水瓶

ファンタジーや日々のこと

春眠暁をおぼえず

2016-03-30 20:25:03 | 雑記

眠い………眠い………眠くありませんか???

なにやら桜の開花が始まったあたりから、やたら眠いです。桜の花粉には眠くなる成分が入ってるんでしょうか。

こちらは人形の家の常設コーナーにある賀茂人形です。
このお人形さんたちは県別の人形たちの所ではなく、クラシカルな人形たちの所にいます。
春の夢に出て来そうな顔してますよね。


同じく賀茂人形。なにか調子を合わせて踊ってるようです。


カンコ鳥。以下人形の家の札にあった説明です。

カンコは諫鼓と書きます。諫鼓とは、昔、中国で、天子(君主)を諌めたいと思う人民に打ち鳴らせるために、朝廷の門外に置いた太鼓のことをいいます。横浜人形の家では閑古鳥(カッコーのこと)は鳴かないのです!

うむ。人形の家、たしかに結構人が入ってるのです。企画展もかなり力を入れてやってますもんね。

今読んでるのは「興亡の世界史 シルクロード唐帝国」という本であります。
序章に、この本の読者としてまず第一に想定されているのが学校の歴史の先生、とあるだけあって、
私はそこまで知らなくてもいいんだけど、、、みたいな詳細かつ広範な歴史地理の知識が書かれています。
難しい内容も多いけれど文章は読みやすく、シルクロードに抱いていた、ぼんやりあいまいなイメージが、
よりしっかり細かにリアルに、色彩豊かに広がってゆく感じです。

中国の歴史はすさまじかったりするので私は苦手なんですが、十代の頃に河出文庫の世界の歴史シリーズを読んでいて、
この巻を書いた人は誰なんだろう?と思わず執筆者の名前を見たのが「大唐帝国」を書いた宮崎市定さんという人でした。
それまでは歴史の本て、誰が書いたとか気にしたことなかったんですが、要はそれぐらい面白かったわけなんです。
姉にもすすめたらやっぱり面白いと言って、歴史の本が面白いっていうのは、何が理由なんでしょうね?
「述ベテ作ラズ」ではない、でも大きく外れない歴史書って、書くのかなり難しいと思うんですけどね。。

まあそんなわけでお気に入りの唐の時代ということと、シルクロード関係で遊牧民族が出て来たりと、
ちょうど今の興味にヒットしていて面白いです。
キャラバン、隊商についても具体的に書かれていて、奢侈品交易とありまして、つまり贅沢品の交易。
軽くて、遠くまで時間をかけて持っていっても利益が出るくらい価値がある品々、
その代表が絹だったので、シルクロードと命名されたようです。
そのシルクロードの交易において中心的な役割を果たしたのが、胡人(こじん)と呼ばれたソグド人の商人で、
ネットワークがかなり行き届いていたようです。王朝交代の情報戦に一役買ったりしていた。
ユーラシア中央部に、広きに渡って点在するソグド人たちの都市や聚落も繁栄を極めていたようです。
戦闘能力も高かったようで、だからトルネコだって馬車でくさらせてたらもったいなかったんですね。

・・・ところで上の話とは関係ないんですけど、最近うちの近所でよく見かけるこのポスター
三国志の時代はわりと近年まで諸葛孔明と孔子を混同してたぐらいよく知らないんですが、面白くて思わず見てしまいます。

周りに伏兵がおるやも知れませぬ。よもや歩きスマホなどなさいますな。

って言ってるの、諸葛亮ってありますけど、諸葛孔明の親戚でしょうか。うん、歩きスマホはやめよう。あぶないよ~



眠り薬のような春の空気は、夏前にしっかり体力をたくわえておきなさいというメッセージだと思って、
夜更かししないで早く眠りましょう。春眠値千金ともいいますし。うい~、ねむいよう。。。

×春眠値千金→春宵値千金 でした。 でも気持ちはやっぱり春眠値千金。

桜とともに

2016-03-27 19:57:41 | 日記
色見本のピンクのようなピンクが青空にくっきり浮かび上がっていました。
河津桜はもう終わったし、カンヒザクラほど濃くはないし・・・?
と思った桜は、ヨコハマヒザクラというんです。
花期はソメイヨシノより少し早めだそう。横浜球場や元町の中川沿いで見られます。

昨日のお散歩花めぐりの写真です。桜から花壇の花、野の花まで。
昨日はまるで冬に戻ったように寒く、寒の戻りのような日でした。
でもこちらではまだ、ちら、ちら、とだけ咲き出したソメイヨシノが来週末ぐらいまで持ちそうかな?


国際橋たもとの桜は、まだほんの少しだけ。午後早いうちはまだ雲も多かったので、ちょっとさびしげな色合い。


足下を見ると小さいすみれが咲いてます。上ばっかり見て忘れないでね。


なずなの広がる中にちょっと違うこれはマメグンバイナズナのようです。ほんと、ちょっと違うんですよね。


赤レンガでは来週末から始まるフラワーガーデンの準備が着々と進行中。
創建105周年に合わせ、105体のイースターバニーが現れるそうです。写真はきっと花のイースターエッグですね。


フライングしてフラワーガーデンの花々。もう見て見て!といわんばかり。矢車菊の青紫がきれいです。


アネモネも風にゆらゆら。来週まで散らないでね。


赤レンガ倉庫海際に並ぶのはオオシマザクラ。葉と花が一緒に出るヤマザクラタイプですね。
白い花びらが青空によく映えます。



そうそう、そういえば明日から、こころ旅春の旅が始まるんですよ・・!

さっき夕ご飯を食べながら、お正月にやったこころ旅スペシャルの再放送見てました。
私が見始めたのは震災の後しばらくしてからで、だからもう五年にもなるんですね。
四十を過ぎて、なんとなくもやもやした感じがあって、網野さんやら宮本常一さんやらの本を読み始めて、
自分は日本のことろくに知らなかったんだなあと気がついて。
こころ旅や横浜人形の家の人形たちが、ちょうどそういう理解を助けてくれて、
震災で生じた激しいショックをやわらげて、足下がしっかりするのを助けてくれたように思います。

正平ちゃんは女の子が大好きだとか、すぐ音を上げるとか、見てて面白い所いっぱいあるんですけど、
見てる人の自由になるように、こころ旅の中心はゆずってくれるんですよね。
それが長く続いてる理由なんだろなあと思います。


オオシマザクラの足下にはハナニラ。光を浴びてうれしそう。


横浜球場まで歩いて来ますと、トップ写真のヨコハマヒザクラがピークでした。
ソメイヨシノのように、花のかたまりがポンポンと浮遊しています。



そういえば客寄せを「サクラ」って言いますよね。調べたらこんな風からサクラというようになったようです。
「パッと派手に景気よくやってバッと消える」。なるほど、ほんとに桜らしい・・!


球場ではチューリップまつりのチューリップも咲き始めていました。


ベイスターズが優勝するには交流戦をやめればいいんですよ………


小ぼたんのようなぼけの花。古い江戸民家の庭先にあるとよく似合いそう。三味線のおっしょさんの家とか。


球場内和風庭園に群生した水仙が午後の光を浴びて金色に染まっていました。

これからしばらくあちこちに何かしら花が見られる花三昧の季節です。やっぱり春はいいですね。
お天気があんまり激しく荒れないといいんだけどなあ。。

色んな国から

2016-03-25 19:00:00 | 横浜人形の家
カラフルな衣装にとぼけた表情。オランダ万才と書いてあるこの人形は…?

オランダ万才とは、諏訪神社の祭礼長崎くんちで披露される芸能だそうです。ルーツは比較的新しく、昭和の初め頃。
愛知県は旧三河国の伝統芸能である三河万歳をオランダ風にアレンジしたもので、
「長崎に漂着したオランダ人2人が生計を立てるために『万才』を披露しながら正月を祝って回った」
という筋書きに沿って行われるそうです。変にリアルな。
(サイト左上の動画の冒頭にオランダ万才の映像が見られます。)

先日行きました横浜人形の家、常設展のコーナーから世界の人形たちの写真です。
このオランダ万才の人形は日本の人形のコーナーにあったんですが、こちらで取り上げることにしました。

三河万歳については、網野喜彦さんか宮本常一さんの本で少し触れられていたんですが、
もうちょっと詳しく書かれた本はないかと調べたらあまりなくて、一番上に来たのは岡本綺堂の半七捕物帳にある、
ズバリ「三河万歳」という一篇。三河万歳について結構詳しく書いてあって、なかなか面白かったです。
wikiの才蔵市の記述は、この小説から引用してるんじゃないかな。
岡本綺堂は江戸時代も遠からぬ明治5年生まれ、そういう風俗を実際に肌身で知ってたのかもなあと思います。
読んでて思い出したけど半七捕物帳って、明治になって、隠居している老半七から聞き手が十手時代の話を聞くという、
ちょっと珍しい形を取ってるんですよね。けれんみのない、いぶし銀の本格派だよ!

で、その岡本綺堂の「三河万歳」によると、三河万歳は太夫(万歳ともいう)と才蔵との二人で組んでやる芸能で、
年の暮れに家々を祝福して回っていたようです。三河国は家康の出身地ということで江戸でも受けがよく、
太夫はわざわざ三河国から江戸まで来るんですが、相方の才蔵は太夫が期間内だけ雇うため、
日本橋の四日市で才蔵市という市が行われていたそうです。万才の相方探しの市場!
理由はわからないけど、才蔵候補は安房房総から来ることが多かったようです。太夫も才蔵も、普段は農民なんですね。
上等だと武家屋敷を回ったりしたそうで、そうすると結構な実入りにもなったんでしょうか。

ちなみにこうした門付(かどづけ)の人々が回る家々を旦那場といって、誰がどの家を回るか決まっていて、
門付をやめる時には、後継の人に旦那場の権利みたいなものを売ったそうです。ショバとかなわばりみたいな?
今の万才とは大分違うようですが、年の暮れや年始にやっていたというなごりは今もありますね。
たとえば染之助染太郎とかが昔の万才に近かったのかな。。この人たちを見かけるのはお笑い芸人の中でも、
お正月に特化していたように思います。いつもより多めに回しております!


このカナダのバンクーバーのお人形は横浜人形の家の入口近く、横浜の姉妹都市の人形たちのコーナーにあります。
以下その都市の人形たちをいくつかご紹介。


同じく横浜の姉妹都市、インドはムンバイの人形です。古い呼び方ではボンベイ。
そういえばボンベイ・サファイアってお酒があるんですよね。名前のとおり、サファイアブルーの瓶がとてもきれいです。


こちらはウクライナのオデッサの人形。


フランスのリヨンの人形。フランス人形のイメージとは違って庶民風ですね。大道芸の人とかかしら。。。

上に上げた都市のほか、アメリカのサンディエゴ、フィリピンのマニラ、中国の上海、ルーマニアのコンスタンツァの、
全部で八都市が横浜の姉妹都市だそうです。いっぱいいるね~
よく耳にするけど姉妹都市って実のところどういうものなのかと思って調べたら、こういう感じらしいです。ふうん。。

〈追記〉:
「リヨン 人形」と打ったら「リヨン 人形劇」と出て来まして、
どうやら写真の人形はリヨンの人形劇ギニョールのようです。
リヨンは絹織物で栄えた土地で、歯の治療薬を売るための客集めに始めて人気になった人形劇に由来するようです。
フランス版ガマの油売り?コマーシャルの元祖みたいなものでしょうか。
たぶん写真左が織物職工のギニョールで、右は酔っぱらいのニャフロン。
そう、なんかこの酔っぱらったみたいに顔が赤くてヒゲの青い、妙にリアリティのあるおっさん顔を見ている内に、
この人形にはなにかしら面白い背景があるに違いないと思ったのです。いい名前だなあ、ニャフロン。

そういえば前に、昔イギリスで人気だったパンチとジュディという人形劇についてちょこっと書いたんですが、
動画で探したらあったので見てみたんです………が、正直、あんまり面白くなかったんですね。。
時代も違うし、娯楽ズレしてしまってる現代の目には、退屈に感じてしまう内容なんだろうと思います。
でも、パンチとジュディとギニョールに共通しているのは、イタリア由来であること、
観客は庶民で、おそらく見る人の大半は文字が読めなかっただろうこと、風刺的なブラックさを含んでいること、
うっぷんを晴らすような内容であること、などじゃないかと思います。
それにしてもギニョールは、貴族階級を象徴するようなフランス人形と対称的ですね。
背負ってる物語はフランス人形よりも面白いかも。
美しさやかわいらしさを見せようとしたようには思えない人形には、案外こういう背景が隠れてるのかも知れませんね。


グリーンランドのお人形。北欧だと思ってたら、グリーンランドはカナダの北にあるんですね。
世界最大の島で、旧デンマーク植民地で、今はデンマーク王国を構成していて、独自の自治政府あり。。ん???
あ、そうか。世界地図をwikiにあるように見ると、なるほどデンマークとも近いわけだ。
んじゃやっぱり北欧でいいんですな・・・?

そういえば日本で見慣れてる世界地図は日本が中心にあるけど、各国、自国が中心に来る世界地図を採用してるんですよね。
ちょっとずらすだけで、見慣れた世界地図が全然違って見えてくるんだから不思議なもんです。
そういうのを固定観念というのじゃ、たぶん。


アメリカの鳥の人形。小さいんですがカラフルで目を引かれました。マンガみたいでユニーク!


中国の「送君仙子」。横浜に縁のある知人を通じて、胡錦濤前主席から人形の家に寄贈されたものだそうです。
こりゃまた大物来ましたね。。米の粉を材料に使った、しん粉細工製の人形だそうです。
調べてみたら、「送君」は見送るとか別れのような意味、「仙子」は仙女というような意味らしいんですが。。
ガラス瓶の中の精巧に作られた小さな人形で、私はなんかこういうモチーフ好きなんですよね。
スノードームとかボトルシップとか、閉じられた小世界とでもいいますか。

・・・にしても東アジアには「米粒に字を書きたがる文化」みたいな所があると思うんですがどうでしょう。こまけいの。


キルギスのお人形。説明書きにもあるように、兼高かおるさんから寄贈されたものだそうです。
そうそう、「鐘高かおる世界の旅」って番組ありましたね。あんまり見てなかったけど。。。


モルドバのお人形。モルドバはルーマニアとウクライナに挟まれた東ヨーロッパの内陸国だそうです。
世界にはまだまだ知らない国がいっぱいあるのう。


スイスのお人形。ヨーロッパ各国の人形って、顔や衣装が似てて区別がつきにくいんですが、地元の人にはわかるんだろか。

子どもの本を読んでいて感じる悲しさの出所ってなんだろなあと考えていたんですが、
絵本だとかの子どものための世界は、登場人物たちがたとえ動物だったとしても、
やはり実際の世界をベースにしたひな形のようなものが多く、けれど読んだ子どもたちが負担なく受け止められるように、
激しい怒りや悲しみ、不安などのネガティブな強い感情を引き起こすような事物が取り除かれているんですよね。
でも年齢が上がるにつれ、そういったネガティブなものも予習のように少しずつひな形の世界に取り入れられていて、
それで子どもの本には、小学校低学年向けとか高学年向けとか、中学生以上とかの記載がされているんじゃないかと思います。
この書き分けもけっこう難しいんだろうなあ。

そんな風に、子ども向けの本をつくっている人がおそらく一番に気をつけてやらなければならないのが、
負の感情の原因を取り除いたり、年齢に適するよう薄める作業で、その辺をやさしいといおうか、悲しいといおうか……。


ラスコーの壁画を思わせるウガンダの人形。うーむ、写実をつきつめてゆくと抽象になるのだ(てきとう。)


南アフリカ。やっぱりアフリカの人形、というかデザイン感覚というか、は、
ヨーロッパともアジアとも全然違う雰囲気なんですよね。



民族衣装を着て、それぞれにかわいい、美しい、ユーモラスな表情を見せる人形たち。
人形を作る過程でも、怒りや悲しみや不安のもとを取り除いてゆく作業が行われているんでしょうね。


      


ついで。小説「三河万歳」の中で半七が上役から、事件の調査を「鮭の頭でも拾う気でやってくれ」と言われるんですが、
これがどういう気持ちなのかいまいちわからない。。。

横浜人形の家・ジャッキーとおさんぽ!くまのがっこうワールド展

2016-03-21 08:34:01 | 横浜人形の家
巨大ダコに襲われ、パニック映画の様相を呈するくまのがっこう一隊。
ぐあああ、、熊の、熊の野生の本能さえ目覚めれば………

カッ・・・(なんか覚醒した音)

おでんの具にしておいしく食ってやるうぅ~~~

・・・いえいえ、「くまのがっこう」は、そーゆうお話ではないんですよね。

横浜人形の家で今やっている「ジャッキーとおさんぽ!くまのがっこう展」の記事です。
くまキャラといえば、くまのプーさんにパディントン、ブーフ、くまもん、その他にもいっぱいいると思いますが、
この「くまのがっこう」のくまの子たちもよく目にするようになりました。
しかしクマって、実物は恐怖の対象ですらあるのに、なんでこんなに人の心を魅きつけるんでしょう??


ぬいぐるみによるディスプレイもよく作られているんです。こちらマリンルックのくまの子。


釣りしてるのかな?絵本の場面を再現したものでしょうか。


チアリーダー・ジャッキーのお人形とポンポンを持って一緒に写真撮影もできるようになってるんですよ。
(・・・人のいない隙をみはからって私もつい。。森のなかまも。)

ジャッキーはくまのがっこう12匹のくまたちの中で一番下級生の、たった一人の女の子なんだそうです。


どういうシーンなんだろう。。帽子をかぶったくまの子が傷心の旅に出る所とか・・?


海賊船長くまの子と、涙をポロポロ流すジャッキー。足下には大きな赤いお魚。いったいどんなドラマが???
うーん、絵本読んでみたくなって来たな。。。


このくまのがっこう球儀がとてもよくできていて、ちゃんとぐるぐる自転して回るんです。
小さな人形たちがまたていねい細やかに作られていまして、こういうのにはほんと弱いんであります。。


くまの子たちががっこうに行く所かな?


おいしそうなごちそうの並んだテーブル。何かのお祝いのようです。


ふんふん、ジャッキーのおたんじょうびパーティーかも知れませんね。


すてんと転んだジャッキーが見上げるこの白い子は、どうもジャッキーの初恋のくま、
しろくまデイビッドくんのようです。しろくまなら氷も雪もお手のものですもんね。


風船気球でどこまで飛べるかな?


・・・ドラクエ4のエンディングを思い出して熱くなる目頭………


過去発売されたぬいぐるみもいっぱい展示されていました。安心のくま属クオリティ!


ずらりと並んだぬいぐるみたちのすみっこで、ぽつんとうつむく風情のこのくまくんに目をひかれてしまいました。
ふん、いいんだもん。すみっこでもさみしくないもん。。。


絵本が置かれていたので、パラパラめくって見ましたが、やさしいふんわりした水彩タッチの絵で、
大人が見ても思わず引き込まれてしまいます。水彩画いいなあ。。安野光雅さんとかもいいですよね。


シリーズでいっぱい出ているようです。この絵本で育った子どもたちも今は多いんでしょうね。

こうして子どもの絵本とかの世界に大人になってから入ってみますと、楽しい!かわいい!だけでなく、
子どもの頃には感じなかったであろう、悲しさみたいのも同時に感じますね。
もう戻れない子ども時代への憧れめいた切なさというのでもなく、
なんなんだろなあ。。このちょっぴりしみるような悲しさ。
ひょっとしたら、こうした子どものための世界をつくっている大人の人たちが抱いている感情なのかも知れません。

普遍的な子どものおともだち、くま。これからもなかよくしていこうね。


露をのせて

2016-03-20 11:06:44 | 日記
雨やらインフルやらでしばらく行けなかった内に、霧笛橋のマグノリアの花もすっかり毛皮のコートをぬぎ捨てていました。

昨日は昼頃はしっかり雨、出かける頃には小雨でしたが、横浜人形の家を見て回って外に出ると、
きれいに晴れ上がっていました。雨上がりに露をのせた花々、いいもんですね。


駅への道のりでよく庭先の花を撮らせて頂いているお宅の花。
おうちの方が梅のなかまなのよと教えてくれました。


クリスマスローズといいながら、花の時期は二月ぐらいから今頃ですよね。
うつむいて咲くせいか、花期の長い花です。


こちらもうつむいて咲くスノーフレーク。
最初はスズランと間違えていたんですが、花びらのふちに緑の玉模様が入ってるのがポイントなんです。


うつむき花三つめはヒュウガミズキ。学名のコリロプシスとは「兜に似ている」という意味だそう。
ほんとだ、古代ギリシャの兵ってこんな形の兜かぶってたんですよね。


港が見える丘公園は霧笛橋沿いのマグノリア。青空に強い白の花びらがよく映えます。
裏側にスッと入るマゼンタの筋がきれいですね。


木の上がなにやらガサガサピーピー騒がしいと思ったら、ヒヨドリ隊が夢中で花びらをついばんでいました。
おいしいんでしょうかね・・?たしかに食べではありそうなしっかりした花びらです。しかしぶっくぶくなお腹だなあ。




港が見える丘公園の見晴し台から眺めた大さん橋。
公園内は花壇などの大幅なリニューアル工事中で見られない所もありますが、バラの時期には完成するんじゃないかな。


ベイブリッジのふもとに積み上がったコンテナ。うーん、雨上がりのせいかよく見える。


山手の通り沿いのシモクレンはちょうど見頃に。






外人墓地入口近くのコブシ。今がピークとわんさか咲いています。


だんだん夕陽。日が長くなりましたね。







横浜人形の家では、今「ジャッキーとおさんぽ!くまのがっこうワールド展」をやっていて、
雨にも関わらずけっこう人が来ていました。下の写真はちゃんと自転している「くまのがっこう」ワールド球。
これがまたすごく細かくよくできていて、連れのおっさんの心もすっかりわしづかみにしていました。
スタンプラリーでかわいいステッカーももらえちゃいますよ。4月17日までだそうです。

「くまのがっこうワールド展」と、常設展の人形たちもまた少し入れ替えがあったようなので、
それぞれまとめてブログにアップしていく予定です。しかし、そっか。もうお彼岸になるのかあ。早いなあ。。。