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サッカーファミリーの力8

2017-04-14 00:01:31 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 先日、素晴らしいニュースが流れました。J1浦和の李選手を中心に選手が集まって、発展途上国の子ども達向けの慈善団体を設立するとの事。李選手といえば、当ブログもよく知っている存在。今でこそ浦和さんの主力選手ですが、元々はJ1柏の選手で五輪代表に選出された頃、帰化する頃までイ・チュンソン選手として活躍していました。以下、抜粋して紹介。
   
【途上国の子ども食料支援、Jリーガーが慈善団体:読売新聞】
 発展途上国の子どもたちの食料支援などに取り組もうと、J1選手100人が参加する慈善団体「SPOON FOUNDATION」を発足。J1浦和に所属する李選手の呼びかけにJ1の複数のクラブの選手が賛同。今後はインターネットを通じて、選手やファンからの寄付を募集。当面は国連世界食糧計画(WFP)に寄付し、発展途上国の子どもらの給食を支援。団体では東京五輪・パラリンピックを控え、サッカー以外の競技の選手にも協力を呼びかける方針。記者会見の日、李選手が昨年チームのルヴァン杯優勝時に自身が獲得したMVP賞金100万円を寄付。李選手は「将来、給食支援を受けた子どもたちの中からプロサッカー選手が誕生すれば良い」とコメント。
   
【子どもたちを笑顔に…李忠成の思いと行動が形に:サッカーキング】
 自分にも何かできることがあるのではないか。李選手はそういった思いをずっと抱いていた。海外では、社会的に成功を収めた者が利益を社会に還元するのが一般的となっており、サッカー界も例外ではない。李選手は'12年から'14年にかけて在籍していたサウサンプトンで、チームメートが積極的に慈善活動を実施。
「僕がサウサンプトンにいた時、ザンビアやケニアの選手がいて、試合が終わった後に自分たちの国に行ってサッカースクールをやったり、スパイクを送ったり、お金や食料を送ったり、そういったことをマメにしていた。それを見ていて、日本でももっとできる人がやっていいと思っていた」とコメント。

 自分も子どもたちの助けとなれるのなら……。まずは親しい人、チームメートにその考えをぶつけてみると、多くの人たちが好意的に受け止めてくれた。李の熱意は周囲にどんどん波及し、気がつけば志を同じくする者が100人にもなっていた。偉い人たちに言われてやらされるのではなく、自らの意思で仲間が集った。それが李には何よりも頼もしかった。 2017シーズン李忠成は、公式戦1ゴールにつき5万円をSPOON FOUNDATIONを通して、助けを求める子供達に「給食」という形でサポートしていきます。
「この活動は選手から始まった。一つの力はすごく弱いけど、集まって大きな力になれば、何か大きなものが作れるんじゃないかと思ってみんなに声をかけたところ、立ち上がる前に100人の選手たちから賛同を得た。それは奇跡だと思う。J1だけで今、12チームの選手たちが賛同してくれているし、ここからさらに増えていく。立ち上がったからこれで終わりじゃなくて、長く続くものを作っていきたい。今回ローンチしたことで寄付金も募れるし、それで助かる子どもたちがいる。長く続ければ続けるほど、多くの子ども達の笑顔が見れるので、本当に楽しみ」とコメント。
サッカーキング該当記事:https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170410/574427.html?cx_top=newarrival

【サッカー選手による寄付・社会貢献組織「SPOON」設立発表会見】
 Jリーグや世界で活躍するサッカー選手が、寄付・社会貢献組織「SPOON」を設立。約100人の選手が賛同し、集まった資金を途上国の子供を支援するために国連WFP(世界食糧計画)に寄付。李選手はじめ選手(長澤、梅崎、関根、李、遠藤、宇賀神、柏木の6選手)と代表理事の吉川元偉前国連大使らが設立の趣旨と今後の計画を発表。
 募金活動などの中核となるアスリートアンバサダーとして、李選手はじめJ1浦和の遠藤、宇賀神、柏木各選手に任命状を授与。本保副代表理事、森事務局長は、スポーツの垣根を越えてアスリート全体に活動の輪を広げようと、ニューヨークでの同様の活動をも視野に。プロジェクトのきっかけとなったのは、日頃、形で示せる社会貢献活動を探していた李選手が昨年8月、吉川氏に相談したこと。
日本記者クラブ公式HP該当記事:https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/34804/report

 素晴らしいですね。代表理事が元国連大使というのもいいですね。チュンソン選手がプレミアリーグ在籍時代に、選手の社会貢献活動での世界のスタンダードを知り、それを日本で実現したわけですね。世の中では数字や成績ばかりばかりこだわる風潮もあるのかもしれませんが、こういう役割が本当のJリーガーの使命だと思います。こういう活動を観て欲しい人の顔がいくつも浮かびました。
 公式HPを観てみました。SPOONアンバサダーはJ1の15選手。J1柏からは大谷主将と航輔選手の名前がありますね。SPOONサポートプロジェクト賛同選手は実際の参加協力選手でしょうか。たぶん、この活動が順調に広がれば、JリーグとJFAからも連携の申し出があり、更にJリーグや日本サッカーを代表する活動として認知されていくでしょう。これからも頑張って欲しいですね。
SPOON公式HP:http://spoon.gives

コメント
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