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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

お盆にちょうどのトウモロコシを穫る

2020年08月13日 | 畑:豆類

 お盆用に播いているトウモロコシを穫り始めました。
 トウモロコシとしては2回目の5月20日に播いたもの。品種は同じゴールドラッシュ。


 4月末に省力直播きをした1回目のトウモロコシは、発芽や生育にバラつきがあったため、7月27、8日から穫り始め、穫り終えて間もないところです。
 こちらの2回目に播いたトウモロコシは発芽、生育とも良く揃いました。


 株間は少し広めにし、ほとんど2本立てになっています。
 この品種は、標準では播種後84日。絹糸が出てから20~24日が収穫適期になるとされています。今がちょうどその時期に当たります。


7月は甚だしい天候不良でしたが、8月は比較的好天で気温も高く、ほとんどの穂は絹糸が黒くなっています。


 試しに穂の頭のところの皮を少し剥いでみると、十分実が入っており、色も黄ばんでいるようです。


 同様のものを5本穫り、皮を剥いてみました。
 穫り頃といっていい状態です。
 ちょうど手頃な大きさのトウモロコシです。


 甘味は申し分ありません。このトウモロコシは生育が良く揃っているので、その分収穫の適期が狭いと思います。お盆中に大部分を穫るようにしたいところです。助っ人達に一生懸命穫るように勧めます。
 ハクビシン対策に不織布を回しましたが、大丈夫のようです。


ブロッコリーの植え付け

2020年08月12日 | 畑:花菜類

 ブロッコリーの植え付けをしました。
 2回に播いているうちの1回目。
 品種はサカタのタネの「緑嶺」。
 この品種は記憶が曖昧になるくらい前から作っています。20年以上は間違いありません。他の品種も試せば良いのでしょうが、安定しているので別の品種を作る気になりません。例年、頂花蕾、側花蕾と穫り、春先の孫花蕾まで穫ります。
 種播きは7月13日。


 49穴の連結ポットに播きました。秋キャベツと同様ですが、キャベツよりさらに発芽も生育も遅れました。
 苗が小さすぎるので、キャベツより余計に置くことにしました。しかし、結局は1日置いただけでお盆の前に、植え付けてしまうことになりました。
 施肥耕耘はキャベツと同様で、化成肥料は幅45センチ程度の帯状の全層施肥です。植え付け直前の一発施肥になってしまったので、ロータリー耕耘は念入りにしたつもりです。
 施肥耕耘した位置に目印線を付けます。畝間は広めの80センチ。


 管理機の逆転ロータで往復して畝を立てます。
 ローターの爪は、キャベツの畝立てと同じで、左側を1連の外向きにします。


 鍬でならして整形し、ホーラーで植え穴を開けます。
 株間は30センチ。
 ポットの苗を配置します。苗は小さいながら根崩れはほとんどありませんでした。


 植え穴には害虫予防の粒剤を施用。


 植え付けました。


 甚だ頼りない感じではあります。


 この後、切りわらを敷きます。
 不安な植え付けとなりました。
 


秋キャベツの植え付け

2020年08月11日 | 畑:葉菜類

 秋キャベツの植え付けをしました。
 施肥、耕耘はニンジンと同時に行いました。例年なら植え付けの2週間前までに苦土石灰を散布し一度耕耘、1週間程前に化成肥料を散布し2度目の耕耘をするので、今年は植え付け直前の一発施肥という極めて変則のものになりました。
 念入りに耕耘はしたものの肥料が十分馴染まないうちのまずい植え付けとなりました。化成肥料は幅45センチ程度の帯状に散布してロータリー耕耘する帯状全層施肥です。
 施肥耕耘した位置に目印線を付けます。畝間は75センチ。


 管理機での畝立て。
 ローターの爪は、後で土寄せをするので左側を1連だけの外向きにします。右側の爪は内向き。


 逆転ローターで往復した後、鍬で整形します。


 品種は、昨年初めて作って良かった、トーホク種苗の「あまいキャベツあまみさき」という品種。以前は専らタキイ種苗の「初秋」でした。
 種播きは7月13日。


 49穴の連結ポットに播きました。7月は不良天候で全く生育が進まず、生長したのはほとんど8月になってからと言う状況です。
 いつもならこの時期徒長してしまうことが多いですが、今年はずんぐりです。7月は全く灌水しなくて良い日が何日もありました。まだ大分小さいのでもう少し大きくしたいところですが、日数だけは約1ヵ月も経っているので植え付けることにしました。
 株間30センチ。ホーラーで植え穴を開けます。


 植え穴には害虫予防の粒剤を施用します。


 土の状態はまずまずです。
 苗が小さく、見栄えが悪い。


 この後、切りわらを敷きます。 

 これで、うまく育ってくれるかどうか。


遅くなったニンジンの種播き

2020年08月10日 | 畑:根菜類

 ニンジンの種播きをしました。
 2回目の種播きになります。冬穫りから囲い用のニンジンです。
 例年に比べると10日ほどの遅れで、これまでで最も遅い種播きとなりました。寒冷地のこの辺りでは種播きが遅くなると低温で根の肥大が悪くなります。いつもは7月末に播いています。今年は7月の天候が悪く畑に機械が入れず、さらに7月28日には24時間雨量175ミリの大雨でギブアップ。ようやく3日ほど前に耕耘しました。


 通常なら種播きの2週間以上前に苦土石灰を散布し一度耕耘、1週間前までには化成肥料を散布し2度目の耕耘をしますが、今回は全て一発。しかも中1日ですぐ種播きと甚だ危ないやり方となりました。
 メジャーで計測し、種播きの畝になるところに目印線を付け、緩効性の化成肥料を50~60センチの帯状に散布します。


今回はキャベツやブロッコリーなどの植付け予定のところにも目印線を付け同時に散布しました。苦土石灰は全面散布です。
 ロータリー耕耘は最低速度で2重に十分に耕耘しました。
 

全層施肥なので肥え焼けはしないだろうと良いように解釈して強引に種播きです。
 管理機の逆転ローターで往復し、幅50~60センチの畝を作ります。


鍬でならし畝を完成させます。


 品種は前回播種の残りの「黒田5寸陽彩」を1/3ほど、2/3は「新黒田5寸」。
 バラ播きです。これでは分からないでしょう。


 鍬で薄く覆土します。


 その後、切りわらを掛けます。


 これで乾燥と雨で叩かれるのを緩和します。この畑は粘土質が強いので、これをしないと土がすぐ固まってしまいます。
 かなり遅くなってしまったニンジンの種播きですが、果たしてどうなるか。

 こちらは7月7日に播いた10~11月収穫予定のニンジン。


管理機だけで耕耘畝立てをし、ぬかるんでいるところに強引に種播きしました。発芽は上手くいきました。
 品種は「黒田5寸陽彩」。間引きを1回しています。


すじ播きされる方が多いと思いますが、私は相変わらずのバラ播きです。

蔓ありインゲン「ケンタッキーカンサス」と「いちず」

2020年08月09日 | 畑:豆類

 蔓ありサヤインゲンの収穫が最盛期です。
 今年は蔓なしインゲンの収穫が少し遅れるのを見込んで、例年より少し遅く6月5日に直播きしました。
 株間は30~35センチ。一穴2粒の直播きで、2本発芽した株は間引かず、そのまま2本立てにしています。
 先月末から収穫が始まりました。
 ここまで、蔓は支柱の先端で交差しないように逐次摘芯しています。地面に這うようなわき芽の蔓も切り戻しています。


 こちらの蔓なしインゲンの収穫は先月いっぱいで終了したので、うまく繋がりました。


 品種は「ケンタッキーカンサス」と「いちず」の2品種。
 しばらく「ケンタッキーカンサス」を作っていますが、今年初めてカネコ種苗の「いちず」という品種を作ってみました。
 発芽の時点から品種による違いがありました。
 これが「いちず」。


 発芽揃いが良く生育も早い。葉はケンタッキーカンサスに比べ淡く少し薄い感じです。葉の数が多く旺盛に茂っています。


開花も早く、穫り始めて間もなく最盛期といって良い状態になりました。これまでの初期の収量は「ケンタッキーカンサス」よりはっきりと多い。
 上から下まで沢山の莢がぶら下がっています。こうなると成りすぎの感じで、そのあとガクッと疲れが出やすいものですが、果たしてどうでしょうか。


 こちらが「ケンタッキーカンサス」。


葉は色が濃く厚い。1枚1枚の葉の大きさは「いちず」より大きいですが、全体としては「いちず」のように茂っていません。発芽や初期の生育も「いちず」より遅い。


以前から気になっていましたが、急に高温になると葉焼けが出やすい。こちらも最盛期に入ってきたと見て良いでしょう。
 穫れ始めもこれまでの穫れ具合も「いちず」に負けていますが、先は長いので、これから逆転する可能性がありまだ分りません。


 畝の右が「ケンタッキーカンサス」、左が「いちず」。


 収穫したサヤインゲンを並べてみると、何れもケンタッキーワンダー系の丸莢の品種なので、ほとんど違いがありません。強いて言えば、「いちず」より「ケンタッキーカンサス」の方が僅かに色が濃いくらいでしょうか。
 右が「ケンタッキーカンサス」、左が「いちず」。


 ほとんど違いがないので収穫は区別していません。収穫は専ら助っ人任せですが、やはり今のところ「いちず」の方がよく穫れていると言っています。


 この畑は風当たりが強いので、蔓ものには少々不安があります。