春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ
最近、夕方が暗くなってくるのが早くなってきました。
お店が終わった後、正面の春日公園をジョギングしているのですが、2周目を走るころには真っ暗になっています。
Tシャツ、ジャージの様相で走っていますが、だんだん寒くなってきているので、そろそろ長袖のトレーナーが必要です。
先日、嫁が私に触発されたのか、早朝ウォーキングを始めました。(これまでも何回か試みているのですが…)
1日でリタイヤしております…。
「3日坊主」ならず、「3日持たず坊主」。(笑)
私のジョギングはそろそろ2ヶ月。
既に習慣化してきているので、雨の日以外は走ってます。
健康維持のため、できるだけ続けていきます。
さて、本日は「2013年第3四半期(7月~9月)の補聴器国内出荷台数」について取り上げます。
10月中旬、各補聴器メーカーの3ヶ月出荷実績が発表されました。
3ヶ月間の出荷実績は、全メーカーで、135,362台(前年比101.9%)。
「微増」といったところでしょうか。
個別にトレンドを見ていくと、
ポケット型(デジタル)が142.1%と急増していますが、アナログタイプは62.9%、ポケット型全体では89.7%となっています。
シーメンス社が昨年デジタルタイプのポケット型を発売して急速にデジタルへとシフトしているようですが、全体的には10%ほど減っています。
補聴器全体からの構成比としても7%程度なので、今の時代、進んでポケット型を求める方は少ないようです。
耳かけ型については、相変わらずPR41電池仕様ののRICタイプが人気。
136.2%の伸びで、補聴器を購入される方の約15%の方がRICタイプを購入されています。
一方、PR536電池仕様の耳かけ型は47.7%と激減。
超小型補聴器は、目立たない特性が売りなのですが、電池寿命の短さや取扱いの細かさが指示されていないようです。
耳かけ型全体では、107.6%。
何より、構成比が55.1%と補聴器を購入する方の半分以上が耳かけ型補聴器を購入していることです。
当店で振り返ってみても、ここ2ヶ月間、耳かけ型の補聴器を購入されたお客様ばかりです。
理由としては、
・小型化が進み、耳かけ型の補聴器が目立たなくなった。
・カラフルなケースで色が選べる。
・防水タイプやナノコーティング(撥水コーティング)が増えた。
・ハウリング抑制機能の向上で、ピーピーなりにくくなった。
・耳あな型に比べ、装用の違和感が少ない。
という点が指示されている理由でしょう。
「色が選べる」という点は消費者にとって大きな要因かもしれません。
i-Phoneも「5C」は売れているようです。
ユニクロのフリースにしても、トヨタのアクアにしてもカラフルなラインナップが消費者に受けています。
メーカーの本音からすると、在庫ストックが大変なんですけどね。(笑)
また、現在では耳かけ型に防水タイプのラインナップが増えてきています。
SIEMENS社のAquaris(アクアリス)シリーズ
PHONAK社のボレロ、ナイーダシリーズ
Oticon社の耳かけ型(アルタ、アクト、イノなど)
は、防塵・防水の国際保護等級を取得しています。
防水タイプ以外の耳かけ型補聴器も、ナノコーティングという撥水コーティングを施されたタイプが増えているので、「準防水」といったところ。
汗や水気への対策を強化しています。
耳あな型の方では、カナルタイプがかろうじて100.9%と前年維持していますが、ほかのタイプはいずれも前年割れ。
全体でも96.4%と振るっていない状況です。
オーダーメード補聴器が増えていない状況では、補聴器のマーケットが伸びているとは言い難い状況です。
台数が伸びていない状況に対して、唯一の光明は、補聴器の平均単価がアップしているという点です。
メーカーの出荷ベースで、¥56,934⇒¥59,788と3千円近く上昇しています。
店頭ベースでは¥10,000近く平均単価が上がっていることになるでしょう。
アベノミクス効果なのでしょうかね。
恐らく、購入する方が1ランク上の機種を購入しているというよりも、高額機種を購入しているユーザーの絶対数が若干増えているのかもしれません。
市場では、来年4月、消費税が8%になる前に大きな買い物をする消費者が増えているようです。
住宅、マンション、車など「大きな買い物をするのは今のうち。」と購入を急ぐ方も…。
補聴器の販売業者が、もし「消費税が上がる前に、補聴器を買った方が良いですよ。」と購入を急がせているようなら、ご注意ください。
補聴器は、非課税です!
消費税が上がろうが、全く影響はありません。
ただし、電池やリモコンは、課税対象なので少々影響があるかもしれませんが…。
よ~く検討して購入しましょう!
本日は、以上です。
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