわき芽(側枝)の出ているのがわかります。


このわき芽が出ているところの上までがっちりと土寄せします。


こうすると、この側枝の根元から不定根が出て太い茎に育ってくれます。
側花蕾の大きさもやはり側枝の大きさに比例します。
本当はもっと側枝が生長してから土寄せしたかったですが、どうなりますか。


こちらは2回目に植えたブロッコリー。


昨年は1回目と2回目に植えたブロッコリーの生育差があまりなくなり、収穫のダブりが出てしまいました。
今年ははっきりとした違いがあります。



葡萄2種を水墨画で描く

2021年09月09日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙


葡萄2種を水墨画で描きました。
過日、立派な葡萄を頂いたので描いてみました。
贈答品のお裾分けに与ったもの。
今や葡萄の世界ではブームというか、社会現象化している様相の「シャインマスカット」。
見るからに高そうな大きな房の「シャインマスカット」です。
確かに、頗る甘くて美味しい。
且つ、大粒で皮まで食べられるというので、人気が出るのも分ろうというものです。
「シャインマスカット」は酸味を殆ど感じません。


残念ながら、我が家には葡萄の木がありません。
今どきは、酸味のない方が圧倒的に好まれますが、小生は酸味が相応にあった方が好み。
それで、酸味のある「巨峰」をイメージし、「シャインマスカット」と並べて描いてみました。
手前に黒葡萄の「巨峰」、奥に青葡萄の「シャインマスカット」。
「巨峰」は線描きを用いない没骨(もっこつ)法で描きました。
側筆で綺麗な丸を濃淡を付け描くのは、そう簡単ではありません。


秋キャベツの追肥と土寄せをする

2021年09月08日 | 畑:葉菜類

秋キャベツの追肥と土寄せをしました。
品種は、今年3年目になるトーホク種苗の「あまいキャベツあまみさき」、そして初めて作る「あまいキャベツ愛心(あいごころ)」の2品種。
秋キャベツの植付け後、間もなく1ヵ月。


天候不順でやや遅れているかもしれません。
大きくなると機械が入りにくくなるので早めに土寄せしています。
今年は連日、雨模様で湿気が多すぎ、やや無理な作業になりました。
畝の根元から肩の所に速効性の肥料を施します。


管理機の逆転ローターで土をはね上げます。


若干は土が葉に掛かりますが、うまく出来ました。


機械作業の後はクワで手直しをします。


まずまずの姿になりました。


左が「あまいキャベツあまみさき」、右が「あまいキャベツ愛心」。


まだ、あまり違いは分りません。
若干「あまいキャベツ愛心」がコンパクトな印象。
追肥と土寄せをしたので、ぐっと生育が進んでくれるでしょう。
こちらは冬キャベツ。


昨年は、秋キャベツと冬キャベツの生育差があまりなくなり、同時に土寄せしてしまいました。
今年は、植付け時の違いがはっきりと出ています。

やはり、生育は少し遅れ気味だろうと思います。


タマネギ「ネオアース」の種を播く

2021年09月07日 | 畑:土物類

タマネギの種を播きました。
今年も品種はタキイ種苗の「ネオアース」1品種。
かつては何品種か組み合わせましたが、今はこの1品種だけで十分間に合います。
苗床はしばらく前にピートモス、苦土石灰、有機肥料を施用して耕耘、10日ほど前に緩効性肥料を散布してロータリー耕耘しています。
雨が多く、思うように作業が出来ません。
水分が多過ぎ少々無理な作業ですが、苗床を作ります。
まず、ネキリムシやタマネギバエなどの害虫防除に粒剤を散布。


管理機の逆転ローターで、耕耘を兼ね畝を盛ります。


鍬でならして中高の短冊状に苗床を仕上げます。


最近は、セル苗を作る方も多いと思いますが、我が家は昔ながらの苗作り。
当地方のタマネギの種播き適期は9月上旬となっています。
我が家では、毎年ほぼ9月6~8日と決めています。ずれても1日、2日。
タマネギの播種時期は重要で、冬越し時に苗が大き過ぎるととう立ちが心配、小さすぎると玉の肥大が悪くなります。
当然、生育は天候に左右されます。ですが、経験則通りにやっていれば思い通りいかなくても納得できます。
すじ播きです。
数センチ間隔に播き溝を付けます。


出来るだけ間引きしなくて済むようごく薄蒔きにします。


見にくいですが、黒いゴマのような小さいのが種。


薄く覆土し、軽く鎮圧。


もみがらくん炭をかけます。


雨で土が固まるのを抑えるためです。
タマネギは酸性を嫌うので、アルカリ性のくん炭は多少プラスになるかもしれません。
普通はここで灌水しますが、今回は湿っているのでやりません。
不織布をトンネル状に掛けて終了です。


「ネオアース」は貯蔵性抜群の中晩生品種。
春のごく短期間を除き、殆ど1年間食しています。
タマネギは地味ですが、助っ人らによると、非常に重宝な食材だと言います。
これは現在貯蔵中のタマネギ。


確かに「芋・玉」は年中欠かせない食材ではあります。
ここ2、3年、大玉が穫れて結果オーライですが、タマネギ作りには納得できていません。
まずは、しっかりした苗作りを。


九重栗カボチャの2番果を完熟で穫る

2021年09月06日 | 畑:果菜類

完熟したカボチャの2番果をまとめて収穫しました。
品種は九重栗。


4月28日に我流の省力直播きをしたもの。
親蔓1本仕立てです。2番果、3番果と穫るように蔓を伸ばしています。
10メートルくらいに達した辺りで、さすがに摘芯しました。
雑草も伸びてきましたが、ここまでくればもういいでしょう。


全体的に少し遅れ、1番果は多少バラつきましたが、収穫は半月ほど前までに終わっています。
2番果も穫り始めました。


2番果は株元から3~4メートルの辺りに着果しています。
2番果は揃ってよく実が留まりました。
人工授粉したものは僅かで、大半が自然着果です。


2番果は味が落ちると言われますが、そのようなことはありません。
いわゆるうら成りの未熟果を穫るからまずいのであって、葉が十分あり完熟果を穫れば、確実においしいカボチャが穫れます。
軸には多数のひび割れが出て褐色に変色しています。
完熟に達していることが分ります。


開花してから全て45~50日経過し、完熟日数に達しました。
ここでまとめて収穫しました。


これは3番果。株元から5~6メートルといったところ。
すでに軸がひび割れ変色が始まっています。


3番果の着果はあまりよくありません。
今月下旬の収穫になりますが、どのくらいものになるか。
今回収穫した内の一個。九重栗カボチャの典型的なハート型。


切ってみると、オレンジに近い黄色になっています。


このカボチャは強粉質の栗カボチャです。当地方では粘質のカボチャは好まれません。
こちらは、7月1日に直播きした遅穫り用のカボチャ。


品種は「雪化粧」。
貯蔵用で冬至カボチャに使います。
昨年の「白爵」は収穫ゼロに終わりましたが、今年もパッとしません。
雨続きで、1番果が留まったのは1個だけ。


2番果がどのくらい着果してくれるか。





胡瓜を水墨画で描く

2021年09月05日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

キュウリを水墨画で描きました。
夏から秋にかけて穫るキュウリは夏秋キュウリと呼ばれます。
ナスやトマトと並んで最も代表的な夏の野菜と言えるでしょう。
我が家のキュウリも後半戦に入ってきましたが、少しでも遅くまで穫りたいもの。
キュウリは水墨画でもしばしば描かれ、おそらく、ナスと双璧と言って良いかもしれません。
著名、達人の絵には及びもしませんが、日常的に観察できるのが小生の強み。
キュウリを出荷する時は、形の整ったものだけがA級品です。
形の悪いものは小さい内に摘果してしまうのが、管理の一つでもあります。
しかし、A級品は画になりにくい。少しヘボ気味なものが画にするには丁度です。
何年か前、墨画展に「胡瓜」の掛軸を出品しました。
虫干しを兼ねて、ちょっとだけ床の間に掛けてみました。



遅穫り用の夏秋キュウリは半放任で穫る

2021年09月04日 | 畑:果菜類

遅穫り用の夏秋キュウリが収穫盛りとなっています。


7月早々に直播きしたもの。
品種はトーホク種苗の「おいしさ一番星」という品種。
この品種はうどんこ病に強いという触れ込みですが、どうも褐斑病に弱い。
株間は約70㎝で1カ所3、4粒播き。発芽率はほぼ100%。
本葉3、4葉で1本立てにしました。
本葉5、6枚頃に立ち枯れが出て、2株が欠株となりました。
それで欠株を埋めるように蔓を誘引してネットに配置。
今は欠株があるようには見えません。


7月から8月上旬までの気温が高く、想定以上に生育が進みました。
8月末からの収穫を見込んでいましたが、8月20日頃から穫り始めました。


今は上位の方まで穫れています。


8月上旬の高温乾燥で、一部芯焼けが発生。芯焼けとは通称。
気温が急激に上がると根から水分の吸収が追いつかず、このように成長点付近が枯れる症状です。


8、9月の栽培ではしばしば起こります。
株が枯れるわけではないので、わき芽が伸び出し、次第に分らなくなります。
この時期のキュウリは、親蔓に成るのはごく僅か、大半が子蔓からの収穫です。
親蔓の雌花は7、8節まで全て摘みます。
下位の3、4節から出る子蔓は搔き、以後はほぼ自由にネットに這わせていきます。
早いキュウリの場合は側枝を摘芯しますが、この遅穫り用キュウリは半ば放任。
地べたに這いそうな蔓や混みすぎのところだけ切ります。
普通は、支柱の頂点辺りに達した蔓は摘芯します。


今年は反対側の畝の早いキュウリが枯れ上がってきたため、伸ばし加減にしています。


夏秋キュウリのメインはあくまでも早植えのキュウリで、こちらは補完的なもの。
早いキュウリが目標通り100日収穫となれば、かち合います。
しかし、多少ダブりが生じても。7、8月のようにバカ穫れすることはありません。
今年の早いキュウリは長雨と強風でダメージを受け、今は惨めな姿。
この遅穫りのキュウリも、褐斑病が多発しています。


樹勢も徒長気味で弱い。短命に終わるかもしれません。
ただ、今は樹が若いのでキュウリは美味しい。



ナバナ「寒咲花菜」と「アスパラ菜」の直播き

2021年09月03日 | 畑:花菜類

ナバナ類の一種「寒咲花菜」と「アスパラ菜」を直播きしました。
例年、まず「アスパラ菜」、若干遅れて「寒咲花菜」を播きますが、今年は同時播種。
施肥耕耘は半月ほど前に終わっています。畝になる位置に帯状全層施肥。
降雨後で水分が多かったですが、再度ロータリー耕耘しました。
粘土質土壌のためごろ土になりやすい。


施肥した畝の位置に目印線を付け、畝立てします。


ネキリムシとキスジノミハムシ防除のため粒剤を散布した後、管理機で畝立て。
ローターの爪を左側を外向き、右側を内向きにセット。

逆転ローターで左回りに往復。


軽く鍬でならして畝を作ります。


畝間は「寒咲花菜」80センチ、「アスパラ菜」75センチ。
右3列が「寒咲花菜」、左2列が「アスパラ菜」。


「寒咲花菜」は京都伏見で栽培されてきた寒咲きナタネの一種と言われています。
これはトーホク種苗の品種で、冬季厳しい当地方でも十分作れます。


こちらが「アスパラ菜」。


そもそも、「アスパラ菜」は通称。サカタのタネが30年くらい前に出した「オータムポエム」が正式名。
ここではたと気付きました。この「アスパラ菜」の種。トーホク種苗のものでした。
馴染みの農業資材屋さんで何の気なしに購入したもの。今は種苗会社は関係なくなっているのでしょうか。
ドリンク瓶で播き穴の印を付けます。


株間は30センチ。1列に20数株。
種は両品種とも小さく、目視では難しい。
1カ所に7、8粒播き。
クワで覆土し、軽く鎮圧。


種播き終了。


切りわらを掛けました。


うまく発芽してくれますか。




今年のイネは穫ってみるまで分らない

2021年09月02日 | 田んぼ

今年のイネは穂が出てほぼ1ヵ月。
目にもはっきりと色付いてきました。


色付きだけを見ると、例年より1週間くらい早まっているように見えます。


もっとも今年のイネは、7月中には穂がほぼ出揃ったので、その時点で数日から1週間早まっています。
さらに、8月上旬は気温が高い晴天が続き、一気に進みました。
その後の天候が平年並みであれば、今頃は間もなく稲刈りが始まるくらいの姿になっていてもおかしくありません。
しかし、8月8日を境に酷い天候となりました。
季節外れの停滞前線が長々と居座ったあげく、台風9号崩れの温帯低気圧の強風。
ちなみに8月8日から20日間の内、降雨のあった日が、連続11日、連続5日を含む16日。
終日晴れたのは僅か2日だけです。
登熟の一番大事な時期に、これほど日照が少ないのは近年では一番かもしれません。
この時期の天候不良は米粒の充実が悪く、くず米多発のパターンです
こちらの田んぼも色付きが進んでいます。


今年は、冷害に付き物の不稔の多発だけは心配せずに済みました。


この辺りが一番先に穂の出始まったところ。


倒伏しているところがあります。


これ以上倒れると困る。
助かっているのは、当地方、今のところ集中豪雨には見舞われていないこと。
こちらの田んぼは風の影響が少なく、倒伏は殆どしていません。


同様に色付きは進んでいます。


よく見ると、米粒が出上がったようなものから青いものまでバラつきが大きい。


捕らぬ狸の何とやらですが、8月中下旬の天候が平年並みなら、豊作の可能性が相当高かった。
8月上旬までの貯金が果たしてどれほどのものか。
ただ、8月末の数日は真夏の陽気で、多少は挽回しているのではと期待。
今年は本当に作柄の予測が立ちません。
正に穫ってみるまで分らないというのが本音。
田んぼの水はすべて落としました。
9月になれば、今度は秋雨と台風の季節。どうか勘弁願いたい。
今、盛んに畦や土手の刈り払いをしています。


イネのスピードに追いついていません。
作業をしていると、こんな花たちも。ギボウシと野アザミ。全て刈り払いまでの運命。


ダイコンの2回目の種播き

2021年09月01日 | 畑:根菜類

ダイコンの種を播きました。                              
今回が2回目。一部は冬囲いに回ります。
昨年は3回に播きましたが、今年は2回で終了、
ダイコンやハクサイは年々消費が減り、少なくしています。
品種は全てタキイ種苗の「耐病総太り」。
何時から使い始めたか記憶が定かでありません。
30年以上前であることは確か。
他品種を少しは作ったことがあるかもしれませんが、記憶がありません。
多分、これからも何かの障害が出て育たなくならない限り作り続けるでしょう。
施肥、耕耘は半月余り前に終えています。
畝になる位置に緩効性肥料を帯状に全層施肥しています。
水分が多く、ごろ土になるのを承知の上で、再度ロータリー耕耘しました。


施肥した畝の位置に目印線を付けます。畝間はやや広めの80センチ。


ネキリムシとキスジノミハムシ防除のため粒剤を散布した後、管理機の逆転ローターで畝立て。


逆転ローターの爪は左側を外向き、右側を内向きにし、左回りに往復。
軽く鍬でならして畝を作ります。


ごろ土が目立ちます。
ドリンク瓶を使って播き穴を付けます。


太りすぎの傾向があるため、株間は25センチと狭くしました。
ダイコンは発芽が良いので、いつもは1カ所3~4粒播きですが、ごろ土が酷いことから今回は5粒播種。。


クワで覆土し、軽く鎮圧。


種播き終了。


オガクズがなくなり、今回は切りわらを掛けました。


こちらは1回目に播いたダイコン。


10日ほど経ちました。
何はともあれ発芽だけはしました。