黄色いチームの選手による社会貢献活動を紹介します。黄色いといっても、柏だけでなく千葉も一緒に紹介します。社会貢献活動もコーチやマスコットだけでなく、ちゃんと選手(トップ)が地域を訪問している立派な活動です。
「成功した地域密着型クラブ」という事で、どこかの県で講演会か何かの情報を聞きました。新潟はきちんと選手による社会貢献活動をされていますが・・・ 下の2クラブの事例を見ると、選手と地域が密着しているなぁと思います。「成功」というのは数字だけなのか、地域の実態なのかと。
【「第50回記念 柏市民新春マラソン」に2選手が参加(J1柏)】
【概要】
・日時: 1月16日(日) 10:00~13:00
・会場: 千葉県立柏の葉公園総合競技場
・内容: 「ホームタウンチームと走ろう」
J1柏の選手2名と、積水化学女子陸上競技部(本拠地:柏市)選手2名がファミリーの部(2km)に、小学生1名と選手1名がペアを組み参加。
J2岡山でも、昨シーズンにカンスタ周辺で、歩け歩けウォーキングを開催し、天満屋陸上部の選手が一緒に歩かれましたね。こちらの事例は地元のゲストランナーだけでなく、トップ選手が一緒に参加して市民とふれあい、なおかつ競技としてタイムを競うものです。トップ選手と一緒に走るのも、沿道で観戦するのも盛り上がった事でしょう。
J's GOAL該当ページ:http://www.jsgoal.jp/official/00112000/00112678.html
もう一つの黄色い事例です。J2岐阜の選手による社会貢献活動が、Jリーグ全体で一番開催数が多いと報告されていました。選手が手分けをして、岐阜圏内の全市町村に赴き、シーズンスタートの報告を行うというもので素晴らしい事例でしたが、J2千葉にも負けない事例がありました。選手・スタッフ全員がホームタウン内の学校、病院、福祉施設を訪問するのです。
この選手による社会貢献活動は、2006年からという事でもう5年実施されています。J1柏でもそういう事例を観た事があります。そういえば・・・まだNPO時代にヒデ中川選手が、玉島の老人ホームを訪問して、リフティングパフォーマンスを披露したという新聞記事を読んだ事を思い出しました。今度はいつああいう記事を目にできるのかなと。以下紹介。
【施設訪問(J2千葉)】
シーズン始動を前に、クラブのスタッフ選手全員がホームタウンである市原市・千葉市内にて、地域貢献活動の一環としてボランティア活動を行う。このような活動を定期的に行うことにより、自然保護、福祉、人権、貧困など、社会で起こる様々な課題に目を向け、プロスポーツ選手、クラブスタッフを越え、広い視野をもった人間性を養う。
・日時
2010年1月14日(金)
・訪問先
市原市・千葉市内の特別支援学校9ケ所。
千葉聾学校、桜ヶ丘特別支援学校、仁戸名特別支援学校、袖ヶ浦特別支援学校、県立千葉特別支援学校、市原特別支援学校、千葉市第二養護学校、しいの木特別支援学校、千葉大付特別支援学校
・訪問概要
各施設とも、選手・コーチングスタッフ・スタッフ6名程度が訪問し、ゲームなどを通して児童・生徒と触れ合う。約1時間程訪問予定。
単なる施設訪問ではなく、「社会問題に目を向け、プロスポーツ選手、クラブスタッフを越え、広い視野を持った人間性を養う」という大きな目標があります。「わざわざ来てもらった選手には、サッカーだけをやってもらえばいい」と選手を出したがらなかったクラブがあったとしたら、クラブ自体が視野が狭いという事になるのでしょうか。選手としても、しっかりした人物であればどのカテゴリにいても、その辺りはしっかり身についていると思います。
コメントありがとうございます。こういう地域に元気を与える活動が、どんどんやって欲しいと思います。