春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ。
今日の福岡は、雨ではないですが、曇り模様でちょっと寒いです。
幸い強風の影響はないようで、明日以降は回復するみたいですね。
さて、今日は、『PHONAK(フォナック)』について取り上げましょう。
フォナックは、SONOVA(ソノヴァ)という聴覚における分野で総合的なサービスを展開している企業を母体とするスイスの補聴器メーカーです。
日本では、事業展開が10年程度で、メガネ兼業店さんよりも補聴器専門店で取り扱っているところが多いことからも、なかなか馴染みがないかもしれません。
しかし、ヨーロッパでは20%のシェアを誇る世界1、2の補聴器メーカーです。
補聴器だけでなく、FMシステム、線音源スピーカーシステム、人工内耳、聴覚保護システム、高性能イヤホンなど『聴覚(きこえ)』に関する広い分野で特徴的な製品展開をしています。
補聴器では、サウンドリカバー(周波数圧縮変換)技術が特徴的です。
重度難聴で高音域がスケールアウト(測定不能)している場合、きこえさせるために高音域の利得(ボリューム)を上げると、ハウリングしてしまいます。
サウンドリカバーは、無理やり音を入れて聞こえない部分を聞こえさせるのではなく、聞こえる部分に音を移動(圧縮変換)して聞こえるようにする高度な技術です。
また、防水タイプの補聴器もラインナップに揃えており、防水・防塵の国際保護等級IP67を取得しています。※耳かけ型のみ
防水タイプの補聴器を持っているメーカーは、フォナック、シーメンス、リオンの3社しかありません。※リオンのみ耳あな型もあり
私は補聴器メーカーに勤めていたので、ぶっちゃけトークをしますが、『防水』というたえる補聴器は本当に高いレベルで技術を持っていないと成しえない製品です。
深海探査船やダイパーズウォッチにしても技術力のある国やメーカーでしか持っていないですよね。
本日は以上です。
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