水瓶

ファンタジーや日々のこと

鎌倉日帰りの旅 その2 鎌倉宮・永福寺跡

2014-05-06 08:24:38 | 
荏柄天神社の次は、鎌倉宮へ。ここにまつわる歴史も凄まじく……
祭神は後醍醐天皇の皇子、護良親王(もりながしんのう)。
流転の運命の皇子で、若くして土牢に幽閉された後、
首を斬られて山に捨てられるという最期を遂げられたそうです。
由来読んでるとどんどん気持ちが沈んでしまうのですが、雰囲気は明るいのです。


身代わり人形と札が立っていた像。村上義光公だそうです。
元弘の変で護良親王のもとで戦い、最期は体に矢を十数本突き立てた姿で敵の前に現れ、
我こそは護良親王なりと身代わりになって自刃。もう由来読むのやだ………
この人形を撫でると代わりに厄を受けてくれるとかで、でもそんな最期を遂げた人に、
この上なんか悪いものを押し付けていいものか躊躇したのですが、結局撫でてしまいました。
小さい皿に息を吹きかけて投げて割ると厄が払えるというので、それも。。
どうかどうか義光公が浮かばれますように。


皿を投げて「いてっ!」と叫ぶ森のなかま。四十肩が良くなるといいんですけど……


普通のお宅の庭先のバラ。きれいに咲いていたので、ちょっと失礼してパチリ。
寺社の付近は閑静な住宅街で、どの家を見てもとてもきれいにされてるのですね。
お金も手もすごいかかるだろなあ。。


道ばたにきれいに咲いていた小さい花。白いホトケノザ?
なんかもうとにかく悲惨な話が多いので、花になぐさめられます。


おそば屋さんの店先の招き犬。中では職人さんがそばを打っていました。ほっ。。。


永福寺跡。頼朝公が建立したお寺で、かなり立派なお寺だったようなのですが、
もうずいぶん昔に火災で焼け、廃絶して、今はこんなのどかな緑の丘になっています。


クローバーがいっぱい咲いていました。昔これで花かんむり作ろうとして作れなかった記憶が。
あれ、どうやって冠状に上手くつなげるのか、いまだにわかりません。


かつての庭園のなごり。つわものどもが、夢のあと、だなあ……


永福寺跡から瑞泉寺に向かう途中にある崖に生えていた万両。お正月飾りによく使われますね。
たしかになんか福々しい感じがします。誰かが植えたのでしょうか。


ウツギの花も咲き始めていました。これからの季節、アジサイが見事なお寺も多そうです。


二階堂川。永福寺が二階建てだったため、この辺りは二階堂と呼ばれるようになったそうです。

さすが鎌倉は寺社が多いせいか、神樹や特に名のある木でなくとも、大木古木が多いです。
そのせいか、暑いさなかもひんやりと涼しい場所がたくさんありました。みずみずしい古都です。

そして、鎌倉観光の時に大事なのは、小銭をいっぱい用意しておくことです!
一軒一軒の拝観料は百円から三百円と、そんなに高くないのですが、
一つの寺社の中にも、小さな社などがいくつも祀られているので、
なんとなくそのまま通り過ぎるのが気がひけるというか……
それに、これだけの寺社を維持するのは大変ですもんね。

次は瑞泉寺へ。


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