里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

遅穫り用の夏秋キュウリは半放任で穫る

2021年09月04日 | 畑:果菜類

遅穫り用の夏秋キュウリが収穫盛りとなっています。


7月早々に直播きしたもの。
品種はトーホク種苗の「おいしさ一番星」という品種。
この品種はうどんこ病に強いという触れ込みですが、どうも褐斑病に弱い。
株間は約70㎝で1カ所3、4粒播き。発芽率はほぼ100%。
本葉3、4葉で1本立てにしました。
本葉5、6枚頃に立ち枯れが出て、2株が欠株となりました。
それで欠株を埋めるように蔓を誘引してネットに配置。
今は欠株があるようには見えません。


7月から8月上旬までの気温が高く、想定以上に生育が進みました。
8月末からの収穫を見込んでいましたが、8月20日頃から穫り始めました。


今は上位の方まで穫れています。


8月上旬の高温乾燥で、一部芯焼けが発生。芯焼けとは通称。
気温が急激に上がると根から水分の吸収が追いつかず、このように成長点付近が枯れる症状です。


8、9月の栽培ではしばしば起こります。
株が枯れるわけではないので、わき芽が伸び出し、次第に分らなくなります。
この時期のキュウリは、親蔓に成るのはごく僅か、大半が子蔓からの収穫です。
親蔓の雌花は7、8節まで全て摘みます。
下位の3、4節から出る子蔓は搔き、以後はほぼ自由にネットに這わせていきます。
早いキュウリの場合は側枝を摘芯しますが、この遅穫り用キュウリは半ば放任。
地べたに這いそうな蔓や混みすぎのところだけ切ります。
普通は、支柱の頂点辺りに達した蔓は摘芯します。


今年は反対側の畝の早いキュウリが枯れ上がってきたため、伸ばし加減にしています。


夏秋キュウリのメインはあくまでも早植えのキュウリで、こちらは補完的なもの。
早いキュウリが目標通り100日収穫となれば、かち合います。
しかし、多少ダブりが生じても。7、8月のようにバカ穫れすることはありません。
今年の早いキュウリは長雨と強風でダメージを受け、今は惨めな姿。
この遅穫りのキュウリも、褐斑病が多発しています。


樹勢も徒長気味で弱い。短命に終わるかもしれません。
ただ、今は樹が若いのでキュウリは美味しい。