里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

春播き長ネギを植付ける

2023年06月06日 | 畑:葉菜類

春播き長ネギを植付けました。
これが苗床。品種はホワイトスター。


種まきは3月末で予定より遅れました。
と言っても露地の育苗なので特別遅いわけではなく、当地では早過ぎるくらいです。
ただ、早くから穫ろうと思えば遅くなると不利なのは確か。
育苗中は異常乾燥でしばしば灌水しました。追肥は液肥を3回ほど。
間引きは極厚いところを一度しただけなので、若干混んでいます。
まずまずの仕上がりです。


苗は十分すぎるほどあるので、不足することはありません。
すでに畑には苦土石灰を入れて1度目の耕耘、元肥を帯状に散布し2度目の耕耘をしています。
少々水分の多い状態で耕耘したのでごろ土になっています。
再度耕耘するか迷いましたが、ごろ土は解消しそうもないので止めました。
植付け溝になるところに目印線を付けます。


今年はスペースが確保できたので畝間は悠々と120㎝。
管理機の畝立てロータで土をはねあげ、植付け溝を作ります。

管理機作業が終了。


鍬で軽くならし植付け溝を整えます。あまり代り映えしませんが。


ここ3年ほど植付け溝は深さを20㎝くらいと抑え浅めに作っています。
かつては白根(軟白部分)40㎝以上の長ネギを穫ることを目標に30㎝ほどの深い溝を立てていました。
しかし、大雨で根腐れをおこすことが多く、リスクが少ない畝立てに変えました。
我が家の畑は強粘土質土壌なので水が抜けにくいのです。
今年は畝間を広くしたので多少土寄せはしやすくなると思います。
苗は十分にあるので選別し、小さいものは除外。


植付け間隔は数㎝。鍬で少し土を掛け整えます。ごろ土は如何ともしがたい。


植付け後に、粒状の殺虫剤と化成肥料を少々バラまきました。


そして、たっぷりと敷きわらし、乾燥防止と土の締まりを抑えます。


切りわらは昨年秋から堆積しておいたもので、かなり腐っています。
土を少し戻しわらを落ち着かせます。


これで強粘土質土壌の欠点は大分改善されるのではないかと思っています。
これで植え付け完了です。
苗は大量に余りました。補植用にしばし取っておきます。


昨年はスペースの関係で1畝を1ヵ月ほど後で植付けましたが、今年はスムーズでした。
10月早々からの本格収穫を目指しますが、どうでしょう。