本画仙 色紙
ハナショウブを水墨画で描きました。
過日、多賀城跡あやめ園で多数のハナショウブを見てきました。
アヤメやカキツバタに比べハナショウブには多くの品種があり、花びらの色も多彩です。
ハナショウブの特徴を表現すべくシンプルに描いてみましたが、どうだったでしょう。
アヤメやカキツバタとの違いを水墨で表現するのは難しい。
三者の花びらの大きな違いは付け根の色。
ハナショウブの花びらの付け根は黄色、アヤメも黄色ながら網目模様が入ります。カキツバタには白い筋が入るのが特徴とされます。
しかし、白黒の濃淡だけで表すとなると至難です。
小生のイメージではハナショウブの花びらはボリューム感があり、全体に筋の入るものが多い印象です。
アヤメは花びらが薄くごく細かい網目模様があり、カキツバタは青紫ですっきりした印象です。
そんなことを念頭にハナショウブのボリューム感のある花びらを描こうとしました。