里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

玉ねぎとジャガイモの貯蔵

2020年08月23日 | 畑:土物類

 6月半ばに収穫し、乾燥していたタマネギを貯蔵しました。
 畑から一斉に収穫し、作業場の下屋に並べて10日ほど陰干した後、吊しとコンテナに並べる2通りの方法で乾燥しました。7月は連日の雨で空気湿度が高く、なかなか取り込めないでいましたが、心配ない状態に十分乾きました。
 こちらは7~8個のタマネギごとに、茎を20センチほど付けてひもで縛り竿に吊して乾燥したもの。これを全て下ろし、茎を切りました。


 こちらは大玉のものをコンテナに重ねずに並べて風通し良い状態で乾燥しました。


 タマネギは乾燥が不十分なまま沢山重ねて貯蔵すると腐れの原因になります。
 茎や根が完全に乾燥したので、今度は重ねて貯蔵しても大丈夫です。
 それでもやはり風通しが良いところが望ましいので、解放されている場所にコンテナに重ねて取り込みました。ほとんど助っ人がやってくれました。


 この中晩生種のタマネギ「ネオアース」は、何といってもメインが貯蔵。
 この辺りでもマルチ栽培では5月中から十分食べられるので、今ではこの1品種しか作っていません。来年の3月までこの1品種だけで賄います。今年は4月に入ってからもしぶとく食べていました。実に優秀な品種です。


 昨年は思いがけない大豊作でしたが、今年も昨年の台風19号被害に遭いつつも、来春まで間に合う大玉のタマネギが出来ました。タマネギらしいいい色になっています。


 大玉から先に消費しつつ、貯蔵中の状態をチェックしていきます。


 こちらはジャガイモ。


 梅雨の合間を縫いながら7月10日にまとめて収穫し、作業場の空きスペースに取り込み、日が当たらないようにして乾燥しました。


あまり重ねないようにし、時々かき混ぜながら乾燥を進めてきました。7月は雨続きで空気湿度が高く乾きが悪かったですが、8月になり十分に乾いたので、先日、段ボールに入れ貯蔵しました。


 今年のジャガイモは不作。特に自種を使ったイモは数も少なく小玉で不本意な結果に終わりました。
 すべて男爵で肌は綺麗です。


 例年、この状態で貯蔵し、時々チェックします。途中萌芽した場合は伸びないよう搔きながら春まで賄いますが、今年は難しいかもしれません。