里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋キュウリの親蔓摘芯と下段の整枝

2023年06月29日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリは植付けてからほぼ1ヵ月半。


10日ほど前から収穫が始まり、親蔓中段も穫れてきました。


品種は今年2年目の「OS交配ニーナ」。
今年は梅雨入り後も気温が高く、生育のペースが速い。
親蔓と3~5節目から出る強い子蔓を主枝とする2本仕立てにしています。
すでに親蔓主枝は支柱の肩の上まで、子蔓主枝も中段の上まで伸びています。


下葉に褐斑病が見えてきました。
親蔓主枝は30節を越えています。
我が家の支柱は廃材を利用した支柱なので既製品よりも高さが低い。
ですから、この品種はかなり節間が短く徒長しにくい品種と言えます。
他の品種より数節は多く、葉は小振りで締まった姿をしているのが特徴です。
主枝は頂点下まで伸びたところで摘芯します。


摘芯しました。


この後節間が伸びるので頂点まで達するでしょう。
早いものは中段までわき芽が伸びてきました。


これまで、随時下段の整枝を行っています。
夏秋きゅうりでは親蔓から穫る果実はごく一部、子蔓、孫蔓から多くを収穫します。
しかし、放置すればジャングル状態になるので、整枝は欠かせません。
側枝(子蔓)は伸び具合を見ながら摘芯します。
摘芯の仕方は一律ではありません。時にはそのまま伸ばすこともあります。
但し、下段はほぼ摘芯するのが普通。
小生が目安にしているのは側枝(子蔓)の長さが15㎝。
2節(葉が2枚)で大体15㎝くらいなら2節摘芯、それより伸びそうなら1節摘芯。
指で計ってみると分りやすい。小生の親指と人差し指を広げると約15㎝。


これなら2節で摘芯。


これは1節で15㎝近くあります。

これなら1節で摘芯。


すでに下段の多くが摘芯を終えています。そこからさらに側枝(孫蔓)が伸びてきました。


孫蔓は放任が基本ですが、ベットに近いところは伸びれば摘芯します。


摘芯しました。さらにひ孫蔓が出てきます。


ベットに近いところは孫蔓が地べたに這わないようネットに掛けてやると良い。


下段の方は強い子蔓が沢山出ていますが、実が沢山肥大してくると伸びは抑えられてきます。
整枝は天候や株の勢いを考えてケースバイケースで臨機応変に行います。
摘果も大事。殆どの節に雌花が着くので果数が不足することはありません。
親蔓の摘芯を終え全体を見るとこんな姿です。


子蔓主枝が親蔓と同様に摘芯するようになれば2本仕立てが完成します。
今の収穫はこのくらい。


まだ最盛期にはなっていません。
側枝(子蔓)から本格的に穫れるようになれば最盛期入りです。
7月早々には最盛期に入りそう。そうするとこの倍以上穫れることになります。
夏秋きゅうりの収穫期間の目標は100日以上。少なくとも9月いっぱい。先は長い。