春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ。
昨日はメーカー在籍時代、福岡営業所の営業事務だった女性が店に遊びに来てくれました。
おまけに現在の担当営業マンさんも偶然、営業訪問で来てくださったので、まるで同窓会。
因みに私の家内もこの女性事務員さんの前の営業事務でしたので、4人の話が会社の話で盛り上がり楽しい時間でした。
さて、今日は最近よく取り上げられる「突発性難聴」について取り上げましょう。
「突発性難聴」は、その名からわかるように、ある日突然、聞こえが悪くなってしまうという厄介な難聴です。
「朝起きたら聞こえが異常に悪かった。」とか「仕事で休憩していた時、突然聞こえなくなった。」など難聴の兆候がないまま突然聞こえなくなります。
じわじわ低下する老人性難聴と明らかに異なり、本人にはっきりと難聴が自覚されます。
ほとんどの場合、一側性(片方)の難聴ですが、まれに両方とも聞こえなくなることがあるようです。
原因が不明であることも厄介な理由の一つです。
私の同僚にも経験したものが2~3人います。
年間35,000人ほどが、この病気で病院に駆け込むようで、40~50代の方が多いようです。
最近では有名人もこの病気でメディアに取り上げられているのでご存知の方も多いでしょう。(浜崎あゆみさんや相田翔子さんなど)
注意していただきたいことは、すぐに病院に行くことです。
仕事や勉強などを理由にして、病院での適切な治療を行わなければ、聴力が回復せず、その後の人生が変わってしまうかもしれません。
1週間以内に治療を行なえば比較的、聴力の回復が期待されるようですが、2週間以上経過すると治癒する確率が極端に落ちてしまうそうです。
「何をおいても先ず病院!」ですね。
私が知るある経営者の方が、昔、突発性難聴を患われ、病院に行くも聴力が回復しなかったそうです。
治療をあきらめていたところ、たまたまスルメを噛んでいた時、突然耳の上の方で「パチ」という音がしてきこえが戻ったという方がおられました。
スルメを噛んだことが原因かわかりません。
もともと原因不明の難聴なので、かかっていた耳鼻科の先生も何故、元に戻ったのか説明がつかないとおっしゃられたそうです。
発症する際は、耳鳴りやめまいなどが副症状としてあるようですが、めまいに関しては複数回起こらないそうなのでメニュエル病とは異なります。
治療には、ステロイド(抗炎症剤)やアデホスコーワ(血流改善剤)、メチコバール(代謝促進剤)などが使われるようです。
統計上は、適切な治療を行っても、完治するのが1/3程度、完治しても耳鳴りや難聴が後遺症として残る場合が1/3、そして不運な場合、残りの1/3が改善しないとのこと…。
原因は不明なのですが、突発性難聴を発症する人は、睡眠不足、過労、ストレスなどを持つ人が多いようなので、普通に仕事をしている人であれば、誰でも可能性はありますね。
本日は以上です。
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