あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

ルース・スタイルス・ガネット作・ルース・クリスマン・ガネット絵・渡辺茂男訳「エルマーのぼうけん」を読んで

2024-07-31 14:11:39 | Weblog

照る日曇る日 第2086回

 

歳を取ってだんだん先が短くなってくると、あまり難しい本は遠ざけて、幼児用の絵本や童話を読みたくなってくる。

 

「エルマーのぼうけん」は有名な3部作のはじまりの1冊であるが、冒険少年ならではの次々に押し寄せる大冒険を、こんどはどう乗り切るのだろうとハラハラさせながら、ひとつひとつクリアーしていく物語のつくりの手作業に感動させられてしまう。

 

ついこないだ亡くなってしまった原作者の周到なプロットは、あくまでアマチュア創作家の手仕事で、いくらAIが学習しようとしてもアマチュアすぎて無理だろう。

 

しかしエルマーのお母さんて、嫌な女だ。実際にガネットの母親ってそんな人だったんだろうね。

 

       餞暑尽詩集の残は九部なり 蝶人

コメント
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