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優勝の味21

2013-12-09 00:20:35 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 昨日、J1リーグで広島さんが連覇を決められました。連覇おめでとうございます。当ブログでも、マリノスさんだったら、W杯ネタの予定でしたが、逆転連覇されたという事で、急遽記事の変更です。それくらい当ブログでは考えさせられる結果なのです。
   
 まずは昨日の状況。実はずっとNHKを観ていました。昨日の大作を打ち込みながら。まあ、マリノスが上手く決めるのだろと思っていたら、川崎に先制されて別会場で広島さんも先制。そのまま、広島が勝ち、横浜が負けるという結果に。広島は終了ホイッスルと同時の歓喜にはならなかったですが、優勝は優勝。それにしても、昨日は他の上位がことごとく敗れて、ある意味ふがいない印象も少し。ACL枠には見事川崎が入ったのがちょっとうれしかったかな。浦和の失速も目立ちましたね。鹿島もいいところまで迫ったのに。やはり、勝ちきれるチームが最後に笑い、勝ちきれないチームが最後にピッチでうなだれるようです。どこかのJ2チームにもそんなところが。

 J1での2連覇は4チーム目で通算5度目。昨オフ、即戦力を補強せず非難の声が上がったが、織田強化部長は「むやみに獲得するより育てた選手で十分戦える」と判断。新加入は新卒4人。3年ぶり出場のACLでは敗退が決まると若手に経験を積ませたとか。
 失点数は昨シーズンの34を更新するチーム記録の29。完封試合数も優勝チームでは、'06年の浦和に並ぶ15と堅守が光っていました。森保監督は8月の甲府戦から3連敗した際には解任も覚悟したそうで、「去年の成功体験があったから結果につながった。今年の優勝のほうが苦しかった。すべて成長した結果」と、残り2戦で勝ち点差5を引っ繰り返したのは圧巻でした。
 J1広島の年間予算は31.7億円は、昨シーズンのJ1では18チーム中11番目。予算が限られ、主力が引き抜かれる地方クラブの現実に打ち勝ったと言えます。

 この結果で一番思ったのが、ここ最近はACL出場チームはどこもレギュラーシーズンは苦しみ、また違う顔ぶれが上に来るという構造のはずが、何と広島の連覇ってと。某黄色いチームも今シーズンは日本のために、ACLを戦ってきましたが、リーグ戦は10位に終わる。一方の広島はACLのグループリーグで0勝3敗3分で早々に敗退して、リーグ戦に戻ってくる。見方によっては、ACLに早々に負けたからリーグ戦に集中できたという事も言えるかもしれません。この傾向は個人的には余り良く見えません。今後、ACLに出場するチームがリーグ戦を優先したいために、ACLを軽視する事が予測されます。そりゃ考え過ぎだろと言いそうですが、今回広島さんが「ACL早い敗退→リーグ戦優勝」という事例を作ってしまいました。今シーズンからJリーグか日本協会だったか、ACLの支援制度を作って、本気でACL優勝を狙いに行ったのに。
 まあ、恨み節みたいな話はこの辺で。

 サッカーキングに広島の連覇の2つの理由について述べられていました。一つ目は「石原のような選手を獲ってきた強化部」。昨シーズンにJ1大宮から石原選手で、昨日の試合でも2得点を取り、結果的に優勝の原動力になった選手です。J1大宮での石原は日本代表の予備登録メンバーに入る力はあったが、いわゆる「スーパーサブ」であり、そういう選手を狙い撃てるのが、広島強化部の眼力としています。
 「広島はユースから育てた選手が躍動して強くなった」というものがあり、連覇にユース出身選手の存在なしに今回の連覇は語れないが、今シーズンの出場時間上位11人のうち、ユース育ちは2人だけとか。外人助っ人が1人で、高卒から育てた選手が1人(青山)で、残る8人が他のクラブから補強してきた選手。広島の成功は、選手が引き抜かれていく宿命にある中小クラブにとって大切なことが、「選手を引き抜かれないようにすること」ではなく、「いかにチームに合う優秀な選手を(できれば安く)引き抜いてくるか」であることを教えてくれたと締めくくっています。
サッカーキング該当記事:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131208-00153558-soccerk-socc
J1広島関連⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130921
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130129
  〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111023
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090412
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070805
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070314
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060222
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060205

 今日はオレンジホールに行っていましたが、同じ時間帯で様々なドラマが繰り広げられていました。まずはJ2・JFL入れ替え戦。讃岐さんが1-0で鳥取をリードし、そのまま勝ちきりました。夢に見た瀬戸内海ダービーがついに実現します。一方の鳥取さんは残念です。ただ、某黄色いチームもそうですが、一度降格して膿が落ちて、蘇生する場合もあります。柏の復帰即優勝とまではいかないですが、1年で強くなって戻ってきて欲しいです。
 そしてJ1昇格プレーオフ。京都さんから徳島さんが2-0とリードし、そのまま勝ちきりました。四国初のJ1チーム誕生です。それらの模様はまた後日。あと、ファジのファン感に参加してきました。その模様は明日。


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