そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2015年 徒歩の旅 第67日  佐呂間町・「旅人宿 さろまにあん」へ

2016年06月05日 | 2015年太平洋側の旅-後半
2015年6月6日(土) 曇(網走市・卯原内交通公園
                      ~佐呂間町・「旅人宿 さろまにあん」)




3時55分、起床。曇で寒い。おかげで、テントは結露無し。


4時、北方の能取湖方面に雲の切れ目があるが上空はどんより。


昨日、頑張ったので、今日の宿のチェックイン時間を考えて、出発は6時ごろとし、ダウンジャケット、ネックウォーマー、フリース手袋という格好で周囲を散策。

卯原内交通公園は、元湧網線の卯原内駅の敷地を利用したもの。


SLの49643が展示されてあり。


網走交通記念館の中に、その説明パネルがあった。




5時30分、やはり寒いので、予定を早めて出発。昨日に続き、能取湖沿いの「オホーツク自転車道」の緑の中を行く。




5時50分、自転車道前方に、2羽の丹頂鶴を認め、立ち止まってしばらく観察。


こちらに気づき、逃げられてしまったが、湿原に舞い降りて、エサを漁っている模様。


(拡大)。


風景や花の写真などを撮りながら、自転車道を行く


カラマツソウ


クサノオウ、


エゾフウロ。


たくさんの水鳥が乱舞しているが、何の鳥かは不明。


能取湖の採捕「注意」看板を見ると、ここで獲れる魚介類がわかる。ホタテ、ウニ、ホッキなどの他に、カレイやニシン等々。




能取湖にそそぐキナチャウシュナイ川。


8時15分、能取パーキングにて休憩。


風が強く余りに寒いので、風を避けて、障碍者用のトイレ入り口の閉鎖スペースのベンチに腰を下ろしたら、いつの間にかうつらうつら‥‥。


9時、行動再開。

9時40分、能取湖を後に、


10時10分、オホーツク海。この間に、網走市から北見市へ。




菜の花と、


エゾカンゾウ。


10時40分、常呂で自転車道と別れ、


国道238号線へ。


10時50分、「交通安全 常呂町」とあり。現在、常呂町は、北見市に編入されている。


少し先の道路表示板に、とうとう出てきた「稚内296㎞」の文字。


日本海側の旅の時(2008年7月4日)に、留萌で出てきた「稚内182㎞」の文字を見たときのことを思い出す。ちょっとした感動なり

稚内―宗谷岬間が31㎞だから、宗谷岬まではあと265㎞、残り1週間である。

11時、眼下に常呂の町並み。


11時、15分、オホーツク海側で最大の河川、常呂川上流方面、


ハマナスあり。


下流方面。ちょっと濁っている。


川の名の由来――アイヌ語の「ト・コロ・ペッ」(沼・を持つ・川)と解されるが、常呂川がライトコロと呼ぶ支流が本流でサロマ湖とつながっていたことに由来すると言われる、と。


11時30分、コンビニにて食料調達。

14時10分、雨が強くなり、バス停の小屋に逃げ込み少し雨宿り。どうもすっきりとした青空が続かない。

15時20分、雨ふり止まず。稚内まで284㎞。


サロマ湖近し。常呂町には、北見市との合併後も一定の自治が認められているようだ。


15時25分、北見市から、


佐呂間町に入る。


15時40分、宿に着く。

チェックインは16時からだが、宿のオーナーが開けてくれた。

宿のテレビの予報では、紋別から雄武、枝幸へと長距離を歩く9日、10日の天気も芳しからず、と。せっかくだから、真っ青なオホーツク海を見ながら歩きたいところだが、こればかりは「インシャラー」である。

オーナー夫人が、長旅のビタミン不足を心配してサプリをくれた。


2015年 第67日(佐多岬より129日)

歩数  46205歩    (佐多岬より累計  6576553歩)
距離  30㎞       (佐多岬より累計  4393.5㎞)
費用  5694円     (佐多岬より累計  591009円)



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