水瓶

ファンタジーや日々のこと

川崎大師

2015-08-20 08:45:35 | 
先日、川崎大師に行って来ました。横浜辺りだと初詣はここに来る人も多いようです。
いっぺん来てみたいなと思ってたので、空いてる隙をねらって行ってみました。
お盆明けのせいかすごく空いてました。でも外国から着た観光客の方の姿もちらほら。

川崎大師は真言密教のお寺で、ご本尊は弘法大師空海上人だそうです。弘法大師が湧き出させた水の伝説は日本中にありますね。
義経と同じくらい日本中に足跡のある、たいへん人気のある方なのであります。
古くから一般の人々にも広く知られてたってことなんでしょうか。


門前の通り。バス停川崎大師と京急川崎大師駅はほぼ同じ場所で、そこから表参道を通ってゆきます。徒歩8分。
お店を見ると、せきのど飴、くず餅、だるま、などが名物のようです。
この日はやってなかったけれど、にぎわう時にはとんとこ飴という飴づくりの実演をするそうです。


立派な山門。山門入って左手に五重塔があったりと、浅草寺と配置が似ていました。そういうのって共通してるのかも知れませんが。


三が日には大変な人だそうですが、さすが真夏のお盆明けは人少なでした。お線香あっつ!


お経が納められてる経堂。これは左側の棚で、右側にも同じだけのお経が入っています。
これ全部で大日経という一つのお経なんだそうです。
案内の若いお坊さんに「お坊さんはこれ全部憶えてるんですか?」と聞くと、「全部はちょっと、、、」とのことでした。
そりゃそうですよね。いくらなんでも。


経堂はご本尊さま以外は撮影OKとのこと。華やかな天井絵とお経の組み合わせがいいですね。


境内かなり広いです。これは池にかかるやすらぎ橋のらんかんに刻まれたなんかの文字。

川崎大師へは、電車に乗って川崎駅に出てそこからバスというルートで行きました。
南武線にゴトゴト揺られて、初めて乗るルートのバスに揺られて、全部で一時間ぐらいだったかなあ。。
乗り物に揺られながら、川崎大師に行くまでのこういう時間もけっこう大事なんだろうなあとぼんやり思いました。
たとえばどこでもドアで、家からすぐ川崎大師へ突然出られちゃったりしたら、気持ちがついていかないというか。。。
たぶん、電車やバスにゴトゴト揺られてる間に、参道を歩いている間に、
少しずつ、知らず知らずに、心が準備されてるんじゃないかと思います。
まあ、そんな大した準備じゃなくて、自分では意識しないぐらいの準備なんでしょうけれど。

病院の待ち時間なんかは少ないに越したことはないけれど、種を土に埋めて水をあげて芽が出るまでの時間とか、
絵の具が乾くまでの時間とか、傷口にかさぶたができるまでの時間とか、
そういうどうしても短縮することのできない、通り過ぎていかなければいけない時間があるんだろうと思います。
距離と時間て、自分を守ってくれる大事な壁のようなものなんだろうな、と。
不便だったりわずらわしいこともあるけど、何かとの間に距離や時間がまるでないのもまた、とても怖いことです。

なんか、人生自体がお寺へ行くまでの通過時間のような気もしてきたな。。人生南武線、て悪くないかも。
なんか眠くなって、たまに乗っても乗り越しちゃったりするんですけど、南武線。ゴトゴト。


こちらは先ほど入ってきた山門の左手にある、古い山門のようです。こちらも立派なものですね。
おみやげに黒蜜ときなこたっぷりのくず餅買って来ました。
一時期の暑さはおさまったようで、ひとまずほっ。。。
でも、どっと疲れが出そうな体を、そっとソフトランディングさせないとですね。


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