春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町活動エリア)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ
木曜日の23日は、
午後から臨時休業をいただいて
補聴器メーカー、GNリサウンド社の
秋季補聴器セミナーに
参加してきました。
同社の木村社長のプレゼンテーションでは、
近々の補聴器マーケットのことを説明されました。
4月以降の消費税アップが
補聴器業界にも影響しているとのこと
なかでも
非常に有益な情報だったのは
欧米の補聴器マーケットに関することでした。
アメリカ市場では、
2014年の補聴器出荷台数の予想が
なんと!310万台。
実に日本の6倍です。(驚)
また、2013年のヨーロッパ先進国での
補聴器出荷実績は、
ドイツ…98.4万台
イギリス…146.5万台
フランス…55.9万台
ということで、
いずれの国でも
2014年度は、
補聴器マーケットが拡大しているそうです。
これに対して、日本では
ここ半年間の実績が
前年割れの状態で
年間を通じても
停滞していると言わざるを得ません。
逆に、日本市場で伸びているのは、
補聴器に関する
クレーム(相談)件数。
年々、高性能でスタイリッシュな
新型の補聴器を
各補聴器メーカーさんが
市場投入しているにも関わらず、
補聴器出荷台数の伸びよりも
クレーム件数の伸びの方が大きいとは…。
我々、最前線の補聴器屋さんが
一層、努力しなければならないのではないでしょうか?
木村社長に続いてプレゼンされたのは、
ITジャーナリストの林信行氏。
GNリサウンド社の製品『リサウンドリンクス』が
米アップル社とのコラボ製品ということもあり、
i-Phone、i-Pad、i-Potなどで
どんなことができるのか?
補聴器や他の家電製品と連携することでの
利便性など実演を交え、
とてもわかりやすく講演されました。
なかでも
直感的に操作できる
i-Phoneなどは、
シニア世代こそ使うべきだと言われています。
今後、団塊世代が補聴器のターゲットユーザーに
突入してくることを踏まえると
i-Phoneで操作できる
リサウンドリンクスは、
まさに、先駆的な製品と言えます。
GNリサウンド社の技術部、小川博規氏のプレゼンでは、
今回ラインナップで増やされた
リサウンドリンクスの
77/88シリーズの特徴及び
先行で発売されている61タイプ(RIC)の
症例発表がありました。
まず、驚いたのが
リサウンドリンクスの両耳販売率。
ユーロトラックやジャパントラックの情報で
補聴器の両耳装用率は、
アメリカ…74%
ヨーロッパ…55%
日本…39%
なのですが、
リサウンドリンクスの両耳販売率は、83%。
※ちなみに当店の両耳率は、52.2%。
両耳専用モデルと言ってもいいくらいです。
これには、びっくりしました。
今後もラインナップが増やされて行くことを
期待したいと思います。
セミナーの最後は、
ANAビジネスソリューションから
川上美佐子氏が講師として来られ、
1時間半、みっちりと
「おもてなしの心を伝えるために」
接遇での心がけを学びました。
ANAの元CAさんということでしたが
とても素敵な講師さん。
日頃、接客について
当たり前に心がけていながら
ついつい忘れてしまっていることを
再確認させていただけたと思います。
久しぶりに
天神に出ましたが、
内容の濃いセミナーに参加できたと思います。
本日は、以上です。
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