あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2024年文月蝶人映画劇場その2

2024-07-12 10:02:53 | Weblog

 

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3688~92

 

1)信友直子監督の「ぼけますから、よろしくお願いします。」

認知症になった80代の母親を介護する90代の父親を一人娘が見守りつつ記録した感動的な2019年の老々ドキュメンタリー。誰しもが辿る道のりであるが、こんな修羅場をよくもカメラを回せたなと驚く。

 

2)信友直子監督の「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり母さん」

前作の続編で脳梗塞で入院することになった母親をなおも献身的に看護する100歳になった父親。偶々帰宅した母親がそこが自宅であることを喜ぶシーンは感動的。やがてついに死を迎えるが、愛妻への感謝の言葉を述べる父親の態度に打たれる。2002年の壮絶なドキュメンタリー。

 

3)R・アッテンボロー監督の「遠い夜明け」

デンゼル・ワシントン、ケヴィン・クライン主演、1987年製作の南ア黒人解放闘争の苛酷な現実を描く。ネルソン・マンデラ政権は1994年だからこの映画の貢献は大である。

 

4)ジョエル・シュマッカー監督の「フローレス」

元警官のマッチョでコンサバなデニーロが脳卒中に襲われたことから性的偏見から次第に解放されていく1999年の教訓映画。

 

5)チョ・ギュジャン監督の「目撃者」

深夜のマンションで目撃した殺人事件を通報しない会社員に降りかかる災厄の数々を描いた2018年の韓国製サスペンス映画。

 

「ボク、田中みな実好きです」と七夕の短冊に書くコウ君 蝶人

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