水瓶

ファンタジーや日々のこと

水上・土合駅

2015-10-16 20:09:41 | 
なんでもないような不思議な光景。日本一のモグラ駅・土合駅の地下ホームです。

8月に旅行した群馬県水上の記事の続きです。ずいぶんと間があいてしまいましたが、思い出し思い出し書きました。
旅行前に、日本一深い所にあるというこの駅のことを知って、森のなかまが行きたがるだろうなあと思ってたら、
案の定行きたがりました。懐中電灯の使いごたえもよかったようです。


水上駅から電車に乗って二駅ほど。かなりの人が乗り込んでいました。
みんなどこまで行くんだろうと思ってたら、大半の人が土合駅で降りました。有名なんだなあ。


沢山の人が降りてがやがやとにぎやかなぐらい。これなら暗~いホームも怖くない!
この時は8月暑いさかりでしたが、ホームに出たとたんひんやりした空気が。
空調もないのに肌寒いぐらい。地下深いというだけで、こんなに気温が違うことにビックリ。


湯檜曽は群馬、土樽は新潟。土合-土樽間の乗車時間は調べたところ8分で、水上-越後湯沢は40分。
余裕のある旅程なら、水上から越後湯沢まで足をのばせるかも。


カメラの設定をどういじったかよく覚えていないんですが、明るく撮るとこんな感じ。
どうも雪国のモデルになったのは、このトンネルらしいです。
トンネルを抜けるとそこは雪国だった………って、水上も十分雪国ですよね。


ホームには待合室もちゃんとあります。一人で待つのは相当怖そう。
土合駅と検索すると心霊スポットと出て来るんですが、特に幽霊が出るようないわくはないらしいです。
でもたしかに、幽霊が出ないのがもったいないぐらいの雰囲気・・


これがうわさの486段の階段です。ホームは地下70メートルになるんだそう。
左の青い人は長い階段にそなえて靴ヒモをしっかり締め直しているようです。さあ、気合いを入れて上るぞう!

写真を撮っている内に、あんなにいた人がどんどん階段を上っていってしまい、心細くなってきたんですが、
森のなかまはまだ写真を撮っていて、ホームに残るは森のなかまともう一人の男性のみ。。早く来いよ~


サイバー感あふれる感じに撮れました。脱出口をめざせ!
いやいやそれとも、最終戦争があった時とかにここへ逃げ込んで来るのか。。
・・・とかバカな妄想がいくらでも浮かぶような、非日常感あふれる階段空間なのです。


左側にはエスカレーターを設置する予定だったようです。土がむき出していて珍しい眺め。
ちなみに階段の途中には何カ所かベンチがあって、一息入れられるようになっています。休み休み上ろう!
上っている途中でだんだん蒸し暑くなってきます。


「お疲れさまでした がんばって下さい」と書いてあるガラス戸も珍しいですよね。
あと24段、、ということは、さっきの長い階段で462段。。こんな駅から通勤してたら体力つくでしょうね。


ここの通路は川の上を渡る橋になっています。


通路の窓から外を見るとこんな感じ。ふつうの駅の渡り通路だと下には線路が見えるけど、
土合駅ではこんな渓流が見えるのです。冬はどんな景色になるんだろう。。


土合駅の改札は無人なので、切符を記念に持って帰ることができます。


改札口がいっぱいあって、構内も広々としています。ペットボトルの自動販売機もありました。
wikiを見ると、かつてのシーズンには改札に行列ができるぐらいの混雑ぶりだったのが、
上越新幹線や関越自動車道が開通してから乗降客が減り、無人駅になったとのこと。
今ここで乗り降りするのは、駅自体がお目当ての人がほとんどなのかも。


・・・あれれ?地下深くの駅のはずなのに???実は下り線が地下駅で、上り線は地上駅なんだそうです。
あの地下駅に電車から降り立ちたかったら、群馬方面から乗らないといけないんですね。


土合駅から少し歩いた所にある川を渡る線路。
水上近辺には、電車映えがする撮影ポイントがいっぱいあるんです。さすがSLの町!

というわけで、ちょっと時間があいてしまったけれど、印象の強い場所だけに結構覚えていました。
他の所にはちょっとないような珍しい駅なので、近くに来たら一度は行ってみて損はないかも。
土合駅へは水上駅から谷川岳行きのバスでも行けます。
バスの方が本数が多く便利ですが、もしも時間が合うなら電車で行ってみるのも楽しいですよ。

月夜野びーどろパークの記事につづく。たぶん。


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