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水瓶

ファンタジーや日々のこと

横浜トリエンナーレ2017・横浜市開港記念会館

2017-09-09 23:03:04 | 横浜トリエンナーレ2017
横浜トリエンナーレ、横浜美術館に引き続き、横浜市開港記念会館の地下室での展示も見て来ました。
古く広い地下室を使っての、柳幸典(やなぎ・ゆきのり)さんという方ひとりの作品だそうです。
メッセージ性が強いというか、メッセージそのものというか。。
特につけくわえる言葉も浮かびませんでしたので、写真を並べただけですが、よければスクロールしてみて下さい。


Project God-zilla 横浜市開港記念会館の地下室















蟻と日の丸



































横浜トリエンナーレ、あとは赤レンガ倉庫の展示を残すのみ。そっちも回らなきゃ!


横浜トリエンナーレ2017・島と星座とガラパゴス

2017-08-27 08:09:00 | 横浜トリエンナーレ2017
今までわけもわからず三回か四回見に行ったかな・・?
今回もわけがわかってるわけではないのですが、なんだかとても面白く感じられた横浜トリエンナーレ
開幕してから少したち、人も落ち着いて来たようで、ゆっくりじっくり見られました

フラッシュと三脚は禁止ですが、それ以外は基本的に撮影OKだそうです。
そんなわけで、けっこうな枚数撮ってきましたが、アーティスト名や作品名は、
帰って来てからガイドブックと照らし合わせたものも多いので、間違ってたらごめんなさい。


ジョコ・アヴィアント 「善と悪の境界はひどく縮れている」
日本のしめ縄のモチーフから発想された、竹を使った巨大な作品。
ボランティアの方の話をもれ聞いたところによりますと、ヒアリ騒ぎがあったため、全部消毒されてから展示されたそうです。
た、たいへん。。。





ミスター Mr.





カールステン・ヘラー、トビアス・レーベルガー、アンリ・サラ&リクリット・ティラヴァーニャ



タチアナ・トゥルヴェ
私はわりとさーっと流し見したこの作品、森のなかまはかなり時間をかけて熱心に見ていました。
銅板をさまざまに加工して、細かなところまで相当凝った作品だったそうです。
さすが目のつけどころが違いすぎる……



ロブ・プルイット



川久保ジョイ


川久保ジョイ 「イマジナリーラインズ(ジブラルタル海峡北/南)」



アン・サマット 「酋長シリーズ」
よく見ると、顔の部分は蚊取り線香のフタのようなんです。そういった素材を多く使って作られているようです。



ザ・プロペラグループ 「映画『タイタニック』のジャック・ドーソンに扮するレーニン」



畠山直哉 「陸前高田」





風間サチコ





ブルームバーグ&チャナリン
手前の四角い絵の中以外は、ブロックで遊んでいいとガイドの方が説明していました。



木下晋
ハンセン氏病の方をモデルに鉛筆で描かれた作品。





イアン・チェン 「使者は完全なる領域にて分岐する」
映像作品。調べたところ、自動生成アニメーションで、二度と同じ場面はないとのこと。
キャラクターがAIを搭載していて、その都度その都度、新しい動きが生まれるらしい…です。
これがなんとも不思議で、思わず見入ってしまうんですよね。



以下ガイドブックの解説から

遥かな未来、AI(人工知能)が管理する火山湖を舞台に物語は展開する。人間の死後の状態を分析しようと試みるAIは、21世紀のセレブの遺体を蘇らせ、柴犬の姿をした使者を使って負荷をかけ、ストレスを抱える人間が最後にはどうなるかを導き出そうとする。





ワエル・シャウキー
映像も上映されていたんですが、暗くて撮影失敗。
この人形、とても面白くできていました。横浜人形の家で個展してくれないかなあ。。





パオラ・ピヴィ
シロクマと同じポーズで写真を撮ってもらっていた女の子。シロクマをくぐったりさわったりしなければいいそうです。



オラファー・エリアソン



アイ・ウェイ・ウェイ 「協調」
上から見てなんだろう、、、と思ったら


カニ!カニ!カニ!

以下ガイドブックの解説から

3000個の磁器からなる〈He Xie〉は淡水に生息する蟹の名前に由来し、中国語の「和諧」(調和・協調、インターネット上の隠語として「検閲」の意味を併せ持つ)の同音異議語となっている。



マウリツィオ・カテラン 「無題」




今回の横浜トリエンナーレ、もらったガイドブックのディレクターズメッセージには

「接続生」と「孤立」から世界のいまをどう考えるか?

と書かれていました。
見る時は、わあーなんか面白いーみたいな感じで見てましたが、しっかりとしたメッセージが込められていたんですね。

とにかく見ごたえがあって、現代アートよくわからないよ???みたいな私も森のなかまもかなり満足度高く楽しめました。
作品の展示の仕方も、すごく凝ってるんですよね。ほんとに面白かった!
11月5日までだそうです。閉幕するまでにもう一回見に来たいなあ。

盗賊たちのるなぱあく・アウトオブトリエンナーレ

2017-08-14 09:23:01 | 横浜トリエンナーレ2017
きょろんとした目でこっちを見ている黒い影。

お盆休みももう半ば。
8月12日にはトリエンナーレの連動企画「アウトオブトリエンナーレ・盗賊たちのるなぱあく」に行って来ました。
これ、前々から楽しみにしてたんです。


るなぱあくには石川町の駅の方が近いんですが、森のなかまが関内駅近くの電子タバコのお店に寄りたいというので、関内で下車。
写真は吉田町商店街のビルの裏側。なんかこのビル好きなんですよね。

るなぱあくの場所は寿町総合労働福祉会館建て替え予定地。
関内からだとなかなか普段のお散歩では行けないようなディープな場所を通ります。
寿町についてはこちらを参照するとわかりやすいです。
横浜に越してきてから色んな所に行ったけれど、足を踏み入れることのなかった場所。
でもほんと、よく歩き回る辺りのすぐ近くにあるんですよね。



こちらがるなぱあくの入り口。見つかってほっとした。。。



鬼海弘雄さんという方の写真展をやっていました。



かなり見ごたえのある肖像写真。



なんか不思議な景色だなあ。。



外国から来たらしき人たち。向こうの方はこういうの、ほんと臆せず熱心に見られますよね。



キョロ目のでっかい黒ちゃんは岡本光博さんの「DADAモレ」という作品で、福島第一原発がモチーフだそうです。
大きすぎて青森県立美術館でしか展示できないんだそうです。



あ、、水たまりにぷか〜と浮いてる見慣れたものは・・?

思わず指さして笑ってしまったこのタイトルはそのものズバリ「ドザえもん」。何がどうしてこうなった。
上に同じく岡本光博さんの作品です。
向こうに見えるイスの並びは、8月中毎週土曜日18時からある会田誠さんの芸術公民館。若い女性は特に歓迎らしいです。



風のたてる波にたゆたうドザえもんの背中。さびしいけどおかしい……。



ほんとに工事現場にしか見えないというか実際工事現場なんですよね。
これからまわらない回転木馬とか、焼け落ちたお化け屋敷ができるらしいです。
どうやって焼け落とすのか気になるところです。



こちらは9月から始まる「もうひとつのこの世のような夢」という公演が行われる予定の水族館劇場。




というわけで、???となりつつもかなり楽しみましたるなぱあく。
中村川をはさんで向こう側には、まだまだ未知の領域がありました。
写真撮影は控えましたけれど、独特の魅力がある町だと思います。
こういうイベントでもないとなかなか行く機会もない場所ですから、興味のある方は一度来られてはいかがでしょう?

横浜トリエンナーレ2017・前哨戦

2017-07-23 09:26:36 | 横浜トリエンナーレ2017
ん?なんかいつもと違う横浜美術館……

8月4日から始まる横浜トリエンナーレは、三年に一度開催される現代アートの国際展なんだそうです。
すでに外から見られる作品もできているようで、昨日はお散歩がてら、ちょっと下見に行ってみました。


あれ、なんか窓枠が見慣れぬオレンジに。。
美術館の全面をどーんと使った、これは「安全な交通」という作品なんだそうです。
アーティストは艾未未(アイ・ウェイウェイ)さん。ドイツ在住の中国の現代美術家の方だそうです。


オレンジ色の枠は、地中海で難民の人たちが乗ってくるボートだそうです。
こんなゴムボートに何十人と乗って、危険をおかして海を渡ってくるんですね。


このカラフルな色は何かと思いきや、実際に難民の方が使ったライフジャケットだそうで、汚れています。なぜかヤマハ。


関内の方へ行くのに、美術館の横へ回ると、クロネコヤマトのトラックが止まっていました。
ヤマトの制服を着た人が何人か、何か書きながら歩き回っていました。搬入のための何かを確かめてるのかな?
かなりでっかいものもありそうですもんね。
クロネコヤマトには、美術作品を運送したり展示したりする部門があるらしいです。
考えたことなかったけど、責任重大だ……



というわけで、なぜか個人的にはいつになく盛り上がっている今回のトリエンナーレ。
現代アートが苦手という方も、この夏チャレンジしてみませんか?