鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

掃除その2

2015年12月25日 00時00分01秒 | 紹介

 表面をミクロ的に見ると、きれいになっているとは、表面が限りなく平滑であり、異物がない状態であるのであるが、人間の眼で見ても分からない。強いていえば、身体でもっとも敏感であるのは指先である。その感覚は、千分の一~三ミリぐらいが限界といわれている。表面に付いたゴミや埃は手のひらでぬぐうことによって清浄面が得られる。もっと厳格な表面を得ようとすれば、電子部品などの洗浄は薬品を使い、除電して、正常な水がよどみがなく、塗れている状態まで洗浄する。塗装する表面は平滑で、余分な異物が付いていない方がよい。

 平面が平滑であるとは金属ならば光沢が出る。光が正反射するからで、表面に凹凸があれば乱反射するので、つやがない状態に見える。水をかけると玉になる状態は、表面に油性の異物が付着しいているからである。

 

 やっかいなのが静電気による埃等の付着である。着ている服が足にまとわりつくのは、静電気の発生で、身体自体が帯電するからで、皮底の革靴・ゴム靴以外のプラスチックであると帯電しやすい。家庭においても、着ている服によって、帯電しやすい人も多い。歩けば摩擦によって静電気が発生し、除電しない限り身体に帯電する。帯電していれば、埃もつきやすくなる。アルコールによって空気中に放電する。除電用のスプレーはアルコールが含まれている。乾燥していると帯電しやすく、湿気があると放電するため、帯電しない。従って冬場の方が静電気を帯電しやすくなる。この埃の付着は服が汚れやすかったり、露出している皮膚が汚れやすくなる。金属に触れると放電し、火花が出ることがある。

 

 化繊の下着(ストッキング)やセーター、やシャツなどのポリエステル樹脂の繊維などは帯電しやすく、木綿は帯電しにくい。安物の化繊では埃が付きやすく、木綿にメリットがありそうである。昔、誇り(埃)高き男・誇り高き女などという言葉が映画の影響で使われたが、静電気の影響であれば幻滅である。静電気が及ぼす危険性もある。密閉された箇所での粉塵や炭塵は、一定の量に達するとちょっとした点火源があると爆発を起こす。空気中で摩擦によって帯電するからである。

 

 何が言いたいかといえば、人間の眼で見ただけでは埃が付いていないかどうかはよく分からないことで、眼で見てきれいであっても微細な世界は全く異なっているからで、掃除の難しさは、カビの胞子やウィルスなどは眼で見えないため、その除去は大変な作業である。清掃管理の徹底は必ず衛生環境と直結していることである。表面的なきれいさでは満足行かない世界があることを承知されたい。