里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

イチジク「蓬莱柿」の摘芯と枝の整理

2020年08月05日 | 畑:果実類

 イチジク「蓬莱柿」の摘芯と枝の整理をしました。
 このイチジクは植えて7年目になります。試行錯誤しながら作っていますが、なかなか思うように収量が上がりません。一昨年はまとまった収穫がありましたが、昨年は収穫始めが10月下旬と遅く、短期間で終わってしまいました。
 この「蓬莱柿」という品種は秋果専用種で晩生のため、昔からあった在来種に比べると熟すのが相当に遅い。ちなみに当県の研究機関の調査研究によると、昔から当地方で在来種として作られてきたイチジクは全て「ブルンスウィック」という品種だそうで、我が家にあったのもこの品種でした。
 このイチジクが枯れてしまったため、新しく植えたのが「蓬莱柿」です。従来の品種と比べると穫れるのが1ヵ月程も遅いので、この辺りのような寒冷地では不利ですが、何とか工夫して穫りたいと思っているところです。残念ながら今年も実はあまり着いているとは言えません。


 今年は春の芽吹きが遅く、7月の不良天候で未だ実は小さい。それでも枝はかなり伸びています。
 昨年は葉を15~17枚で摘芯しましたが、今年は昨年より早く、今伸びている高さで摘芯しました。


 このように枝が多く、茂り過ぎているので、整理して日光を通りやすくしました。


 果実が着いていない枝がかなりあります。このような枝は大方切ってしまいましたがどうだったか。実が食われたような跡もあります。

このイチジクの摘芯、枝の整理前。


 摘芯、枝の整理後。


 たいして変らないようですが、このくらい切りました。


 イチジク畑全体の摘芯、枝の整理前。

 摘芯、枝の整理後。透けたように見えます。


 果実が結構着いている枝もあります。何れ収穫は10月でしょうからごく小さい実は穫れるようにはならないと思うので、摘果した方がいいのかもしれません。