そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2015年 徒歩の旅 第25日  田野畑村・「道の駅 たのはた」へ

2016年04月20日 | 2015年太平洋側の旅-後半
2015年4月25日(土) 晴 (宮古市・道の駅たろう
                       ~田野畑村・「道の駅 たのはた」)




「道の駅 たろう」は、畳の上にて安眠。ただし、テレビとビデオの音が流れ続け、うるさかったのでティッシュで簡易耳栓を作った。それ以外は快適。


6時30分、出発。国道45号線(浜街道)を北上。やや涼しく、歩きやすい陽気。


鮮やかな木々の芽吹きを見つつ、長い坂を下って行く。早朝のためトラックはまだ通っておらず、ウグイスの鳴き声しきりなり。


6時50分、真崎大橋。




さらに新緑の中を行き、


8時15分、遠方に三陸鉄道。


摂待橋を渡り、


8時25分、摂待駅。




今日の行程は短いので、時刻表で確認し、三鉄の写真を撮るため、30分休止。




9時5分、摂待トンネル。


トンネルを出たところで、長い坂を自転車を押しながら上ってくる青年に会う。ニュージーランドから来たと言い、八戸から仙台に向かうのだという。後ろに積んでいる大きな荷物は何かと聞いたら、ハンモックで、これで眠ると言う。小生のカタコト英語を「グッド・イングリッシュ」と褒めてくれ、八戸からここまで、英語を話せる人に出会わなかった、と言っていた。キャンデーをあげて「グッドラック」で別れたが、後から、ハンモックでどこでどうやって寝てきたのかちょっと気になった。

9時20分、岩泉町に入る。


工事中の小成川に沿って下り、


途中で、畑を耕す古老。


9時45分、小成トンネル。



新しい防潮堤にガードされた小成川河口ぶ。


10時、陸中海岸道路マップ。


茂師海岸の海岸線。




宮沢賢治も予言していた<モシ竜発見>‥‥。


10時10分、小本トンネル。


小本小学校の校庭は工事用具置き場のごとし。


10時30分、小本川河口の工事現場。


12時20分、田野畑村に入る。


12時40分、槇木沢橋。谷底からの高さ105m・長さ240m。


頭上は三陸道の思案坂大橋。高さ120m・長さ285m。


見下ろせば真木沢の深い谷。


三陸道と交差したため、復興ダンプが増えるが、南部ほどではない。ここは内陸部なので、主に津波被害からの復興のダンプにとっては、単に通過のための道路のようだ。といっても、3㎞東は太平洋。

13時30分、松前沢に架かる思惟大橋。高さ120m・長さ315m。


渡りきったところが、「パーク思惟大橋」という広い公園で、その片隅に「道の駅たのはた」あり。今日はここまで。




まだ時間がたっぷりあるので、鴨だしラーメンを食べたり、夕食用に「ひゅうず」というお菓子を買ったり、




石碑を見たりした。

田野畑村の「恩人」、西谷幸子歌碑、
「憂いきことも 束の間忘れすなほなる 心になりて山にものいふ」。




津村節子詩碑、
「緑の中に 光の中に 潮風の中に架けられた 田野畑の橋 豊かな幸と 美しい笑顔とやさしい心に出会える 田野畑の道 田野畑の橋は 未来を開く橋 田野畑の道は 夢に向かって歩く道」。


思惟大橋のビューポイント。




適地を探してうろうろしたが、結局、閉鎖中のレストハウスの軒下にテントを張らせてもらう。


思案坂大橋と槇木沢橋[思案坂]
田野畑に赴任してきた役人や教師たちがあまりの道の険しさに、行くか、戻るか思案したという槇木沢の「思案坂」に2つのかかる橋。‥‥
思惟大橋[辞職坂]
思案坂以上の道の険しさに、職を辞して帰ってしまうという「辞職坂」に架かっています。‥‥
(たのはたむらパンフレットより)



2015年 第25日(佐多岬より87日)

歩数  38997歩    (佐多岬より累計  4494637歩)
距離  26.5km     (佐多岬より累計  2971.5㎞)
費用  1970円     (佐多岬より累計  427519円)


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